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ヘイト・スピーチ法の比較研究

学術選書185

ヘイト・スピーチ法の比較研究

日米加英を対象にしたヘイト・スピーチ法研究。自由観・国際人権条約に対する見方、政策的側面などを共通項として精緻に分析。

著者 奈須 祐治
ジャンル 法律  > 憲法
出版年月日 2019/02/28
ISBN 9784797267853
判型・ページ数 A5変556ページ
定価 本体12,000円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

 『ヘイト・スピーチ法の比較研究』

  奈須祐治(西南学院大学法学部教授) 著


【目  次】


・はじめに


◆第1部 アメリカ◆

◆第1章 歴史と現状

1.1910年代――前史
2.1920年代――法規制の始まり
3.1930年代――ナチス系団体の台頭とそれに対する法的対応
4.1940―1950年代――規制立法の現実化
 (1) エホバの証人をめぐる問題/(2) 集団的名誉毀損法の興隆
5.1960―1970年代――論争の再燃
 (1) 公民権運動期のヘイト・スピーチ規制の動向/(2) スコーキー事件
6.1980年代――キャンパス言論規則の論争
 (1) 問題の概観/(2) 裁判闘争の展開/(3) その後の展開――規制の隆盛?
7.代替的措置の発展
 (1) ハラスメント法/(2) ヘイト・クライム法
8.現 状
9.小 括

◆第2章 判 例

1.前 史
 (1) Bryant事件判決/(2) Cantwell事件判決/(3) Chaplinsky事件判決
2.集団的名誉毀損法の合憲性――Beauharnais事件判決
 (1) 事実の概要/(2) 判 旨/(3) 整理と検討
3.集団を誹謗するデモの規制の合憲性――スコーキー事件
 (1) 差止命令に関する州裁判所の判決/(2) スコーキー村条例に関する連邦下級審の判決/(3) 連邦最高裁決定/(4) 整理と検討
4.ヘイト・スピーチと内容中立性原則――R.A.V.事件判決
 (1) 事実の概要/(2) 判 旨/(3) 整理と検討
5.ヘイト・クライム規制の合憲性――Mitchell事件判決
 (1) 事実の概要/(2) 判 旨/(3) 整理と検討
6.十字架焼却の規制の合憲性――Black事件判決
 (1) R.A.V.,Mitchell以降の下級審判例/(2) 事実の概要/(3) 判 旨/(4) 整理と検討
7.ヘイト・スピーチと民事救済――Snyder事件判決
 (1) 事実の概要/(2) 判 旨/(3) 整理と検討
8.最近の判例の動向
 (1) Stevens事件判決/(2) Walker事件判決/(3) Matal事件判決
9.小 括

◆第3章 学 説

1.概 観
2.前提的問題
 (1) ヘイト・スピーチ規制と内容中立性原則/(2) 違憲審査の方法論
3.ヘイト・スピーチと言論の自由の保護領域
4.ヘイト・スピーチと言論の価値
5.ヘイト・スピーチと礼節
6.ヘイト・スピーチの害悪
 (1) 前提的問題/(2) 具体的な害悪の類型/(3) 対抗言論
7.政策上の問題
 (1) 立法による線引きの困難/(2) 立法の運用上の問題/(3) 規制積極説の反論
8.規制の具体的類型
 (1) 「特有の(suigeneris)範疇」の刑事規制/(2) 特定人に対する面前のヘイト・スピーチの規制/(3) 不特定人に対する面前のヘイト・スピーチの規制/(4) 集団的名誉毀損の規制/(5) 差別煽動の規制/(6) ヘイト・クライムの規制/(7) 民事救済/(8) ハラスメント/(9) その他/(10) 整理と検討
9.小 括

