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人権の歴史と理論―「普遍性」の史的起源と課題(辻村みよ子著作集 第2巻)

人権の歴史と理論―「普遍性」の史的起源と課題(辻村みよ子著作集 第2巻)

第2巻は、人権宣言の実証研究から現代的人権の「難問」に挑む。個人の尊重、生存権、生命権、平和的生存権、安全等への飽くなき追究

著者 辻村 みよ子
ジャンル 法律  > 憲法
シリーズ 法律・政治  > 著作集・全集
出版年月日 2021/02/28
ISBN 9784797213621
判型・ページ数 A5変560ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

 『人権の歴史と理論 ―「普遍性」の史的起源と課題(辻村みよ子著作集第2巻)』

  辻村みよ子(東北大学名誉教授) 著


【主要目次】

◆第1章 フランス人権宣言の「普遍性」―近代人権の史的起源を求めて
◆第2章 人権と女性の権利
◆第3章 人権宣言と日本の憲法
◆第4章 現代の人権論と人権主体
◆第5章 難問としての現代の人権
 
   - - -

【細目次】  

◆第1章 フランス人権宣言の「普遍性」―近代人権の史的起源を求めて

◇1 1789年人権宣言の制定と意義

 Ⅰ 1789年宣言の歴史的意義
 Ⅱ 1789年宣言の起源―「人権宣言論争」の現在
 Ⅲ 1789年宣言の制定過程
 Ⅳ 諸草案の特徴―「人権」の構造を中心に
〔補 遺〕

◇2 人権宣言の構造と人権の「普遍性」

 Ⅰ 1789年宣言の構造
 Ⅱ 「人の権利」の内容と限界
 Ⅲ 「市民の権利」の内容と限界
 Ⅳ 1789年宣言の「普遍性」と限界
〔補 遺〕

◇3 人権宣言に対する批判論の展開

 Ⅰ 批判論の諸潮流
 Ⅱ イギリス功利主義からの批判―バークとベンサム
 Ⅲ フランスの伝統主義からの批判―ドゥ・メストルの摂理主義とコンスタンの自由主義
 Ⅳ 史的唯物論からの批判―初期マルクス
〔補 遺〕

◇4 フランスの憲法伝統と人権宣言―二つの「自由」論と二つの「デモクラシー」論の交錯

 Ⅰ 二つの「自由」論と「デモクラシー」論
 Ⅱ フランスの憲法伝統と1789年宣言―第一の留意点
 Ⅲ ルソー・モデルとロック・モデル―第二の留意点
 Ⅳ ジャコバン型国家像の源流―第三の留意点
〔補 遺〕

◇5 人権論をめぐる憲法伝統の展開―自由主義法制の確立と二つの「自由」の対抗

 Ⅰ 人権保障の歴史的展開
 Ⅱ 人権論の「憲法学化」と活性化
 Ⅲ 人権論と政治展開―新聞法をめぐる政治展開
 Ⅳ 人権保障をめぐる今日的課題―200周年以後の新しい展開
〔補 遺〕

◆第2章 人権と女性の権利

◇6 フランス人権宣言と女性の権利宣言

 Ⅰ フランス革命と女性の権利
 Ⅱ 女性の権利要求と「女性の権利宣言」
 Ⅲ 「人権宣言」と「女性の権利宣言(女権宣言)」―比較の観点から
 Ⅳ 女性の権利要求運動と「女性の権利宣言」の限界
〔補 遺〕

◇7 フランス人権宣言とオランプ・ドゥ・グージュ

 Ⅰ はじめに―フランス革命200周年のパリでの「再会」
 Ⅱ 「近代人権論」への疑問
 Ⅲ オランプ・ドゥ・グージュと女性の権利
 Ⅳ 日本との関係―結びにかえて
〔補 遺〕

◇8 「近代的人権」の成立と女性の権利の排除

 Ⅰ 「近代的人権」とは何か―「89年」をめぐるエピソード
 Ⅱ 近代以前の女性の地位
 Ⅲ フランス革命期の「近代的人権」と女性の権利
 Ⅳ イギリス・アメリカでの「人権」の成立と女性の権利
〔補 遺〕

