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ドイツ法学と法実務家

ドイツ法学と法実務家

ドイツ法系の地域の立法や裁判所組織の沿革をめぐる、裁判官・司法関係者・弁護士など法実務家の人物・業績を検討する。

著者 小野 秀誠
ジャンル 法律 > 司法/裁判制度/弁護士論
法律 > 法制史
法律 > 民法
出版年月日 2017/07/31
ISBN 9784797227666
判型・ページ数 A5変・420ページ
定価 本体12,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

 『ドイツ法学と法実務家』

  小野秀誠(獨協大学法学部教授)著

【目  次】

はじめに

◇◆第1部 ドイツ民法典と法実務家◆◇

◆第1篇 ドイツ民法典の成立と法実務家◆

第1章 はじめに
 1 法曹資格と地位の互換性――法学者と実務家
 2 1900年のドイツ民法典の編纂
 3 日本法上の法実務家

第2章 ドイツ民法典の編纂と法実務家
 1 法実務家と法典編纂
 2 法典編纂と連邦制
 3 準備委員会と第一委員会
 4 ライヒ司法部と第二委員会
 5 民法典の成立と変遷

第3章 各論(ハンザ上級裁判所,連邦上級商事裁判所,ドイツ民法典編纂作業の法実務家)
 1 ハンザ上級裁判所の法実務家
 (1) 序
 (2) ハイゼ(Georg Arnold Heise, 1778.8.2―1851.2.6)
 (3) シュベッペ(Albrecht Schweppe, 1783.5.21―1829.5.23)
 (4) ブルーメ(Friedrich Bluhme, 1797.6.29―1874.9.5)
 (5) ジーフェーキング(Friedrich Sieveking, 1836.6.24―1909.11.13)
 (6) シュミット(Albert Schmid, 1812.7.18―1891.11.14)
 (7) テール(Johann Heinrich Thöl, 1807.6.6―1884.5.16)
 2 連邦上級商事裁判所
 (1) 序
 (2) パーペ(Heinrich Eduard von Pape, 1816.9.13―1888.9.10)
 3 ドイツ民法典編纂作業の法実務家
 (1) 序
 (2) プランク(Gottlieb Karl Georg Planck, 1824.6.24―1910.5.20)
 (3) ベール(Otto Bähr, 1817―1895)
 (4) キューベル(Franz Philipp Friedrich von Kübel, 1819.8.19―1884.1.4)
 (5) ハビヒト(Hermann Habicht, 1805―1896)
 (6) ロート(Paul Rudolf von Roth, 1820.7.11―1892.3.28)
 (7) リューガー(Konrad Wilhelm von Rüger, 1837.10.26―1916.2.20)
 (8) マンドリー(Johann Gustav Karl von Mandry, 1832.1.31―1902.5.30)
 (9) エック(Ernst Wilhelm Eberhard Eck, 1838.8.21―1901.1.6)
 (10) エールシュレーガー(Otto von Oehlschläger, 1831.5.16―1904.1.14)
 (11) ヴォルフゾーン(Issac Wolffson, 1817.1.19―1895,10,12)

第4章 ドイツの最上級裁判所の変遷
 1 神聖ローマ帝国(962年―1806年)の時代
 2 ドイツ連邦(1815年―1866年)の時代
 3 北ドイツ連邦とドイツ帝国(1871年),オーストリア
 4 連邦上級商事裁判所の裁判官(人と経歴)
 5 ライヒ大審院
 6 戦後の展開

第5章 む す び
 1 統一的最高裁
 2 近時の連邦裁判官
 3 近時の歴史的課題

◆第2篇 ドイツ民法典と法実務家,補遺――第一草案,第二草案にみる法実務家◆

第1章 第一草案・序(Entwurf eines bürgerlichen Gesetzbuches für das Deutsche Reich, Erste Lesung, 1888)

第2章 第二草案・序(Protokolle der Kommission für die zweite Lesung des Entwurfs des Bürgerlichen Gesedtzbuchs, 1897)

◆第3篇 シュタウプ(Samuel Hermann Staub, 1856.3.21―1904.9.2)と積極的契約侵害論◆

◇◆第2部 プロイセンの実務家とライヒ大審院◆◇

◆第1篇 立法と法実務家の役割――ALRの変遷◆

第1章 ドイツ法の二重構造と法の沿革
 1 連邦法と州法
 2 法ドグマと法実務

第2章 制定史上の実務家(ALRの制定)
 1 プロイセンの司法改革
 2 カルマー(Johann Heinrich Casimir Graf von Carmer, 1720.12.29―1801.5.23)
 3 スアレツ(Carl Gottlieb Svarez(Schwartz), 1746.2.27―1798.5.14)
 4 一般ラント法の成立

