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民事紛争交渉過程論【増補第2版】

学術選書162

民事紛争交渉過程論【増補第2版】

当事者の視点を立脚点として、法や制度を批判的に検討。普遍的な法社会学的意義を持つ名著が新装刊行。今版では新たに3論考を追加。

著者 和田 仁孝
ジャンル 法律  > 法社会学
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2020/07/30
ISBN 9784797267624
判型・ページ数 A5変・392ページ
定価 本体9,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

『民事紛争交渉過程論(増補第2版)』

 和田仁孝(早稲田大学大学院法務研究科教授)著


【目 次】

◆序 章 紛争交渉過程論の展開方向

◆第一章 交渉行動と規範の役割―裁判外交渉過程の構造と制御―

 一 問題の所在
 二 交渉過程の展開と構造
  (1) 要求の形成
  (2) 不確定性の遍在
  (3) 紛争拡大過程―戦略行動と規範的根拠づけ
  (4) 紛争縮小過程―合意の模索
 三 規範インフルエンスと過程制御メカニズム
 四 解決インタレストと交渉の破綻
 五 今後の課題

◆第二章 第三者関与過程の構造

 一 問題の所在
 二 第三者関与過程の理論的分析―主体性と依存性のゆらぎ
  (1) 第三者類型論の限界
  (2) 当事者パースペクティブの構造
  (3) 第三者関与の実効化メカニズム
 三 本人訴訟における第三者関与―データをめぐって
  (1) 司法書士関与過程の構造
  (2) 弁護士関与の試論的考察
  (3) 裁判官関与の試論的考察

◆第三章 裁判外紛争処理と戦略的法使用―現代都市社会における紛争処理と法―

 はじめに
 一 紛争処理への社会発展論アプローチ
 二 社会的ネットワークの変容と紛争処理
  (1) 多重送信ネットワークと紛争処理
  (2) 紛争処理メカニズムの比重変化
 三 裁判外紛争処理と法の浸透
  (1) 現代都市社会における紛争の「解決」
  (2) 裁判外紛争処理メカニズムの存立構造
  (3) 法の浸透―戦略的武器としての法
  (4) 状況的諸要因
 四 ケース・スタディ―借家賃料増額紛争
 五 紛争処理メカニズムの諸類型
 おわりに

◆第四章 正当事由紛争の特質と訴訟過程―手続過程からみた調整紛争化と合意型処理―

 はじめに
 一 問題の所在
 二 正当事由紛争の諸特質
  (1) 交渉目標の段階的移行
  (2) 正当事由存否判断形成過程の特質
  (3) 当事者の弁論活動の意義
  (4) 裁判官の役割―合意形成補助者
 三 裁判外交渉過程の展開と限界
  (1) 立退料導入と交渉の展開
  (2) 法の影響
  (3) 裁判外交渉の限界―手続的不備による不確定性
 四 訴訟過程の意義と問題
  (1) 訴訟過程の意義
   イ 訴訟動員の意義―自律的対論の場の保障
   ロ 訴訟動員に伴う主張様式の変化
   ハ 正当事由訴訟における弁論の実質的意義
  (2) 調整紛争化をめぐる諸問題
   イ 調整型紛争への転換と和解の機能―立退料導入をめぐって
   ロ 立退料論点をめぐる過程上の問題
 五 合意型処理と立退料主張の明確化
  (1) 自律的対論の活性化と合意形成
  (2) 立退料主張の合理化と行為責任の設定
 おわりに

◆第五章 家屋明渡し交渉における立退料の実態と問題―裁判外交渉過程を中心に―

 一 問題の所在
 二 調査結果の分析
  (1) 調査の概要
  (2) 家屋明渡し紛争の類型化
  (3) 立退料授受の実態と影響要因
   イ 類型A
   ロ 類型B
   ハ 類型C
   ニ 類型D
 三 正当事由裁判と立退料の基準化

・初版あとがき


◆増 補◆――――――――――――――――――――――――――――

◇第一章~第五章(初版)への解題

◆第六章 契約実践と合意のゆらぎ―フランチャイズ契約紛争をめぐって―

 一 契約関係の構造とゆらぎ
  (1) 問題の所在―契約関係安定化のエレメントの解明
  (2) 契約合意の文脈負荷性―関係的了解の介在
  (3) 契約合意をめぐる「二重の脱文脈化」とその不能性
  (4) 契約合意の時間的・空聞的ゆらぎ
 二 フランチャイズ契約紛争事例の検討
  (1) フランチャイズ契約の構造的特質
  (2) ケースの概要
  (3) ケースの検討
   イ 契約締結時の契約書の意義
   ロ フランチャイズ成長期における事実的関係
   ハ トラブルの発生
 三 契約合意の交渉過程への解放―まとめに代えて

◆第七章 和解をめぐる暗黙の次元

 一 和解の文脈負荷性と暗黙の次元
  (1) 和解の文脈負荷性
   イ 和解における関係的文脈負荷性
   ロ 和解における状況的文脈負荷性
   ハ 和解における「和解されなかったこと」の意義
  (2) 脱文脈化とその意義
   イ 主題の縮減
   ロ 関係の縮減
 二 和解実践ケースの具体的検証
  (1) 建築紛争をめぐる和解ケース
   イ 建築工事紛争の特性
   ロ 和解に込められた関係的配慮
  (2) タイにおける日本企業の和解実践
   イ 蛍光灯メーカーのケース
   ロ 自動車産業のケース
 三 和解の未来制御機能

◆第八章 訴訟代理のあり方と対話型モデルの可能性

 一 司法制度改革とリーガルサービスの変容
 二 アメリカにおける新たなリーガルサービスの出現
 三 訴訟代理の構造と代理モデル
  (1) 代理の構造的ジレンマ
  (2) ジレンマの克服方向
  (3) 代理の現実
  (4) 対話に基づく代理モデル
 四 対話的代理の可能性

・増補第二版あとがき


・索 引(巻末)

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内容説明

当事者の視点を立脚点として、法や制度を批判的に検討。普遍的な法社会学的意義を持つ名著が増補新装刊行!
  
当事者の視点を立脚点として、法や制度を批判的に検討。普遍的な法社会学的意義を持つ名著が新装刊行。1991年刊行の初版に、契約交渉と合意、和解の意義、訴訟代理のあり方に関する3論考(6~8章)を追加し、また、初版収載の論考(1~5章)には、現時点での著者の視点からの〈解題〉を付し、各論文の意義付けを行なう。
 

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