目次
『フランス憲法史と立憲主義 ― 主権論・人権論研究の源流(辻村みよ子著作集 第1巻)』
辻村みよ子(東北大学名誉教授・弁護士)著
【主要目次】
◆第1章 フランス憲法史を学ぶ意義
◆第2章 フランス革命期の憲法
◆第3章 1793年憲法の原理―ジャコバン憲法の成立と特徴
◆第4章 フランス憲法史の展開と第五共和制憲法
◆第5章 フランス型違憲審査制と立憲主義の展開
- - -
【細目次】
◆第1章 フランス憲法史を学ぶ意義
◇1 フランス憲法史の現代的意義
はじめに―憲法の歴史性と普遍性
Ⅰ フランス憲法学の展開
Ⅱ フランス革命期憲法の「読み直し」―200周年の議論
Ⅲ フランス憲法史と人権論
Ⅳ 日本とのかかわり―結びにかえて
〔補 遺〕
◇2 フランス憲法史と日本―革命200年・戦後70年の「読み直し」
はじめに
Ⅰ 歴史学と1793年憲法
Ⅱ フランス憲法史と主権論・選挙権論
Ⅲ 人権論の展開とフランス憲法
Ⅳ 日本憲法史/憲法論とのかかわり
おわりに
〔補 遺〕
◇3 フランス憲法史研究の現代的意義
はじめに
Ⅰ フランス革命期の憲法史研究とその発展
Ⅱ フランス人権史研究―オランプ・ドゥ・グージュから「パリテ」へ
Ⅲ フランス憲法2008年改正と事後的違憲審査制の展開
Ⅳ 普遍主義から多元主義へ?
おわりに―フランス立憲主義の展望
〔補 遺〕
◇4 フランス憲法を学ぶ意義
はじめに
Ⅰ 歴史的・憲法史的意義
Ⅱ 憲法理論的意義
Ⅲ 比較憲法的意義
Ⅳ 日本におけるフランス憲法研究の意義
〔補 遺〕
◇5 日本におけるフランス憲法研究の軌跡と展望
はじめに
Ⅰ 総論・憲法史―フランス革命期憲法研究の展開と第五共和国憲法50年
Ⅱ 主権論・統治機構論―「70年代主権論争」とその後の展開
Ⅲ 人権論の展開―基本権の保障と近年の人権研究
Ⅳ 憲法訴訟の展開―憲法院の進展と2008年改正
〔補 遺〕
◆第2章 フランス革命期の憲法
◇6 フランス革命期憲法―第一のサイクル
Ⅰ フランス革命と近代憲法の成立―1789年宣言と1791年憲法
Ⅱ 1793年憲法(ジャコバン憲法)と人民(プープル)主権
Ⅲ 1795年憲法(共和暦3年の憲法)とブルジョア憲法原理の定着
Ⅳ 1799(共和暦Ⅷ)年・1802(共和暦Ⅹ)年・1804(共和暦XII)年の憲法の展開
〔補 遺〕
◇7 フランス革命と憲法学―歴史学と憲法学の対話をめざして
Ⅰ 革命史学と憲法学―「89年」へのコンセンサスと“dérapage”論
Ⅱ フランス革命史研究の展開―憲法史研究にとっての意味
Ⅲ フランス憲法研究の展開
〔補 遺〕
◇8 フランス革命200周年を顧みて―『講座・革命と法』を中心に
Ⅰ はじめに―祝賀と革命史研究の周辺
Ⅱ 200周年の成果と残された課題
Ⅲ 『講座・革命と法』―その意義と二つの疑問
Ⅳ おわりに―革命研究の新しい地平を求めて
〔補 記〕(1994年:『論争憲法学』収録時)
〔補 遺〕(2020年:本著作集第1巻収録時)
◇9 近代憲法の伝統とフランス憲法―1793年憲法はdérapageか?