第3章 自然法的法典のパンデクテン化と実務家
 1 序
 2 ボルネマン(Friedrich Wilhelm Ludwig Bornemann, 1798.3.28―1864.1.28)
 3 コッホ(Christian Friedrich Koch, 1798.2.9―1872.1.21)
 4 フェルスター(Franz August Alexander Förster, 1819.7.7―1878.8.8)
 5 レーバイン(Karl Adalbert Hugo Rehbein, 1833.12.19―1907.10.7)
 6 ライネケ(Otto Ludwig Karl Reineke, 1830.10.3―1906.1.13)

第4章 む す び
 1 自然法的法典のパンデクテン解釈
 2 1916年のABGBの改正

◆第2篇 プロイセン上級裁判所◆

第1章 はじめに

第2章 沿 革
 1 宮廷裁判所(Kammergericht)と不上訴特権
 2 枢密上級裁判所(Geheimes Obertribunal)
 3 上級裁判所(Obertribunal)

第3章 上級裁判所の人と業績
 1 上級裁判所の概要
 2 各 論
 (1) ヴェッグネルン(Carl von Wegnern, 1777.8.3―1854.11.7),(長官 1832―1849)
 (2) ヴァルデック(Benedikt Waldeck, 1802.7.31―1870.5.12),(在任 1844―1849)
 (3) ライヘンスペルガー(Peter Reichensperger, 1810.5.28―1892.12.31),(在任 1858―1879)
 (4) シェリング(Hermann von Schelling, 1824.4.19―1908.11.15),(在任 1874―1875)
 (5) アイヒホルン(Karl Friedrich Eichhorn, 1781.11.20―1854.7.4),(在任 1834―1847)
 (6) ホーマイヤー(Carl Gustav Homeyer, 1795.8.13―1874.10.20),(在任 1845―1867)
 (7) へッフター(August Wilhelm Heffter, 1796.4.30―1880.1.5),(在任 1846―1868)
第4章 プロイセン司法省と司法大臣
 1 司法大臣と大法官
 2 19世紀の司法大臣
 3 地域司法大臣
 4 カンプッツ(Karl Albert Christoph Heinrich von Kamptz, 1769.9.16―1849.11.3)と,
  レオンハルト(Gerhard Adolf Wilhelm Leonhardt, 1815.6.6―1880.5.7)

第5章 む す び
 1 その他のラントの最高裁
 2 上級裁判所と現在の高裁(OLG)
 3 ライヒ大審院と連邦裁判所

◆第3篇 立法と法実務家の意義――ライヒ大審院と実務家◆

第1章 はじめに
 1 法実務家の役割
 2 ライヒ大審院と連邦裁判所
 3 司法の官僚化

第2章 大審院,ライヒ大審院
 1 日本の大審院長
 2 ライヒ司法部とライヒ大審院

第3章 ライヒ大審院長――人と業績
 1 ライヒ大審院長
 (1) シムソンとブムケ
 (2) エールシュレーガー(Otto von Oehlschläger, 1831.5.16―1904.1.14)
 (3) グートブロード(Karl Konrad Gutbrod, 1844.3.10―1905.4.17)
 (4) ゼッケンドルフ(Daniel August Hubert Rudolf Freiherr von Seckendorff, 1844.11.22―1932.9.23)
 (5) デルブリュック(Heinrich Delbrück, 1855.7.16―1922.7.3)
 (6) シモンズ(Walter Simons, 1861.9.24―1937.7.14)
 2 ライヒ司法部長
 (1) フリードベルク(Heinrich von Friedberg, 1813.1.27―1895.6.2)
 (2) ニーベルディング(Arnold Nieberding, 1838.5.4―1912.10.10)
 (3) ランズベルク(Otto Landsberg, 1869.12.4―1957.12.9)
 3 戦後の地区最高裁と連邦裁判所(BGH)
 (1) ライヒ大審院の解体
 (2) E・ヴォルフ(Ernst Wolff, 1877.11.20―1959.1.11)と地区最高裁
 (3) ヴァインカウフ(Weinkauff, 1894―1981)

第4章 む す び
 1 ドイツ民法典草案批判
 2 A・メンガー
 3 立法における法実務家の成果

◆第4篇 キルヒマン(Julius Hermann von Kirchmann, 1802.11.5―1884.10.20)と法律学の無価値性◆

◆第5篇 パーラント(Otto Palandt, 1877.5.1―1951.12.3)と法曹養成,民法コンメンタール(Kurzkommentar)◆

◇◆第3部 ドイツの司法とオーストリアの司法◆◇

◆第1篇 ドイツの連邦裁判所(BGH)と連邦司法――人と業績◆

第1章 はじめに

第2章 連邦の類型と連邦裁判官
 1 連邦裁判官
 2 アメリカの連邦裁判官と最高裁

第3章 連邦〔通常〕裁判所長官(BGH長官)
 1 BGH長官の概観
 2 連邦〔通常〕裁判所長官の人と業績
 (1) ヴァインカウフ
 (2) ホイジンガー(Bruno Heusinger, 1900.3.2―1987.8.3)
 (3) フィッシャー(Robert Fischer, 1911.8.22―1983.3.4)
 (4) プァイファー(Gerd Pfeiffer, 1919.12.22―2007.2.1)
 (5) オーダースキー(Walter Odersky, 1931.7.17―)
 (6) ガイス(Karlmann Geiß, 1935.5.31―)
 (7) ヒルシュ(Günter Erhard Hirsch, 1943.1.30―)
 (8) トルクスドルフ(Klaus Tolksdorf, 1948.11.14―)
 (9) リンペルグ(Bettina Limperg, 1960.4.5―)(262)

