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憲法学の創造的展開 上巻 戸波江二先生古稀記念

憲法学の創造的展開 上巻 戸波江二先生古稀記念

現代日本社会における憲法学の意義と創造的な展開の可能性。上下巻で、国内外から60名が寄稿した今後の憲法研究に幅広く有用の書。

著者 工藤 達朗
西原 博史
鈴木 秀美
小山 剛
毛利 透
三宅 雄彦
斎藤 一久
ジャンル 法律  > 憲法
法律  > 環境法
法律  > 医事法
法律  > 刑事法
法律  > 知的財産法/特許法/著作権法
法律  > 国際法/国際関係/国際私法
出版年月日 2017/12/09
ISBN 9784797280722
判型・ページ数 A5変・790ページ
定価 本体17,500円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

 『憲法学の創造的展開 上巻(戸波江二先生古稀記念)』

  工藤達朗・西原博史・鈴木秀美・小山剛・毛利透・三宅雄彦・斎藤一久 編

【目  次】

はしがき

◆Ⅰ◆ 基礎理論

1 憲法の規範力の観点から見たヘルマン・ヘラーの社会的法治国家論〔栗城壽夫〕

 Ⅰ ヘラーの社会的法治国家論の狙い
 Ⅱ 社会的法治国家のアウトプット面
 Ⅲ 社会的法治国家のインプット面
 Ⅳ 憲法の規範力という観点から見たヘラーの社会的法治国家論

2 アレクシーとケルゼンはどう異なるのか――法学における視点選択の意義について〔毛利 透〕

 Ⅰ アレクシーとケルゼンは,観察者の視点からの法理解においては一致している
 Ⅱ 参加者の視点の学問的価値についての意見の相違
 Ⅲ ケルゼンはどのようにして法を認識するのか――根本規範の意味
 Ⅳ 参加者の視点はどうやって正当化されるのか――法存在の道徳的価値
 Ⅴ 両法理論家の相違についての見解

3 慣行と制裁――「法哲学の基本文献」を読み直す〔渡辺 洋〕

 Ⅰ 二つの言明
 Ⅱ 「国権の限界問題」の再興
 Ⅲ ルールの慣行理論
 Ⅳ 強制秩序としての法
 Ⅴ ルールの慣行的理解の呪縛――省察の末路

4 ワイマール憲法――十分な民主主義者なき民主制〔ライナー・ヴァール(石塚壮太郎訳)〕

〈原題〉Die Weimarer Verfassung:Eine Demokratie ohne genugend Demokraten〔Rainer Wahl〕

 Ⅰ 出発点となる問い――不出来な憲法か,不利な枠条件の下にある憲法か
 Ⅱ その時代とその環境におけるワイマール憲法の幾つかの基本的データ
 Ⅲ 大統領の緊急事態権限にみる憲法規定の二律背反(ワイマール憲法48条2項)
 Ⅳ 民主制原理と民主制の実践
 Ⅴ 結 論

5 オーストリア初期憲法史概説〔甲斐素直〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 立憲君主制の萌芽
 Ⅲ 新絶対主義と1851年大晦日勅令
 Ⅳ 立憲君主制への回帰
 Ⅴ オーストリア=ハンガリー二重帝国と12月憲法
 Ⅵ 終 わ り に

6 日本における憲法パトリオティズムの可能性の探究〔斎藤一久〕

 Ⅰ 憲法への愛着
 Ⅱ 憲法上の普遍的価値への愛着
 Ⅲ 憲法パトリオティズムの日本における展開可能性
 Ⅳ 結びに代えて

7 国法学と実務の近さを批判する純粋法学的言説について〔實原隆志〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ イェシュテットの批判
 Ⅲ イェシュテットとは異なる見解
 Ⅳ 検 討
 Ⅴ お わ り に

8 現代ドイツ憲法学における国家目的「自由」「安全」「生命」――「国家なき国法学」に抗する立憲国家目的へ〔藤井康博〕

 Ⅰ 序――国家目的再論
 Ⅱ ワイマール憲法下
 Ⅲ ボン基本法下
 Ⅳ ベルリンの壁崩壊前後,再統一ドイツ基本法下
 Ⅴ 後序――立憲国家目的へ

9 グローバル憲法についての覚書――憲法社会学を参考にして〔西土彰一郎〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 補償的憲法としてのグローバル憲法
 Ⅲ システム理論の憲法社会学
 Ⅳ 規範的システム理論におけるグローバル憲法の位置づけ
 Ⅴ お わ り に

