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法と哲学 第3号

法と哲学 第3号

法と哲学のシナジーによる〈面白き学知〉の創発を目指して、法の現場から哲学に挑戦し、法学の前線から法を問い直す。

著者 井上 達夫 編集代表
田中 成明
山田 八千子
米村 幸太郎
福原 正人
橋本 努
亀本 洋
ジャンル 法律 > 法哲学
シリーズ 法律・政治 > 研究雑誌
出版年月日 2017/06/30
ISBN 9784797298635
判型・ページ数 菊判変・176ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

 『法と哲学 第3号』
  
  井上達夫(東京大学大学院法学政治学研究科教授)責任編集

  - - -

【執筆者紹介(掲載順)】

・田中 成明(たなか・しげあき)
京都大学名誉教授(法哲学)
1942年2 月兵庫県三田市に生まれる。1964年3 月京都大学法学部卒業。
主要著作:『現代法理学』(有斐閣,2011年),『法への視座転換をめざして』(有斐閣,2006年),『転換期の日本法』(岩波書店,2000年),『現代社会と裁判』(弘文堂,1996年), 『法的空間』(東京大学出版会,1993年),『法的思考とはどのようなものか』(有斐閣,1989年),『裁判をめぐる法と政治』(有斐閣,1979年)。

・山田八千子(やまだ・やちこ)
中央大学大学院法務研究科教授・弁護士(東京弁護士会)
中央大学大学院博士課程前期課程修了
主要著作:「法哲学から見る人口減少社会と法」(楜澤能生編『持続可能社会への転換と法・法律学』(早稲田大学比較法研究所蔵書,2016年),『自由の契約法理論』(弘文堂,2008年),翻訳書 クカサス・ペテッィト『ロールズ「正義論」とその批判者たち』(共訳,勁草書房,1996年)等。

・米村 幸太郎(よねむら・こうたろう)
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院准教授(法哲学)
1982年石川県金沢市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科単位取得退学。
主要著作:「規範的正義論の基礎についてのメタ倫理学的再検討」(『国家学会雑誌』第121巻1 ・2 号, 2008年),「普遍の再生―どのように?そしてどのような?」(谷口功一・瀧川裕英・大屋雄裕編『逞しきリベラリストとその批判者たち-- 井上達夫の法哲学』ナカニシヤ出版,2015年),「「功績(desert)」概念と応報」(『法哲学年報』,2016年)。

・福原 正人(ふくはら・まさと)
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程
1984年大阪府生まれ。
主要著作:「「リベラルな戦争」という構想:ウォルツァー正戦論の批判的検討を通して」『政治思想研究(12)』(2012年),「グローバルな正義論」『コミュニタリアニズムのフロンティア』(共著, 勁草書房,2012年),「移民の倫理学をめぐる一試論:国家に個人を排除する道徳的権利はあるのか」『立命館言語文化研究』(近刊)。

・橋本 努(はしもと・つとむ)
北海道大学大学院経済学研究院教授
1967年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。
主要著作 『自由の論法』(創文社,1994年),『社会科学の人間学』(勁草書房,1999年),『帝国の条件』(弘文堂,2007年),『自由に生きるとはどういうことか』(ちくま新書,2007年),『経済倫理= あなたは,なに主義?』(講談社メチエ,2008年),『自由の社会学』(NTT 出版,2010年),『ロスト近代』(弘文堂,2012年),『学問の技法』(ちくま新書,2013年)。

・亀本 洋(かめもと・ひろし)
明治大学法学部教授
1957年山口県に生まれる。1986年京都大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。
主要著作:『法的思考』(有斐閣,2006年),『法哲学』(成文堂,2011年),『格差原理』(2012年,成文堂),『ロールズとデザート』(成文堂,2015年),『ドゥオーキン「資源の平等」を真剣に読む』(成文堂,2016年)。

  - - -

【目  次】

はしがき

◇論  説◇

1 法の一般理論としての法概念論の在り方について―現代分析法理学への二方向からの批判を手がかりに―〔田中成明〕

 はじめに
 Ⅰ 法理学の問題領域と法の一般理論の任務
 Ⅱ 法理学の任務と法の概念をめぐるハートとドゥオーキンの見解
 Ⅲ 社会的法理論と法多元主義からの批判
 む す び

2 法的擬制と根元的規約主義―根元的規約主義からの法的推論における擬制の検討―〔山田八千子〕

 はじめに
 Ⅰ 擬制・法的推論・根元的規約主義
 Ⅱ 法的推論における擬制の位置づけ
 Ⅲ 根元的規約主義と擬制との関係
 結びに代えて

3 2つのパターナリズムと中立性〔米村幸太郎〕

 Ⅰ イントロダクション
 Ⅱ 2つのパターナリズム
 Ⅲ 中立性の要請からの批判
 Ⅳ 中立的なパターナリズム

4 領有権の正当化理論―国家は何をもって領土支配を確立するのか―〔福原正人〕

 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 三つの正当化理論
 Ⅲ 適理的な受容可能性テスト
 Ⅳ 権利の個別化
 Ⅴ 領土紛争
 Ⅵ おわりに

◇書  評◇

1 生態的合理主義の地平〔橋本 努〕

 [若松良樹『自由放任主義の乗り越え方』(勁草書房、2016年)]

 Ⅰ はじめに(134)
 Ⅱ ホモ・エコノミクス仮説と政府介入
 Ⅲ リバタリアン・パターナリズムの前提
 Ⅳ いかなる生態的合理主義か

2 嶋津格氏への応答,というよりも共闘〔亀本 洋〕

 〔嶋津格「平等への妄執(obsession)を抉るロールズ論の好著2冊」(『法と哲学』2号(2016年)147頁以下)への返答〕

 Ⅰ 嶋津との共闘―運によって決まる格差が一番大事
 Ⅱ 分配の正義と分布の正義
 Ⅲ 法における正義
 Ⅳ 協働作業の生産物の分配
 Ⅴ 分配曲線の解釈
 Ⅵ 敵としての社会的選択理論

-------------------------------------------------

Ho to Tetsugaku

Edited by Tatsuo INOUE

[Law and Philosophy / Droit et philosophie / Recht und Philosophie]

No.3 June 2017

【Articles】
 1. The Task of Conception of Law as a General Theory of Law −An Examination of Two Contrastive Criticisms on Analytical Jurisprudence / Shigeaki TANAKA
 2. Legal Fiction and Radical Conventionalism / Yachiko YAMADA
 3. Two Kinds of Paternalism and Neutrality / Kotaro YONEMURA
 4. Territorial Rights: Justificatory Theories / Masato FUKUHARA
【Book Reviews】
 1. A Horizon of Ecological Rationalism / Tsutomu HASHIMOTO
 2. A Struggle Cooperating with Itaru Shimazu Rather than a Reply to Him / Hiroshi KAMEMOTO

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内容説明

学術世界の未来を拓く、『法と哲学』に、待望の第3号が登場!

法と哲学のシナジーによる〈面白き学知〉の創発を目指して、法の現場から哲学に挑戦し、法学の前線から法を問い直す。第3号は論説では、田中(法概念論の在り方)、山田(法的擬制と根元的規約主義)の特別寄稿に加え、厳正な審査をくぐった米村、福原の投稿論文2編、内発的論争を活性化させる橋本、亀本による書評2編を収録。

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