第4章 む す び
 1 連邦司法大臣
 2 ライヒ司法大臣と次官
 (1) 序
 (2) ラートブルフ(Gustav Radbruch, 1878.11.21―1949.11.21)
 (3) 次官・ジョエル(Curt Joël, 1865.1.18―1945.4.15)
 3 省庁再編と司法大臣
 4 歴史的課題
 5 旧東ドイツの司法大臣

◆第2篇 ドイツの連邦裁判所の発展と特質◆

第1章 はじめに
 1 連邦裁判所
 2 連邦裁判所の部
 3 ヨーロッパの裁判所

第2章 戦前のライヒ大審院とその解体
 1 日本の旧大審院との比較
 2 ライヒ大審院(Reichsgericht)
 3 ライヒ大審院の解体

第3章 連邦裁判所の再配置と管轄,刑事第5部の所在
 1 連邦裁判所の再配置
 2 連邦裁判所の管轄区域
 3 ラント高等裁判所(Oberlandesgericht)
 4 連邦裁判所長官

第4章 むすび――連邦裁判所の現在
 1 連邦裁判所の現代化
 2 連邦裁判官の構成

◆第3篇 オーストリア一般民法典(1811年,ABGB)の200年――啓蒙と官房学の結合◆

第1章 オーストリア一般民法典(ABGB)
 1 はじめに
 2 立法過程および成立後の変遷

第2章 ABGBの規定と沿革
 1 自然法
 2 ローマ法
 3 古ドイツ法
 4 危険負担規定の一部の例

第3章 ABGBの立法における人物――自然法と官房学
 1 マルチニ(Karl Anton von Martini, Freiherr zu Wasserburg, 1726.8.15―1800.8.7)
 2 官房学者――ユスティ,ホルテン,ケース
 3 ゾンネンフェルス(Joseph Freiherr von Sonnenfels, 1733―1817.4.25)
 4 ツァイラー(Franz Anton Felix Edler von Zeiller, 1751.1.14―1828.8.23)
 5 トゥーンとウンガー(Josef Unger, 1828.7.2―1913.5.2)
 6 オフナー(Julius Ofner, 1845.8.20―1924.9.26)

第4章 むすび,ABGBとヨーロッパ法
 1 パンデクテン法学とドイツ民法学の影響
 2 特別法による修正
 3 ABGBの修正とヨーロッパ法

◆第4篇 19世紀後半以降のオーストリア法の変遷と民法◆

第1章 はじめに

第2章 オーストリア私法の変遷と法学者
 1 オーストリア法のパンデクテン化の時期の補遺
 2 転換期以降
 3 シェイ(Josef Freiherr Schey von Koromla, 1853.3.16―1938.1.18)
 4 エーレンツワイク(Armin Ehrenzweig, 1864.12.15―1935.9.29)
 5 クラング(Heinrich Adalbert Klang, 1875.4.15―1954.1.22)
 6 O.ピスコ(Oskar Pisko, 1876.1.6―1939.12.2)
 7 ヴェンガー(Leopold Wenger, 1874.9.4―1953.9.21)
 8 ウィルブルク(Walter Wilburg, 1905.6.22―1991.8.22) 
 9 グシュニッツアー(Franz Gschnitzer, 1899.5.19―1968.7.19)

第3章 3代のエクスナーとオーストリアの大学の改革
 1 序
 2 エクスナーの家系

第4章 む す び
 1 近時の動向
 2 補 遺
 (1) 戦後の法学者
 (2) シュタインヴェンター(Artur Steinwenter, 1888.5.17―1959.3.14)
 (3) ビドリンスキー(Franz Bydlinski)
 (4) マイヤー・マリ(Theo Mayer-Maly, 1931.8.16―2007.12.6)
 (5) ヴェーゼナー(Gunter Wesener, 1932.6.3―)
 (6) ゼルブ(Wlater Selb, 1929.5.22―1994.6.2)
 (7) コツィオール(Helmut Koziol, 1940.4.7―)
 3 オーストリア最高裁とライヒスゲリヒト,司法省


人名索引
事項索引

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内容説明

本書は、ドイツ法系の地域の立法や裁判所組織の沿革をめぐる、裁判官・司法関係者・弁護士など法実務家の人物・業績を検討するものである。ドイツ民法典成立や、プロイセン上級裁判所からライヒ大審院の成立と展開、そしてドイツ連邦裁判所ならびにオーストリア法とその最高裁の発展、これらの過程で、法・判例の統一、立法に関与し裁判所・司法省制度において重要な役目を担った人物と業績を詳説する。

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