10 職務概念と公法理論――E・V・ハイエンの職務行政史・職務文献学・職務図像学〔三宅雄彦〕

 Ⅰ 序 言
 Ⅱ 職務による行政科学
 Ⅲ 職務概念論の学際性
 Ⅳ 結 語

◆Ⅱ◆ 基本権論

11 エバーハルト・グラビッツの基本権論〔小山 剛〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 「非国家的領域の保障」の系譜
 Ⅲ 前提となるべき社会モデル
 Ⅳ 「開かれた憲法原理としての自由」論――むすびにかえて

12 基本権制約はなぜ比例的でなければならないのか〔玉蟲由樹〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 比例原則と基本権理論――in wasとwie
 Ⅲ 従来の比例原則の根拠づけ
 Ⅳ 「基本権の本質」と規範構造論的アプローチ
 Ⅴ 相当性の要請の規範構造論的定位
 Ⅵ 結びにかえて

13 基本権解釈の「主体」に関する予備的考察――P.ヘーベルレ,J.イーゼンゼー,M.ボロウスキの所説を中心に〔土屋 武〕

 Ⅰ はじめに――問題の所在
 Ⅱ 連邦憲法裁判所による基本権の「自己理解」の援用――宗教の自由を例に
 Ⅲ 学説における基本権解釈の主体論
 Ⅳ お わ り に

14 価値・原理・統制――価値秩序における基本権 〔中野雅紀〕

 Ⅰ 問題の所在
 Ⅱ 戦後ドイツ連邦共和国における基本価値学説の発生とその争点
 Ⅲ 戦後ドイツ連邦共和国における基本価値理論の展開――「実体説」と「コンセンサス説」
 Ⅳ 戦後ドイツ連邦共和国における基本価値理論の終局――「価値理論」から「原理理論」へのパラダイム・シフト
 Ⅴ 結びにかえて

15 私人間効力論議に関する覚書――憲法は私人間において無適用だが直接効力が及ぶ〔千國亮介〕

 Ⅰ 背 景
 Ⅱ 学 説
 Ⅲ 展 開
 Ⅳ 分 析
 Ⅴ 結 論

16 外国権力による基本権侵害と保護義務――外国の情報機関からの保護義務の可能性〔武市周作〕

 Ⅰ 問題提起と社会状況
 Ⅱ 外国の情報機関による基本権侵害
 Ⅲ 保護義務の内容,範囲,限界
 Ⅳ 保護措置の限界
 Ⅴ お わ り に

17 プライバシー権の来し方・行く末〔棟居快行〕

 Ⅰ 問題の所在
 Ⅱ プライバシー権の現況
 Ⅲ 「情報化社会」の徹底と公権力の変貌――高権的命令権力から選択肢の提示者へ
 Ⅳ プライバシー権論の展開
 Ⅴ 情報化社会からリベラルで多元的な社会へ
 Ⅵ インターネット・SNSの発展とプライバシー権の展開
 Ⅶ プライバシー権の行く末――結びに代えて

18 生命の権利の衡量可能性〔嶋崎健太郎〕

 Ⅰ はじめに――戸波教授の生命権論
 Ⅱ ドイツにおける生命権の衡量の位置づけ
 Ⅲ 功利主義的生命倫理観と生命の衡量
 Ⅳ 具体的立法および連邦憲法裁判所判例
 Ⅴ 生命の量的衡量
 Ⅵ 生命の質的衡量
 Ⅶ 結 語

19 それでも「人間の尊厳」は絶対である〔押久保倫夫〕

 Ⅰ 問 題 設 定
 Ⅱ 「救出の為の拷問」と法社会学的視点――ドイツにおける議論
 Ⅲ 「人間の尊厳」の絶対性
 Ⅳ 日本における「人間の尊厳」
 Ⅴ 付論――憲法九条解釈論との比較において