Ⅰ 「89年派」と「93年派」
Ⅱ 革命期憲法の二つの体系
Ⅲ 1793年の憲法原理
Ⅳ 憲法伝統の変容とフランス革命
〔補 遺〕
◆第3章 1793年憲法の原理―ジャコバン憲法の成立と特徴
◇10 憲法学における1793年憲法の研究状況
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 1793年憲法をめぐる研究状況―憲法学および憲法史学における1793年憲法の位置づけ
〔補 遺〕
◇11 1793年憲法の成立
Ⅰ 経 過
Ⅱ モンターニュ派主導期(1793年6月)
〔補 遺〕
◇12 1793年憲法の内容と特徴
Ⅰ エロー・ドゥ・セシェルの憲法思想と1793年憲法草案
Ⅱ 1793年憲法の原理
〔補 遺〕
◇13 1793年憲法の歴史的意義
Ⅰ 革命後期の民衆運動と1793年憲法
Ⅱ 1793年憲法の限界と諸問題
Ⅲ 主権・人権両原理の交錯について―今後の課題
〔補 遺〕
◆第4章 フランス憲法史の展開と第五共和制憲法
◇14 フランス憲法史と1958年憲法―概説
Ⅰ フランス憲法史の展開
Ⅱ 1958年第五共和制憲法の制定と特徴
Ⅲ 1958年憲法の運用
Ⅳ 2008年7月23日憲法改正の経緯と内容
Ⅴ 2008年改正後のフランス立憲主義の展開
〔補 記〕(2019年9月)
〔補 遺〕(2019年12月)
◇15 フランス2008年憲法改正の意義と展望―現代立憲主義の新たな挑戦?
はじめに―2008年7月23日憲法改正の意義
Ⅰ 改正の経緯と論点
Ⅱ 1990年代改憲構想との比較
Ⅲ 現代立憲主義の構造からみた2008年大改正の主要論点
Ⅳ 現代立憲主義の展望
(資料)2008年7月23日憲法的法律第2008-724号による改正の要点
〔補 遺〕
◇16 フランス第五共和制下の主権と統治―民主主義の挑戦
Ⅰ 欧州統合と「一にして不可分の共和国」の主権
Ⅱ フランス第五共和制憲法下の人民主権と市民主権
Ⅲ 2008年改正による直接民主制の契機―住民投票と人民発案
Ⅳ 2008年改正による統治構造―議会と内閣
〔補 遺〕
◇17 第五共和制下の人権保障と共和主義
Ⅰ フランス第五共和制憲法下の人権保障と共和主義
Ⅱ ヴェイユ委員会報告書と新しい人権
Ⅲ 憲法院における人権保障の展開と課題
Ⅳ フランス憲法における「一般利益」
Ⅴ 共和主義原理と自由―2004年スカーフ禁止法とライシテ
Ⅵ 共和制原理と平等―2008年改正によるパリテの強化
〔補 遺〕
◆第5章 フランス型違憲審査制と立憲主義の展開
◇18 憲法学の「法律学化」と憲法院の課題
Ⅰ フランス憲法学の転換
Ⅱ 「法律学化」と“État de droit”の進展
Ⅲ 人権保障機関としての憲法院の展開と課題
Ⅳ 憲法院改革とÉtat de droitのゆくえ
〔補 遺〕
◇19 フランス型違憲審査制の展開
Ⅰ 違憲審査制の比較憲法的考察
Ⅱ 第五共和制憲法下の憲法院の変容と判例展開
Ⅲ 2008年改正による違憲審査制の展開
Ⅳ 2009年12月10日の組織法律と審査手続
〔補 遺〕
◇20 フランス型違憲審査制の諸課題―2008年憲法改正後のQPCを中心に
はじめに―第五共和制憲法2008年改正と違憲審査制改革
Ⅰ 事後的違憲審査制の概要
Ⅱ 運用の実態と問題点
Ⅲ QPC導入後の理論的課題
おわりに―日本への示唆
〔補 遺〕
◇21 フランス型立憲主義の「挑戦」?―立憲主義の「型」をめぐる問題
はじめに
Ⅰ 「ルソー=ジャコバン型」対「トクヴィル=アメリカ型」?―フランス型民主主義の挑戦
Ⅱ 「国家からの自由」対「国家による自由」?もしくはロック型対ルソー型?―フランス型共和主義の挑戦
