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親密圏における暴力

学術選書 149

親密圏における暴力

離婚裁判等の法廷・司法上の問題点や法曹教育、被害者支援制度の実践と課題を検討し、被害者の「支援を受ける権利」の構想を試みる。

著者 手嶋 昭子
ジャンル 法律  > 法社会学
法律  > ジェンダー法
法律  > 刑事法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2016/05/20
ISBN 9784797267495
判型・ページ数 A5変・264ページ
定価 本体7,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

 『親密圏における暴力(学術選書149)』

  手嶋昭子(京都女子大学法学部准教授) 著

 <著者紹介>
 1983年3月京都大学法学部卒業
 1988年3月京都大学法学研究科博士課程単位取得退学
 2011年より現職


【目  次】~~~~~~~~~~~~~~

はしがき

序論 親密圏における暴力と法
 親密圏とは
 親密圏における暴力
 暴力発生のメカニズム
 裁判における「経験則」
 暴力下の「合理的」人間
 自律/自立を支援するということ

◇第1部 法的対応の現状◇

◆第1章 性暴力

第1節 日本における強姦罪規定の問題点
 問題の所在
 強姦罪の問題点―抵抗の要件
 財産権侵害との比較
 性的自由とは
第2節 レイプ法は何を守ろうとしてきたのか―米国における強姦罪成立要件とジェンダー・バイアス
 問題の所在
 シンプル・レイプ排除の理由
 なぜ身体的暴力にこだわるのか
 性的自律の権利
 強姦罪の保護法益

◆第2章 ドメスティック・バイオレンス

第1節 家族法とDV―離婚原因における配偶者暴力の評価
 問題の所在
 民法における離婚原因の変遷
 暴力を理由とする離婚裁判とDV防止法
 離婚裁判における暴力の評価
 DVの実態からみた離婚裁判の問題点
 今後の課題
第2節 カナダにおけるDV法制
 カナダ社会とDV
 DVへの法的対応
 DVコート
 民間団体による支援―シスターリング(Sistering)
 日本のDV法制への示唆

◇第2部 被害者支援制度◇

◆第3章 カナダにおける性暴力被害者支援

はじめに
第1節 ブリティッシュ・コロンビア州立女性病院における「性暴力被害対応サービス(SAS)」
第2節 思想的背景
 フェミニズムの継承と多様性の尊重
 社会構築主義
第3節 支援の原則
 当事者の声を聴く
 エンパワメント
 被支援者をどう観るか
 支援者の権威性
第4節 既存の制度との確執
 刑事システムとの齟齬
 体制内化(institutionalization)の問題
おわりに

◆第4章 DV被害者支援の取り組み

第1節 DV被害者支援における自治体間格差
 問題の所在
 DV被害者支援における格差の実態
 格差の背後にあるもの
 取り組みの進展と残された課題
第2節 保護命令申立時におけるDV被害者支援について
 問題の所在
 保護命令制度の利用状況
 保護命令をめぐる問題点
 保護命令申立に伴う困難
 保護命令申立時の被害者支援のありかた
 支援者調達の制度化

◇第3部 被害者の権利擁護を目指して◇

◆第5章 ジェンダー公平な司法へ―アメリカにおけるNGOと裁判所の協働

はじめに
第1節 米国の法曹
 養成及び選任制度概観
 法曹の中の女性
第2節 米国における法曹継続教育
 CLE
 司法教育
第3節 裁判における男女平等促進のための全米司法教育プログラム(NJEP)
 設立の経緯
 活動内容
第4節 裁判所におけるジェンダー・バイアスに関するタスク・フォース
 発足の経緯
 活動内容
 成 果
 今後の課題
おわりに

◆第6章 DV被害者の権利主体性―「支援を受ける権利」試論

はじめに
第1節 DV被害者の法的地位
 支援制度における被害者の権利主体性
 「支援を受ける権利」の意義
 権利承認のプロセス
第2節 犯罪被害としてのDV
 日本における犯罪被害者支援法制の整備
 「犯罪被害者の権利」をめぐる議論
 米国における「被害者の権利運動」とDV
第3節 人権侵害としてのDV
 人権とDV
 DVによって侵害される人権
 「支援を受ける権利」の法的根拠
おわりに

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 初出一覧(巻末)/事項索引(巻末)/判例索引(巻末)

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内容説明

身近な者からの愛情、信頼が裏切られる時、法はいかにあるべきか。

かつて例外的事象として周縁に位置付けられてきた、「信頼を期待しうる関係性を持つ人々」からの性暴力やDVは、社会に蔓延する深刻な問題となっている。離婚裁判等の法廷・司法上の問題点や法曹教育、また、被害者支援制度の実践と課題を検討し、最後に被害者の「支援を受ける権利」の構想を試みる。法社会学や家族法学、ジェンダー法学など幅広く有用の書。

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