◆第2部 カナダ◆

◆第1章 歴史と現状

1.歴 史
2.連邦法の諸規定
 (1) 刑 法/(2) 人権法/(3) その他の規制
3.州法の諸規定
 (1) オンタリオ型/(2) 憎悪煽動型
4.小 括

◆第2章 判 例

1.最高裁の審査基準論概観
 (1)憲章2条b号の法理/(2)憲章1条の法理
2.ヘイト・スピーチに関する最高裁判決
 (1) Keegstra事件判決/(2) Andrews事件判決/(3) Taylor事件判決/(4) Zundel事件判決/(5) Ross事件判決/(6) Whatcott事件判決/(7) 最高裁判例の整理
3.連邦人権審判所の判例
4.州の判例
 (1) サスカチュワン州/(2) ブリティッシュ・コロンビア州/(3) アルバータ州/(4) 州の判例の整理
5.小 括

◆第3章 学 説

1.規制積極説
2.規制消極説
3.中間説
4.小 括

◆第3部 イギリス◆

◆第1章 歴史と現状

1.煽動罪と公的迷惑罪による規制
2.1936年公共秩序法
3.1965年人種関係法
4.1976年人種関係法
5.1986年公共秩序法
6.憎悪煽動罪の拡張
 (1) 宗教的憎悪煽動罪/(2) 性的指向に基づく憎悪煽動
7.その他の法規制
 (1) 通信手段を用いた憎悪言論の規制/(2) ヘイト・クライムの規制/(3) サッカーの試合における憎悪煽動の規制/(4) 面前の言動の規制/(5) ジェノサイドの煽動/(6) 入国の規制
8.規制改革論議
9.1998年人権法の影響
10.小 括

◆第2章 学 説

1.人種的憎悪煽動をめぐる論議
 (1) 規制積極説/(2) 規制消極説
2.宗教的憎悪煽動をめぐる論議
 (1) 規制積極説/(2) 規制消極説
3.小 括

◆第4部 日 本◆

◆第1章 歴史と現状

1.歴 史
 (1) 部落差別表現/(2) 人種差別撤廃条約/(3) 人権擁護法案/(4) 2000年代後期以降――国レベルの立法の動向/(5) 2000年代後期以降――地方レベルの立法の動向
2.現 状
3.小 括

◆第2章 判 例

1.概 要
2.京都朝鮮学校事件
 (1) 事実の概要/(2) 第1審判決/(3) 控訴審判決/(4) 考 察
3.ヘイト・デモ差止め事件
 (1) 事実の概要/(2) 決定要旨/(3) 考 察
4.小 括

◆第3章 学 説

1.規制積極説
 (1) 内野正幸/(2) 棟居快行/(3) 江橋崇/(4) 桧垣伸次/(5) 師岡康子/(6) 金尚均/(7) 遠藤比呂通/(8) 楠本孝/(9) 近藤敦
2.規制消極説
 (1) 松井茂記/(2) 横田耕一/(3) 榎 透/(4) 長谷部恭男/(5) 成嶋隆/(6) 齊藤愛/(7) 塚田哲之/(8) 阪本昌成/(9) 奥平康弘/(10)その他の消極説
3.中間説
 (1) 市川正人/(2) 木下智史/(3) 毛利透/(4) 曽我部真裕/(5) 櫻庭総/(6) 小泉良幸/(7) 駒村圭吾/(8) 阪口正二郎/(9) 渡辺康行/(10) 小谷順子/(11) 中村英樹/(12) 萩原重夫/(13) 戸松秀典
4.論点の整理と検討
 (1) 論 点/(2) 前提的問題/(3) ヘイト・スピーチの内容/(4) 規制に関する政策的配慮/(5) ヘイト・スピーチの類型/(6) 学説の検討
5.小 括


・あとがき

   - - -

事項索引・人名索引・判例索引・法令索引

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内容説明

ヘイト・スピーチに関する広範かつ精緻な法的分析 ― 1910年代から現代までの米加英日比較法制

アメリカ・カナダ・イギリス・日本を対象とし1910年代から現代までの膨大な資料を渉猟。①自由観・国際人権条約に対する見方、立法事実の評価、違憲審査の手法等前提的問題、②ヘイト・スピーチの内容、③政策的側面、④規制の具体的類型、⑤主体、伝達媒体、伝達の場などのその他の要素、を共通項として精緻に分析した比較法研究の力作。
 

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