国際私法の深化と発展
学術選書 124

新たな時代の要請に応えるべく、<深化と発展>の契機を提供する待望の書!
著者 |
山内 惟介
著 |
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ジャンル |
法律
> 国際法/国際関係/国際私法 |
シリーズ | 法律・政治 > 学術選書 |
出版年月日 | 2016/03/02 |
ISBN | 9784797260946 |
判型・ページ数 | A5変・368ページ |
定価 | 本体7,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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目次
山内惟介(中央大学法学部教授)著
【目 次】
はしがき
◆第一章◆ 気候変動の顧慮――地球社会の法律学
一 はじめに
二 国際私法の現状と課題
三 要約と展望
◆第二章◆ 子奪取事件法務官意見書――インガ・リナウ事件
一 はじめに
二 事案の概要
三 提示された論点
四 法務官意見書
五 結びに代えて
◆第三章◆ ドイツ立法過程の一局面――法人属人法
一 はじめに
二 ヴェッツラー提案
三 結びに代えて
◆第四章◆ 国内裁判例に対する評価――法人属人法と法人格否認
一 はじめに
二 裁判例の動向とその評価
三 ま と め
◆第五章◆ 憲法との対話――外国法の位置付け
一 問題の所在
二 外国法の適用根拠およびその解釈
三 準拠外国実質法上の価値評価と法廷地法上のそれとの調整
四 裁判例および学説
五 若干の検討
六 結びに代えて
◆第六章◆ 外国公序条項の適用――準拠法決定過程の間隙
一 はじめに
二 ドイツ法における論議
三 ローレンツ教授の主張
四 ローレンツ教授の主張に対する評価
五 結びに代えて
◆第七章◆ 刑法との対話――適用法規性の有無
一 はじめに
二 刑法第一編第一章の諸規定――牴触法上の一方主義
三 実質規定と牴触規定
四 結びに代えて
事項・人名索引(巻末)
内容説明
諸国家間にまたがる私法的問題の数々に対し、いかなる解決の道筋が有り得るか、広く、新しい視座から考察。原論的な検討をする第1章から、精緻に各論を検討する第2~4章、総論的な第5~7章の構成として、読みやすく構成。ドイツ法や他の法分野との比較など、国際私法学において伝統的研究領域からの<深化と発展>の契機を提供する待望の書。