◆第3章 人権宣言と日本の憲法

◇9 人権宣言と日本の憲法

 Ⅰ 自由民権運動と人権宣言
 Ⅱ ジブスケ口譯『佛蘭西憲法』と1789年宣言
 Ⅲ 中江兆民と1793年宣言 
 Ⅳ 自由民権運動とフランス人権宣言
〔補 遺〕

◇10 日本国憲法とフランス人権宣言

 Ⅰ 日本国憲法の基本原理と人権宣言
 Ⅱ フランス人権宣言から日本国憲法へ
 Ⅲ 人権宣言の意義と憲法学の課題
 Ⅳ 人権宣言をめぐる理論的検討課題
〔補 遺〕

◇11 日本における女性の権利の展開

 Ⅰ 明治時代以前の女性の地位
 Ⅱ 明治初期の人権思想と女性の権利
 Ⅲ 「婦選運動」と女性の権利否認論
 Ⅳ 日本国憲法の制定と女性の権利獲得
〔補 遺〕

◆第4章 現代の人権論と人権主体

◇12 近代人権論批判と憲法学

 Ⅰ はじめに―序論的考察
 Ⅱ 近代人権論批判の潮流と近代人権原理の「ゆらぎ」
 Ⅲ 日本の人権状況と憲法学
 Ⅳ 現代人権論の課題と展望―若干の考察
〔補 遺〕

◇13 人権の観念

 Ⅰ 人権と人権論をめぐる問題状況
 Ⅱ 人権の観念と人権批判論・正当化論の展開
 Ⅲ 人権主体と内容・類型の歴史的展開
 Ⅳ おわりに―「人権総論」のなかの解釈論的課題
〔補 遺〕

◇14 人権と憲法上の権利

 Ⅰ はじめに―人権の観念と用法をめぐる諸論点
 Ⅱ 人権の観念と用法
 Ⅲ 「人権(=基本的人権)」と「憲法上の権利」の内容
 Ⅳ 人権総論の諸課題との関係
〔補 遺〕

◇15 人権論の50年

 Ⅰ はじめに―戦後人権論総括への視点
 Ⅱ 改憲論の動向と人権規範
 Ⅲ 人権のための裁判闘争と「新しい人権」の創成
 Ⅳ 学界内の研究動向
 Ⅴ 人権基礎理論をめぐる問題
 Ⅵ 今後の人権論の課題―むすびにかえて
〔補 遺〕

◇16 「女性の人権」の法的構造―差別撤廃から個人の尊重へ

 Ⅰ はじめに―「女性の人権」をめぐる問題状況と憲法学的課題
 Ⅱ 「人権」としての女性の権利―その意義と内容
 Ⅲ 女性の権利の構造と体系
 Ⅳ おわりに
〔補 遺〕

◇17 「女性の人権」と平和の理論―「人権と平和」の理論化への一視角

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 人権と平和の理論的接合―現状と課題
 Ⅲ 「女性の人権」の展開と平和―グージュから北京女性会議まで
 Ⅳ 平和・女性・人権をめぐる論点と課題
〔補 遺〕
〔要 旨〕

◇18 人権主体と性差―リプロダクティヴ・ライツを中心に

 Ⅰ はじめに―ジェンダーをめぐる人権体系論再検討の課題
 Ⅱ 人権と性差
 Ⅲ リプロダクティヴ・ライツの構造
 Ⅳ 代理懐胎をめぐる課題と権利の制約原理
 Ⅴ おわりに:人権主体と性差をめぐる理論的課題と展望
〔補 遺〕