Ⅲ 「アメリカ型立憲主義」対「フランス型民主主義」?―フランス型立憲主義の挑戦
Ⅳ フランス型立憲主義の構造と日本への示唆
〔補 遺〕
◇資料篇◇
⑴ 1789年「人および市民の権利宣言」
⑵ 1793年憲法(1793年6月24日,国民公会で採択)
⑶ フランス第四共和国憲法前文(1946年)
⑷ フランス第五共和制憲法(2020年3月現在)
⑸ 環境憲章(2004年)(Charte de l’environnement de 2004)
⑹ 1958年フランス第五共和制憲法改正一覧
⑺ 主要参考文献(和文文献・欧文文献)
⑻ 著作集第1巻(フランス憲法史)に関連する著作一覧
⑼ 学会報告・国際シンポジウム報告・主な講演等
辻村みよ子(東北大学名誉教授・弁護士)著
【主要目次】
◆第1章 フランス憲法史を学ぶ意義
◆第2章 フランス革命期の憲法
◆第3章 1793年憲法の原理―ジャコバン憲法の成立と特徴
◆第4章 フランス憲法史の展開と第五共和制憲法
◆第5章 フランス型違憲審査制と立憲主義の展開
- - -
【細目次】
◆第1章 フランス憲法史を学ぶ意義
◇1 フランス憲法史の現代的意義
はじめに―憲法の歴史性と普遍性
Ⅰ フランス憲法学の展開
Ⅱ フランス革命期憲法の「読み直し」―200周年の議論
Ⅲ フランス憲法史と人権論
Ⅳ 日本とのかかわり―結びにかえて
〔補 遺〕
◇2 フランス憲法史と日本―革命200年・戦後70年の「読み直し」
はじめに
Ⅰ 歴史学と1793年憲法
Ⅱ フランス憲法史と主権論・選挙権論
Ⅲ 人権論の展開とフランス憲法
Ⅳ 日本憲法史/憲法論とのかかわり
おわりに
〔補 遺〕
◇3 フランス憲法史研究の現代的意義
はじめに
Ⅰ フランス革命期の憲法史研究とその発展
Ⅱ フランス人権史研究―オランプ・ドゥ・グージュから「パリテ」へ
Ⅲ フランス憲法2008年改正と事後的違憲審査制の展開
Ⅳ 普遍主義から多元主義へ?
おわりに―フランス立憲主義の展望
〔補 遺〕
◇4 フランス憲法を学ぶ意義
はじめに
Ⅰ 歴史的・憲法史的意義
Ⅱ 憲法理論的意義
Ⅲ 比較憲法的意義
Ⅳ 日本におけるフランス憲法研究の意義
〔補 遺〕
◇5 日本におけるフランス憲法研究の軌跡と展望
はじめに
Ⅰ 総論・憲法史―フランス革命期憲法研究の展開と第五共和国憲法50年
Ⅱ 主権論・統治機構論―「70年代主権論争」とその後の展開
Ⅲ 人権論の展開―基本権の保障と近年の人権研究
Ⅳ 憲法訴訟の展開―憲法院の進展と2008年改正
〔補 遺〕
◆第2章 フランス革命期の憲法
◇6 フランス革命期憲法―第一のサイクル
Ⅰ フランス革命と近代憲法の成立―1789年宣言と1791年憲法
Ⅱ 1793年憲法(ジャコバン憲法)と人民(プープル)主権
Ⅲ 1795年憲法(共和暦3年の憲法)とブルジョア憲法原理の定着
Ⅳ 1799(共和暦Ⅷ)年・1802(共和暦Ⅹ)年・1804(共和暦XII)年の憲法の展開
〔補 遺〕
◇7 フランス革命と憲法学―歴史学と憲法学の対話をめざして
Ⅰ 革命史学と憲法学―「89年」へのコンセンサスと“dérapage”論
Ⅱ フランス革命史研究の展開―憲法史研究にとっての意味
Ⅲ フランス憲法研究の展開
〔補 遺〕
◇8 フランス革命200周年を顧みて―『講座・革命と法』を中心に
Ⅰ はじめに―祝賀と革命史研究の周辺
Ⅱ 200周年の成果と残された課題
Ⅲ 『講座・革命と法』―その意義と二つの疑問
Ⅳ おわりに―革命研究の新しい地平を求めて
〔補 記〕(1994年:『論争憲法学』収録時)
〔補 遺〕(2020年:本著作集第1巻収録時)
◇9 近代憲法の伝統とフランス憲法―1793年憲法はdérapageか?
