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法の経験的社会科学の確立に向けて

村山眞維先生古稀記念

法の経験的社会科学の確立に向けて

◆経験的社会科学としての法社会学 ― 総合的な視座からの精緻な考察◆

著者 ダニエル・H・フット
濱野 亮
太田 勝造
ジャンル 法律  > 法社会学
法律  > 憲法
法律  > 刑事法
法律  > 民事訴訟法/民事執行法/民事保全法/倒産法
人文・社会  > 社会学
法律  > 司法/裁判制度/弁護士論
法律  > 行政法
法律  > 労働法/社会保障法
出版年月日 2019/03/05
ISBN 9784797260328
判型・ページ数 A5変592ページ
定価 本体16,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

『法の経験的社会科学の確立に向けて ― 村山眞維先生古稀記念』

  ダニエル・H・フット/濱野 亮/太田勝造 編

【執筆者一覧(掲載順)】
太田勝造/木下麻奈子/佐伯昌彦/藤田政博/濱野 亮/武士俣敦/Daniel H. Foote/吉岡すずか/前田智彦/石田京子/小野理恵/垣内秀介/佐藤岩夫/阿部昌樹/尾﨑一郎/郭 薇/堀田秀吾/李 楊/平田彩子/飯田 高/森 大輔/飯 考行/入江秀晃/樫村志郎/Ji Weidong(季衛東)/杉野 勇/高橋 裕


【目  次】

・はしがき


◆Ⅰ◆ 刑事司法

1 司法取引の利用意欲―社会実験による法社会学的探求〔太田勝造〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 課題設定,仮説構築,リサーチ・デザイン
 Ⅲ 振り込め詐欺の事例
 Ⅳ 殺人事件の事例
 Ⅴ おわりに

2 罰を求めるこころ―集団規範が刑事裁判手続への評価に与える影響〔木下麻奈子〕

 Ⅰ 問題の所在
 Ⅱ 研究の目的と構成
 Ⅲ 実験の方法と結果―刑事裁判手続に関する3つの実験
 Ⅳ 考察―実験結果の検討

3 少年の刑事責任に関する脳神経科学の知見の政策論上の位置付け〔佐伯昌彦〕

 Ⅰ 本稿の問題関心
 Ⅱ 少年の発達に関する脳神経科学の知見について
 Ⅲ 脳神経科学の位置付けをめぐる議論
 Ⅳ 日本における脳神経科学の政策論上の位置

4 司法制度についての人々の社会的態度とパーソナリティ2―量刑判断との関係の検討〔藤田政博〕

 Ⅰ 問題と目的
 Ⅱ パーソナリティおよび社会的態度について
 Ⅲ 本稿での問題と仮説
 Ⅳ 第1稿の研究の概要
 Ⅴ 本稿での新データ
 Ⅵ ま と め


◆Ⅱ◆ 弁 護 士

5 弁護士急増がもたらしているもの―弁護士の地理的分布への影響を中心に〔濱野 亮〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 近年の弁護士急増
 Ⅲ 急増の地理的分布への影響
 Ⅳ むすび―要約と課題

6 新人弁護士と弁護士界の構造的変化をめぐって―業務分析の知見から〔武士俣敦〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 新人弁護士の地域進出と業務
 Ⅲ 新人弁護士と業務の専門化
 Ⅳ 結語―要約と若干の考察

7 “Lawyers in Every Corner of Society”: A Progress Report〔Daniel H. Foote〕

 Ⅰ Overall Size of the Legal Profession
 Ⅱ Regional Imbalance: Areas of “Lawyer Scarcity”
 Ⅲ Entry into Other Fields and Expansion in Roles of the Bar
 Ⅳ Private Companies
 Ⅴ Public Bodies
 Ⅵ International Institutions, Non-Profit Organizations, and Labor Unions
 Ⅶ Concluding Reflections


◆Ⅲ◆ 法律相談・民事訴訟

8 困りごと解決行動における法テラスの認知―平成28年度法テラス認知度状況等調査の分析から〔吉岡すずか〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 分 析
 Ⅲ 業務認知尺度の分析
 Ⅳ 結 論

9 顧客は弁護士をどう評価するか―法律相談利用者の弁護士に対する関係的側面での評価の弁護士満足度への影響〔前田智彦〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 分析対象と調査方法
 Ⅲ 本稿の仮説と分析方法
 Ⅳ 分析結果
 Ⅴ 考 察

10 法律相談者の弁護士利用に関するプロセス的検討―法律相談者追跡調査のデータから〔石田京子〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 法律相談者の弁護士依頼の規定因
 Ⅲ 弁護士に対する満足および再依頼意欲の規定因
 Ⅳ 弁護士に依頼しなかった回答者の「依頼しなかった理由」
 Ⅴ 弁護士依頼の有無および依頼した弁護士別にみた結果の評価
 Ⅵ まとめにかえて