◆第5章 難問としての現代の人権

◇19 自己決定権と「生まれない権利」―ぺリュシュ事件

 Ⅰ 事件の概要―「ペリュシュ事件」
 Ⅱ 法制化の展開―各国の状況等
 Ⅲ 議論の焦点―子の「権利」をめぐる理論的課題
 Ⅳ 日本への示唆
〔補 遺〕

◇20 生殖補助医療と代理母問題―三つのM事件

 Ⅰ 事件の概要―3つのM事件
 Ⅱ 各国の法制度―代理出産の禁止をめぐる国家の規制
 Ⅲ 日本の議論と論点
 Ⅳ 今後の課題―権利構造論の課題
〔補 遺〕

◇21 信教の自由とスカーフ問題

 Ⅰ 事例―スカーフ禁止とブルカ禁止法
 Ⅱ フランスとヨーロッパ諸国の立法動向
 Ⅲ 争点:スカーフ禁止の論理をめぐる3つの図式
 Ⅳ スカーフ論争の多様性
 Ⅴ ブルカ禁止法の展開
〔補 遺〕

◇22 職業選択の自由と女性兵士問題

 Ⅰ 事実の概要
 Ⅱ 女性兵士の解禁―諸国の動向
 Ⅲ 理論的課題
 Ⅳ 日本の課題―「人権アプローチ」の有効性
〔補 遺〕

◇23 表現の自由とポルノ規制

 Ⅰ 事例―マッキノンの定義とポルノグラフィー論争
 Ⅱ 各国のポルノ規制
 Ⅲ 児童ポルノの規制問題
 Ⅳ 表現の自由と青少年保護・児童ポルノ
〔補 遺〕

◇24 少年犯罪と報道規制

 Ⅰ 事例―長良川リンチ殺人事件
 Ⅱ 青少年保護と表現の自由
 Ⅲ 少年法61条と報道の自由,「知る権利」
 Ⅳ 報道・取材の自由と「知る権利」
 Ⅴ 「知る権利」の現代的課題
〔補 遺〕

◇25 生活弱者の生存権―親族間の扶養義務

 Ⅰ 事例―学資保険積立ての可否
 Ⅱ 生存権の法的性格
 Ⅲ 判例の展開
 Ⅳ 親族間の扶養義務問題
 V 今後の課題
〔補 遺〕

◇26 原発問題と平和的生存権・生命権・環境権

 Ⅰ 事例―福島第一原子力発電所事故をめぐる裁判
 Ⅱ 原子力発電所をめぐる訴訟(原発訴訟)の展開
 Ⅲ 憲法25条・13条と生存権・環境権・生命権
 Ⅳ 生存・安全とジェンダー
 Ⅴ 今後の課題―災害復興とジェンダーに関する検討課題
〔補 遺〕

◇27 安全保障と平和的生存権―「人権としての平和」論の展望

 Ⅰ 事例―イラク派兵違憲訴訟2008〈平成20〉年4月17日名古屋高裁判決
 Ⅱ 平和的生存権の意義と構造
 Ⅲ 平和や安全に関する世界の憲法―7つの類型
 Ⅳ 今後の課題
〔補 遺〕

◇資料篇◇
(1) 1789年8月26日 人および市民の権利宣言(フランス人権宣言)
(2) 主要人権宣言草案
(3) オランプ・ドゥ・グージュ「女性および女性市民の権利宣言」
(4) 女性の所信宣言(アメリカ,1848年)対訳
(5) ジブスケ口訳 「佛蘭西憲法」
(6) 中江兆民訳 フランス1793年宣言〔漢文〕
(7) 千葉卓三郎「日本帝国憲法」
(8) 著作集第2巻(人権の歴史と理論)に関連する著作一覧

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内容説明

辻村みよ子著作集 ― 憲法・比較憲法・ジェンダー法学など広範な著作をテーマ別に編集
 
憲法学の基層から、根源的な権利を追求し続けた、憲法研究者としての50年にわたる軌跡の集大成。憲法・比較憲法・ジェンダー法学など広範な著作をテーマ別に編集。

第2巻は、人権宣言の実証研究から、ミクロからマクロまで、現代的人権の「難問」に挑む。個人の尊重、生存権、生命権、平和的生存権、安全等への飽くなき追究。
 

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