20 参議院制度と投票価値の平等〔山本悦夫〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 日本国憲法制定と参議院
 Ⅲ 参議院議員選挙法の制定
 Ⅳ 参議院の選挙制度と裁判所の対応
 Ⅴ 二院制と投票価値の平等
 Ⅵ お わ り に

21 同性婚とアメリカ合衆国憲法――Obergefell v. Hodges判決を中心に〔有澤知子〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ アメリカにおける同性婚法制定の動向
 Ⅲ Obergefell v. Hodges判決
 Ⅳ 同性婚の問題点
 Ⅴ お わ り に

22 遺族年金差別訴訟に見る平等権領域における立法裁量の位置づけ〔西原博史〕

 Ⅰ 遺族年金制度における性差別という問題の位相
 Ⅱ 問題としての平等問題と福祉問題の交錯
 Ⅲ 差別構造の多層性と差別としての有害性
 Ⅳ 第一審・控訴審判決における対立点と立法裁量の位置づけ
 Ⅴ 社会保障領域に関わる立法裁量と平等権の意義
 Ⅵ 属性にかかわらず個人が尊重される社会に向けて

23 平等保護における合理性審査の厳格適用について〔大野友也〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 合理性審査の厳格適用
 Ⅲ 検 討
 Ⅳ 日本法への示唆
 Ⅴ お わ り に

24 共生と人権――ライシテをめぐる政治と法の交錯〔馬場里美〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 「ライシテ」の拡大――「新しいライシテ」?
 Ⅲ 「ナラティブとしてのライシテ」と「法的なライシテ」
 Ⅳ 共生と人権
 Ⅴ お わ り に

25 インターネット上のヘイトスピーチと表現の自由――ドイツのSNS対策法をめぐって〔鈴木秀美〕

 Ⅰ 問題の所在
 Ⅱ 本法案の概要
 Ⅲ 連邦議会で加えられた修正
 Ⅳ 憲法上の問題点
 Ⅴ 結びにかえて

26 ドイツ基本法における「集会」の概念〔岡田俊幸〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 学説の状況
 Ⅲ 2001年10月24日連邦憲法裁判所第一法廷決定
 Ⅳ 結 語

27 民間放送における「支配的な意見の力」と集中排除規制――Axel SpringerによるProSiebenSat.1の合併計画をめぐる連邦行政裁判所2014年1月29日判決の分析を中心に〔杉原周治〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 視聴者占拠率モデルの概要とAxel Springer/ProSiebenSat.1事件の経緯
 Ⅲ 連邦行政裁判所2014年1月29日判決
 Ⅳ むすびにかえて

28 芸術の自由と著作権の相克――サンプリング事件判決を中心に〔石塚壮太郎〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ サンプリング事件判決とその背景
 Ⅲ サンプリング事件判決の法的構成
 Ⅳ サンプリング事件判決の比較衡量の構造
 Ⅴ 三つの解決選択肢+α――EUでの解決/アメリカとの比較
 Ⅵ 結びにかえて

29 生存権の「制約」可能性――比例原則の適用可能性の「前提」をめぐるドイツの議論状況の覚書〔柴田憲司〕

 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 生存権の法的構造
 Ⅲ 内容形成と介入の峻別論
 Ⅳ 広い構成要件(保護法益+介入)論――原理理論
 Ⅴ お わ り に

30 福田徳三のシュタイン継受と「もう一つの立憲主義」――戦前生存権論とデモクラシー〔清野幾久子〕

 Ⅰ 福田徳三の生存権論と立憲主義
 Ⅱ 福田の主権論とデモクラシー理解――ホッブズ『リヴァイアサン』理解
 Ⅲ 「自由獲得社会より資本的営利社会へ」論文と立憲主義
 Ⅳ 福田とシュタイン立憲主義の継受
 Ⅴ 福田の生存権論とデモクラシー

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内容説明

現代日本社会における憲法学の意義と創造的な展開の可能性。長く日独憲法学の交流に力を尽くされ、ドイツ憲法判例研究会等、日本のドイツ憲法研究や教育を牽引してきた戸波江二早稲田大学教授の古稀を祝う。上・下巻で、国内外から計60名が寄稿した今後の憲法研究に幅広く有用の書。

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