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国家補償法の研究Ⅰ ― その実践的理論

国家補償法の研究Ⅰ ― その実践的理論

過少な国家賠償、過大な損失補償、どうやって公平・公正な制度に是正できるか? 実践・実務的な視点から具体的に考える法理論。

著者 阿部 泰隆
ジャンル 法律  > 行政法
出版年月日 2019/02/20
ISBN 9784797236507
判型・ページ数 A5変・432ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

・はしがき

◆第1部◆ 国家賠償法と損失補償法の接点

◆第1章 賠償と補償の間―両者の異同と国家補償の谷間を埋める試みについて 

Ⅰ 本稿の課題
Ⅱ 賠償か補償か―最近の事例を素材に
Ⅲ 塡補額の異同
Ⅳ その他の異同
Ⅴ 結 び

◆第2章 治外法権者による不法行為と国の補償責任

Ⅰ 治外法権者の不法行為と本稿の課題
Ⅱ 従来の判例学説―国家補償責任否定説
Ⅲ 私見―国家補償責任肯定説
Ⅳ 結 び

◆第3章 企業誘致政策の廃止と自治体の賠償責任

Ⅰ 問題の所在―公共政策の変更と行政の賠償責任
Ⅱ 最高裁判決の内容
Ⅲ 法的保護を与える判断基準
Ⅳ 行政の賠(補)償責任の根拠
Ⅴ 本件の具体的検討
Ⅵ 両当事者のとるべきであった措置

◆第4章 予防接種禍をめぐる国の補償責任

Ⅰ はじめに
Ⅱ 国の責任の法的根拠
Ⅲ 予防接種法との関係―上積みの可能性
Ⅳ 抗告訴訟の留保?

◆第5章 破壊消防と結果責任(賠償と補償の接近)


◆第2部◆ 国家賠償法

◆第1章 抗告訴訟判決の国家賠償訴訟に対する既判力―違法性の相対化論と水俣病認定遅延国家賠償判決の考察を兼ねて 

Ⅰ はじめに
Ⅱ 取消訴訟本案判決の国家賠償訴訟に対する既判力
Ⅲ 不作為違法確認訴訟判決の国家賠償訴訟に対する既判力
Ⅳ 既判力の主観的範囲
〈第1章 補遺〉国家賠償訴訟における違法と抗告訴訟における違法の異同

◆第2章 一般の公務員の法令解釈に関する職務上の義務違反(過失又は違法性)の判例分析と組織過失への移行の提唱

Ⅰ 最高裁の先例における判断基準
Ⅱ 判例分析
Ⅲ 組織過失の考え方から過失判断をより柔軟に

◆第3章 安全認定の誤りと法解釈の過失など,いわゆるたぬきの森事件

Ⅰ 本稿の要点
Ⅱ 国家賠償請求が認容されるべきこと
Ⅲ 予備的請求:原告の損失補償請求が認められること(争点(5)) (原判決40頁以下)
Ⅳ 結論,請求が認容されるべきこと
Ⅴ 『驚くべき控訴審判決』―東京高裁第11民事部平成26年9月24日判決

◆第4章 公務員の説明・情報提供義務

Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 国家賠償責任肯定判例
Ⅲ 否 定 例
Ⅳ まとめ,公務員の説明義務・情報提供義務(教示義務)の根拠,範囲

◆第5章 裁判と国家賠償

Ⅰ はじめに
Ⅱ 最高裁判例―違法性極度限定型
Ⅲ 敗訴判決攻撃型の場合―上訴・再審専管説
Ⅳ 逆転勝訴確定判決根拠型の場合の判例
Ⅴ 刑事裁判における逆転無罪判決後の国家賠償
Ⅵ 民事事件における原判決取消後の国家賠償
Ⅶ その他

◆第6章 消火のための破壊と損失補償―消火栓上の駐車違反車の場合

Ⅰ 窓ガラス割って車両移動
Ⅱ 要補償説―消防法29条3項説
Ⅲ 消防法29条3項の射程範囲
Ⅳ 私見―消防法3条説
Ⅴ 蛇 足
Ⅵ 関連問題

◆第7章 4条解釈の誤り,消防の消火ミス等と失火責任法の適用・国家賠償責任

Ⅰ はじめに
Ⅱ 従来の学説・判例
Ⅲ 国賠法4条の趣旨―適用否定説
Ⅳ 「公権力の行使」の意義と従来の実例への適用
Ⅴ 過失と重過失
Ⅵ 行政の危険防止責任の観点
Ⅶ 結 び

◆第8章 国・地方公共団体に対する強制執行,特に仮執行について

Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 従来の学説の問題点
Ⅲ 行政財産・普通財産・物品への強制執行
Ⅳ 郵便局の現金に対する仮執行
Ⅴ むすび


◆第3部◆ 損失補償法―適正補償のための解釈論及び立法論

◆第1章 過大補償防止の法システムと上乗せ補償の提案―適正補償のための解釈論及び立法論

Ⅰ はじめに
Ⅱ 過大(最大限)補償の心理
Ⅲ 農地などの宅地見込地域としての評価
Ⅳ 補償金アップの手段としての営業補償
Ⅴ 事業中止の場合の先行補償の返還条項の提案
Ⅵ 裏の手口
Ⅶ 環境整備事業の高額さ
Ⅷ 土地区画整理法違反建築物の移転補償
Ⅸ 法令違反建築物の除却の効率化
Ⅹ 借家権の評価
ⅩⅠ 古屋の補償393
ⅩⅡ ドイツ流のゴネ得排除方式からの示唆395
ⅩⅢ 上乗せ補償―ゴネ損方式の提案398

◆第2章 過小補償対策

Ⅰ 事情判決の場合はゴネ得の反対の権力横暴401
Ⅱ 補償の機能しない土地利用の制限403
Ⅲ 法令改善費の補償404

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・事項索引
・判例索引

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内容説明

実践的に考える、国家賠償、損失補償の法的検討。実務・学習から研究まで、必読の書!
  
過少な国家賠償、過大な損失補償、被害者泣き寝入りの救済の谷間を、どうやって公平・公正な制度に是正できるか? 実践・実務的な視点から具体的に考える法理論。日本の制度では、賠償法が行き過ぎなどということはあり得ないことを直言し、警鐘を鳴らす。
 

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