憲法の発展Ⅰ-憲法の解釈・変遷・改正

日独憲法対話2015

憲法の発展Ⅰ-憲法の解釈・変遷・改正

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日本とドイツの対話から、グローバルに照射される憲法学の最先端と長年の蓄積が、この一冊から読み解ける。

著者 鈴木 秀美
M・イェシュテット
小山 剛
R・ポッシャー
ジャンル 法律  > 憲法
出版年月日 2017/09/30
ISBN 9784797298987
判型・ページ数 A5変・304ページ
定価 8,580円(税込)
在庫 在庫あり

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憲法解釈と理論の深化を図る、日独の憲法学者が一同に集った待望の書。日本とドイツの対話から、グローバルに照射される憲法学の最先端と長年の蓄積が、この一冊から読み解ける。日独の第一線の研究者による、『憲法の発展』シリーズの第1弾、待望の刊行開始!

 『憲法の発展Ⅰ―― 解釈・変遷・改正(日独憲法対話2015)』

  鈴木秀美/マティアス・イェシュテット/小山 剛/ラルフ・ポッシャー 編集


【目  次】

 
はしがき
参加者一覧

 
◆Ⅰ◆ 憲法の役割

◇1〈報告〉◇憲法の役割――ロールズ、ハーバーマス、日本〔毛利 透〕

 Ⅰ 憲法理解と憲法の現実への開放性
 Ⅱ ジョン・ロールズにおける静態的憲法観
 Ⅲ ユルゲン・ハーバーマスにおける手続主義的、プロジェクト的憲法
 Ⅳ 日本における実体的および手続的憲法理解

◇2〔コメント〕◇憲法の役割〔ウヴェ・フォルクマン〔西土彰一郎 訳〕〕


◆Ⅱ◆ 「憲法発展」の概念

◇1〈報告〉◇憲法発展の諸構想〔クリスチャン・ブムケ〔高橋雅人 訳〕〕

 Ⅰ 主題、問題設定そして進め方
 Ⅱ 憲法発展の構想の諸要素
 Ⅲ 結論と展望

◇2〔コメント〕◇「憲法発展」の観念――日本の視点から〔林 知更〕

 Ⅰ 「憲法発展」を論じる文脈
 Ⅱ 憲法は発展するのか?
 Ⅲ 戦後日本における「憲法発展」
 Ⅳ 憲法学の役割


◆Ⅲ◆ 憲法改正とその限界

◇1〈報告〉◇憲法改正とその限界――日独比較についての考察〔クリストフ・シェーンベルガー〔柴田尭史=宮村教平 訳〕〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ ハイライト――二つの再軍備
 Ⅲ 日独における憲法改正の意義の違いに関する考察
 Ⅳ 憲法改正の憲法上の限界

◇2〔コメント〕◇日本における憲法改正とその限界〔高田 篤〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 再 軍 備
 Ⅲ 憲法改正にかかる実務
 Ⅳ 憲法改正への学的対応
 Ⅴ 「憲法改正の代替」と憲法に対する様々な見方
 Ⅵ 憲法改正の限界
 Ⅶ 結 語


◆Ⅳ◆ 自由民主党の日本国憲法改正案

◇1〈報告〉◇国家依存性と代表性の欠陥の狭間で――多くの国民が反自由主義的な自民党憲法改正草案を受け入れる理由?〔西原博史〕

 Ⅰ 序
 Ⅱ 平和主義条項をめぐる争い(憲法9条)
 Ⅲ 全面改正の試み
 Ⅳ 憲法改正に対する国民の無関心とその理由
 Ⅴ 展 望

◇2〔コメント〕◇自由民主党の日本国憲法改正案〔クリスチャン・ヴァルトホフ〔杉原周治 訳〕〕


◆Ⅴ◆ ドイツ基本法10条、13条、16条を例とした憲法改正の必要性と意義

◇1〈報告〉◇憲法改正の必要性と意義、基本法10条、13条、16条を例として〔クリスチャン・ヒルグルーバー〔大西楠・テア 訳〕〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 基本法10条2項2文、19条4項3文――必要な憲法改正だったのか?
 Ⅲ 庇護妥協
 Ⅳ 盗聴による住居監視
 Ⅴ ま と め

◇2〔コメント〕◇憲法改正と憲法裁判〔川又伸彦〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 憲法改正と憲法解釈
 Ⅲ 憲法改正代わりの通常の立法
 Ⅳ 解釈による憲法発展と憲法改正
 Ⅴ 憲法改正と憲法裁判
 Ⅵ おわりに


◆Ⅵ◆ 憲法解釈と憲法変遷

◇1〈報告〉◇憲法解釈と憲法変遷〔三宅雄彦〕

 Ⅰ 序 言
 Ⅱ 憲法変遷概念の不要
 Ⅲ スメント憲法変遷論
 Ⅳ 憲法変遷の憲法理論
 Ⅴ 結 語

◇2〔コメント〕◇憲法変遷――言語理論による一解明〔ラルフ・ポッシャー〔柴田憲司 訳〕〕

 Ⅰ 憲法変遷の概念
 Ⅱ 憲法変遷の言語理論的な解明
 Ⅲ 憲法解釈にとっての帰結


◆Ⅶ◆ 同性パートナーの憲法による保護

◇1〈報告〉◇同性婚への道筋――連邦憲法裁判所と立法者の役割について〔マルティン・ネッテスハイム〔太田航平=村山美樹 訳〕〕

 Ⅰ 2人の人間による永続的な共同生活の中心的形式としての婚姻の安定化および保障
 Ⅱ 婚姻制度のリベラルな変革
 Ⅲ 登録生活パートナーシップ――伝統的婚姻理解を開放する存在から脅かす存在へ
 Ⅳ 同性婚への道
 Ⅴ 連邦憲法裁判所と不一致宣言

◇2〔コメント〕◇生活パートナーシップ:憲法による保護――法・変遷する社会〔松原光宏〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 現 状
 Ⅲ 検 討
 Ⅳ 結 語

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