目次
福田徳三研究会 編
江夏由樹(帝京大学経済学部教授)・大月康弘(一橋大学経済学研究科教授) 編集
【目 次】
刊行にあたって(西沢 保)
凡 例
『国民経済講話』 分冊 第一刷序
【国民経済講話(1)】
◇第一巻 総 論◇
第一編 序 論
第一章 今日の文明生活における経済の意義
第二章 経済の本質
第三章 自足経済と流通経済
第四章 経済と云う語と思想の成立
第五章 流通経済の本質
第六章 貨幣経済及び営利経済
第七章 経済学の意義、分科、研究法及び発達
第二編 国民経済の組織
第八章 国民経済を組織なりと云うことの真意
第九章 国民経済の成立
第十章 経済の種類
第十一章 国家と国民経済
第三編 経済行為の根本観念
第十二章 目的行動と風俗習慣
第十三章 価値・価格及び貨幣価値
◇第二巻 生産論◇
第四編 企業・土地及び人口
第十四章 経済本論の内容
第十五章 生産の意義及び形態
第十六章 営利、営業及び職業
第十七章 企業の意義及び任務
第十八章 土地の不変性と可変性
第十九章 耕作法及び土地改良
第二十章 土地収穫の増加 殊に収穫逓減(ていげん)の法則
第二十一章 人口の増加 殊にマルサス氏人口の法則
『国民経済講話』 合冊改訂増補 第一版題言
解 題〔江夏由樹〕
年 譜
人名・団体名索引(巻末)
書誌索引(巻末)
内容説明
◆日本の経済学の黎明期、「社会厚生のために一身を捧げた一大学者にして一大運動家」であった福田徳三の先駆的業績を新編集により蘇らせた現代版。全巻に通底する「厚生の理論・歴史・政策」は、経済学のまさに学問的源流となった。各巻編集者による【解題】付。
◆第3巻は20世紀初頭、政治・経済・社会の現実的視点から時代を論じ国民の日常生活に関わる経済学を説いた入門書を読みやすく活字化。今と重なる時代状況と考察が、現代への貴重な財産として蘇る著作集、第3巻(第5回配本)。(解説/江夏由樹)