11 法律相談による弁護士探索のゲーム理論的分析〔小野理恵〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 法律相談の実態
 Ⅲ 弁護士探索モデル
 Ⅳ モデル分析
 Ⅴ 結 論

12 日本の民事訴訟事件数の現状をどうみるか〔垣内秀介〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 日本における戦後の民事訴訟事件数の推移の概観
 Ⅲ 今日に至る変化の内容
 Ⅳ 民事訴訟以外の事件の動向
 Ⅴ 暫定的な結論

13 高齢者をめぐるトラブルと対応行動―先行研究の知見と課題〔佐藤岩夫〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 超高齢社会の到来と政策対応
 Ⅲ 高齢者のトラブルに関する先行研究の知見
 Ⅳ む す び


◆Ⅳ◆ 行政規制

14 ルールからスタンダードへ―東京都環境確保条例の改正をめぐって〔阿部昌樹〕

 Ⅰ 東京都環境確保条例の改正
 Ⅱ ルールとスタンダードとの間の選択
 Ⅲ 利他主義への法による誘導

15 ヘイト・スピーチの規制と無効化―言語行為論からの示唆〔尾﨑一郎・郭薇・堀田秀吾・李楊〕

 Ⅰ はじめに―ヘイト・スピーチの言語表現を検討する必要性
 Ⅱ ヘイト・スピーチと言語学
 Ⅲ ネット上のヘイト・スピーチの実際
 Ⅳ 若干の結論

16 プロセスとしての規制遵守―規制対象企業の経験的研究に向けて〔平田彩子〕

 Ⅰ はじめに―規制法の実現における被規制者の重要性
 Ⅱ 被規制者側における法の展開プロセス
 Ⅲ むすび―今後の実証研究に向けて


◆Ⅴ◆ 法 意 識

17 ルール適用の「融通性」〔飯田 高〕

 Ⅰ 問題の所在
 Ⅱ 法社会学と「融通性」―法意識論との関係
 Ⅲ 「融通性」再考
 Ⅳ 調査データの分析
 Ⅴ 考察と今後の課題

18 震災後の流言の伝播に影響を与える要因―人々の「善意」の影響の検証〔森 大輔〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 先行研究
 Ⅲ 仮説の設定
 Ⅳ データと方法
 Ⅴ 分 析
 Ⅵ 終わりに

19 津波訴訟への接近―パブリック法社会学の試み〔飯 考行〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 津波被災者遺族との出会い
 Ⅲ 閖上訴訟の経過
 Ⅳ 裁判への思い
 Ⅴ 検 討
 Ⅵ おわりに


◆Ⅵ◆ 理 論

20 臨床法社会学の構想―当事者性を持って,媒介し,現場に関わる〔入江秀晃〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 臨床法社会学の考え方
 Ⅲ 臨床法社会学の活動イメージ
 Ⅳ おわりに

21 社会構造の産出―エスノメソドロジーの生成と社会秩序の問題〔樫村志郎〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 1958~1962年のGarfinkelの研究とエスノメソドロジーの構想
 Ⅲ 「コロラド会議」までの事情
 Ⅳ 「模型報告」の議論
 Ⅴ 「適切性報告」の議論
 Ⅵ 結 論

22 Reconstructing Legal Ideology in China〔Ji Weidong〕

 Ⅰ An Intellectual Background of Modernising State Governance
 Ⅱ A Genealogical Analysis of Legal Ideology
 Ⅲ A Tripartite Structure of a Republican Conception of State
 Ⅳ A Reinterpretation of Historical Materialism
 Ⅴ A Procedural Arena for Competing Claims

23 定性的社会科学の新たな展開と課題―質的比較分析と過程追跡〔杉野 勇〕

 Ⅰ 「量と質」「定量と定性」
 Ⅱ 質的比較分析(QCA)
 Ⅲ 過程追跡
 Ⅳ 社会科学のあるべきミクスト・メソッド

24 経験科学的な法概念に向けて〔高橋 裕〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 本質主義批判の復活
 Ⅲ 社会学的方法 対 哲学的方法
 Ⅳ 非本質主義の困難
 Ⅴ 経験科学的な法概念をめぐるいくつかの要件
 Ⅵ おわりに

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・村山眞維先生略歴
・村山眞維先生主要業績一覧

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事項・人名索引(巻末)

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内容説明

経験的社会科学としての法社会学 ― 第一線の執筆陣が集った待望の書
 
司法取引、弁護士急増の地理的影響、弁護士界の構造変化、ヘイト・スピーチ規制など、全6部(Ⅰ 刑事司法/Ⅱ 弁護士/Ⅲ 法律相談・民事訴訟/Ⅳ 行政規制/V 法意識/VI 理論)の総合的な視座から、精緻な考察を行う。今の問題に対する最新の経験科学的研究と、社会学の理論と方法に関する最新の研究動向を、第一線の執筆陣が一堂に集い広範に検討した待望の書。
 

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