【福田徳三著作集 第16巻】 暗雲録
日本の経済学の黎明期、「社会厚生のために一身を捧げた一大学者にして一大運動家」であった福田徳三の先駆的業績を新編集により蘇らせた現代版。全巻に通底する「厚生の理論・歴史・政策」は、経済学のまさに学問的源流となった。各巻編集者の【解題】付。
◆第16巻は暗雲漂う敗戦国ドイツへの制裁、日本のILO労働者代表選定の確執、黎明会の解散、河上肇との論争等、第1次大戦後の思想状況を描出◆
<全21巻刊行予定>(概要はこちら →【福田徳三著作集】パンフレット)
【第1期刊行(全4巻既刊)】(巻数/書名/(編集担当者)/〈価格〉)
・第1回配本/第10巻 『社会政策と階級闘争』(西沢保・森宜人)<6800円(本体:税別)> 既刊
・第2回配本/第17巻 『復興経済の原理及若干問題』(清野幾久子)<5800円(本体:税別)> 既刊
・第3回配本/第15巻 『黎明録』(武藤秀太郎)<8800円(本体:税別)>既刊
・第4回配本/第16巻 『暗雲録』(武藤秀太郎)<5400円(本体:税別)>既刊
【第2期刊行】
・第5回配本/第3巻 『国民経済講話(1)』(江夏由樹・大月康弘)
・第6回配本/第4巻 『国民経済講話(2)』(江夏由樹・大月康弘)
・第7回配本/第1巻 『経済学講義』(西沢保)
・第8回配本/第19巻 『厚生経済研究』(井上琢智)
【第3期刊行】
・第9回配本 /第13巻 『生存権の社会政策』(清野幾久子)
・第10回配本/第14巻 『労働権・労働全収権及労働協約』(清野幾久子)
・第11回配本/第6巻 『経済史研究』(杉岳志・森宜人・夏目琢史)
・第12回配本/第7巻 『経済学史研究』(井上琢智)
・第13回配本/第9巻 『経済学論攷』(山内進)
・第14回配本/第11巻 『社会運動と労銀制度』(玉井金五・杉田菜穂)
【以下続刊】
・第2巻 『国民経済原論』(池田幸弘)
・第5巻 『流通経済講話』(大友敏明)
・第8巻 『経済学研究』(原伸子)
・第12巻 『ボルシェヴィズム研究』(土肥恒之・大月康弘)
・第18巻 『経済危機と経済恢復』 (森宜人)
・第20巻 『現代の商業及商人』(田中秀臣)
・第21巻 『唯物史観経済史出立点の再吟味』(田中秀臣)
参考:一橋大学附属図書館ホームページ(http://www.lib.hit-u.ac.jp/retrieval/bunko/fukudapapers.html)
福田徳三研究会 編
武藤秀太郎(新潟大学大学院現代社会文化研究科准教授) 編集
【目 次】
刊行にあたって (西沢保)
凡 例
『暗雲録』 序
一 暗雲世界を鎖(とざ)す=経済的ボイコット主義の脅威=
二 世界を欺(あざむ)く者は誰ぞ
三 いかに改造するか
四 イギリスの金輸出禁止令
五 虚偽のデモクラシーより真正のデモクラシーへ
六 朝鮮は軍閥の私有物にあらず
七 エホバとカイザー=国本闡明(せんめい)の第一義=
八 エホバとカイザーとよりの解放=国本とデモクラシーに関する管見の一部、未完稿=
九 解放の社会政策
十 戦後当面の重要経済問題
付録一 放併(ほうてき)せられたる暴利取締令
付録二 呪(のろ)うべき平和
付録三 生活問題の恐怖来る
十一 戦後の金融及び貿易における日本、イギリスの関係
十二 いかに労働者を指導すべきか
十三 ただ一条の光明=国際労働保護法制を歓迎す=
十四 労働非貨物主義の公認
十五 小島国的侵略主義の応報
十六 世界は欺くべからず
解 題〔武藤 秀太郎〕
年 譜
人名・団体名索引(巻末)
書誌索引(巻末)
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