Ⅰ 「89年派」と「93年派」
Ⅱ 革命期憲法の二つの体系
Ⅲ 1793年の憲法原理
Ⅳ 憲法伝統の変容とフランス革命
〔補 遺〕
◆第3章 1793年憲法の原理―ジャコバン憲法の成立と特徴
◇10 憲法学における1793年憲法の研究状況
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 1793年憲法をめぐる研究状況―憲法学および憲法史学における1793年憲法の位置づけ
〔補 遺〕
◇11 1793年憲法の成立
Ⅰ 経 過
Ⅱ モンターニュ派主導期(1793年6月)
〔補 遺〕
◇12 1793年憲法の内容と特徴
Ⅰ エロー・ドゥ・セシェルの憲法思想と1793年憲法草案
Ⅱ 1793年憲法の原理
〔補 遺〕
◇13 1793年憲法の歴史的意義
Ⅰ 革命後期の民衆運動と1793年憲法
Ⅱ 1793年憲法の限界と諸問題
Ⅲ 主権・人権両原理の交錯について―今後の課題
〔補 遺〕
◆第4章 フランス憲法史の展開と第五共和制憲法
◇14 フランス憲法史と1958年憲法―概説
Ⅰ フランス憲法史の展開
Ⅱ 1958年第五共和制憲法の制定と特徴
Ⅲ 1958年憲法の運用
Ⅳ 2008年7月23日憲法改正の経緯と内容
Ⅴ 2008年改正後のフランス立憲主義の展開
〔補 記〕(2019年9月)
〔補 遺〕(2019年12月)
◇15 フランス2008年憲法改正の意義と展望―現代立憲主義の新たな挑戦?
はじめに―2008年7月23日憲法改正の意義
Ⅰ 改正の経緯と論点
Ⅱ 1990年代改憲構想との比較
Ⅲ 現代立憲主義の構造からみた2008年大改正の主要論点
Ⅳ 現代立憲主義の展望
(資料)2008年7月23日憲法的法律第2008-724号による改正の要点
〔補 遺〕
◇16 フランス第五共和制下の主権と統治―民主主義の挑戦
Ⅰ 欧州統合と「一にして不可分の共和国」の主権
Ⅱ フランス第五共和制憲法下の人民主権と市民主権
Ⅲ 2008年改正による直接民主制の契機―住民投票と人民発案
Ⅳ 2008年改正による統治構造―議会と内閣
〔補 遺〕
◇17 第五共和制下の人権保障と共和主義
Ⅰ フランス第五共和制憲法下の人権保障と共和主義
Ⅱ ヴェイユ委員会報告書と新しい人権
Ⅲ 憲法院における人権保障の展開と課題
Ⅳ フランス憲法における「一般利益」
Ⅴ 共和主義原理と自由―2004年スカーフ禁止法とライシテ
Ⅵ 共和制原理と平等―2008年改正によるパリテの強化
〔補 遺〕
◆第5章 フランス型違憲審査制と立憲主義の展開
◇18 憲法学の「法律学化」と憲法院の課題
Ⅰ フランス憲法学の転換
Ⅱ 「法律学化」と“État de droit”の進展
Ⅲ 人権保障機関としての憲法院の展開と課題
Ⅳ 憲法院改革とÉtat de droitのゆくえ
〔補 遺〕
◇19 フランス型違憲審査制の展開
Ⅰ 違憲審査制の比較憲法的考察
Ⅱ 第五共和制憲法下の憲法院の変容と判例展開
Ⅲ 2008年改正による違憲審査制の展開
Ⅳ 2009年12月10日の組織法律と審査手続
〔補 遺〕
◇20 フランス型違憲審査制の諸課題―2008年憲法改正後のQPCを中心に
はじめに―第五共和制憲法2008年改正と違憲審査制改革
Ⅰ 事後的違憲審査制の概要
Ⅱ 運用の実態と問題点
Ⅲ QPC導入後の理論的課題
おわりに―日本への示唆
〔補 遺〕
◇21 フランス型立憲主義の「挑戦」?―立憲主義の「型」をめぐる問題
はじめに
Ⅰ 「ルソー=ジャコバン型」対「トクヴィル=アメリカ型」?―フランス型民主主義の挑戦
Ⅱ 「国家からの自由」対「国家による自由」?もしくはロック型対ルソー型?―フランス型共和主義の挑戦
Ⅲ 「アメリカ型立憲主義」対「フランス型民主主義」?―フランス型立憲主義の挑戦
Ⅳ フランス型立憲主義の構造と日本への示唆
〔補 遺〕
◇資料篇◇
⑴ 1789年「人および市民の権利宣言」
⑵ 1793年憲法(1793年6月24日,国民公会で採択)
⑶ フランス第四共和国憲法前文(1946年)
⑷ フランス第五共和制憲法(2020年3月現在)
⑸ 環境憲章(2004年)(Charte de l’environnement de 2004)
⑹ 1958年フランス第五共和制憲法改正一覧
⑺ 主要参考文献(和文文献・欧文文献)
⑻ 著作集第1巻(フランス憲法史)に関連する著作一覧
⑼ 学会報告・国際シンポジウム報告・主な講演等