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憲法裁判所の比較研究─フランス・イタリア・スペイン・ベルギーの憲法裁判

憲法裁判所の比較研究─フランス・イタリア・スペイン・ベルギーの憲法裁判

フランス・イタリア・スペイン・ベルギーの制度的基盤と最新状況の分析

著者 曽我部 真裕
田近 肇
芦田 淳
井上 武史
奥村 公輔
ペドリサ・ルイス
ジャンル 法律  > 外国法/比較法
法律  > 憲法
法律  > 司法/裁判制度/弁護士論
出版年月日 2016/03/01
ISBN 9784797227543
判型・ページ数 A5変・316ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  『憲法裁判所の比較研究―フランス・イタリア・スペイン・ベルギーの憲法裁判』

  曽我部真裕・田近 肇 編


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【執筆者紹介】


・曽我部真裕(そがべ・まさひろ)(編者)………第5章

   京都大学大学院法学研究科教授

・田近 肇(たぢか・はじめ)(編者)………第2章,第7章,第Ⅲ部2

   岡山大学大学院法務研究科教授

・芦田 淳(あしだ・じゅん)………第8章

   国立国会図書館調査及び立法考査局主査

・井上武史(いのうえ・たけし)………第1章,第6章,第Ⅲ部1

   九州大学大学院法学研究院准教授

・奥村公輔(おくむら・こうすけ)………第4章,第9章,第Ⅲ部4

   駒澤大学法学部准教授

・ペドリサ・ルイス(Luis,Pedriza)………第3章,第Ⅲ部3

   大阪大学大学院法学研究科准教授


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【目  次】


◇第Ⅰ部 各国の憲法裁判制度◇

 第1章 フランス憲法院〔井上武史〕
 第2章 イタリア憲法裁判所〔田近 肇〕
 第3章 スペイン憲法裁判所〔ペドリサ・ルイス〕
 第4章 ベルギー憲法裁判所〔奥村公輔〕

◇第Ⅱ部 各国の憲法裁判の諸相◇

 第5章 憲法院による違憲審査の機能条件について〔曽我部真裕〕
 第6章 フランス憲法院への事後審査制導入の影響
       ――通常裁判所の法解釈に対する違憲審査〔井上武史〕
 第7章 イタリアにおける憲法裁判所と国会〔田近 肇〕
 第8章 イタリア憲法裁判所と地域国家
       ――憲法裁判所の役割と影響〔芦田 淳〕
 第9章 ベルギーにおけるコンセイユ・デタ立法部による事前統制と憲法裁判所による事後統制〔奥村公輔〕

◇第Ⅲ部 〔資料〕憲法裁判関係法令◇

 ◆1 フランス〔井上武史 訳〕
 ◆2 イタリア〔田近 肇 訳〕
 ◆3 スペイン〔ペドリサ・ルイス 訳〕
 ◆4 ベルギー〔奥村公輔 訳〕


       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【細 目 次】


 はしがき


◆第Ⅰ部 各国の憲法裁判制度◆

◆第1章 フランス憲法院〔井上武史〕

 1 はじめに
 2 憲法院の歩み
  1 第1期(1958~1971年):議会を統制する「政治機関」としての役割
  2 第2期(1971~2010年):「人権保障機関」への転換
  3 第3期(2010年~):「憲法裁判所」への変貌
 3 憲法院の構成・組織
  1 憲法院の構成
  (イ) 任命による裁判官/(ロ) 当然就任する裁判官/(ハ) 任命の特徴
  2 憲法院をめぐる人事
  (イ) 裁判官人事/(ロ) 院長人事/(ハ) 事務総長人事
  3 憲法院裁判官の地位と身分
  (イ) 任 期/(ロ) 宣誓義務/(ハ) 兼職禁止/(ニ) その他の義務
  4 憲法院の内部組織
 4 憲法院の任務
  1 憲法裁判所としての権限
  (イ) 事前審査/(ロ) 事後審査(QPC:合憲性優先問題)/(ハ) 権限審査/(ニ) 憲法院の運営など
  2 選挙裁判所としての権限およびその他の権限

◆第2章 イタリア憲法裁判所〔田近 肇〕

 1 はじめに
 2 憲法裁判所前史
 3 憲法裁判所の組織
  1 裁判官
  (イ) 裁判官の地位・身分/(ロ) 裁判官の資格/(ハ) 裁判官選任の方法
  2 合議体及び内部機関
  (イ) 合議性原理/(ロ) 長 官/(ハ) その他の内部機関/(ニ) 調査官
 4 憲法裁判所の権限
  1 総 説
  2 前提問題型の合憲性の裁判
  (イ) 基本的な構造/(ロ) 裁判の対象と基準/(ハ) 違憲性の申立と憲法裁判所への移送/(ニ) 当事者の役割
  3 主要問題型の合憲性の裁判
  (イ) 基本的な構造/(ロ) 訴えの提起
  4 権限争議の裁判
  (イ) 異なる主体間の権限争議/(ロ) 国の機関間の権限争議
 5 憲法裁判所の審理と判決
  1 審 理
  2 憲法裁判所の判決とその効力
 6 おわりに

◆第3章 スペイン憲法裁判所〔ペドリサ・ルイス〕

 1 はじめに
 2 憲法裁判所の前身
  1 憲法保障裁判所の構成および権限
  2 憲法保障裁判所の評価
 3 現行憲法と憲法裁判所
  1 憲法裁判所の憲法上の位置付け
  2 憲法裁判所の判事
 4 憲法裁判所の構造
  1 憲法裁判所の裁判事務に携わる組織
  2 憲法裁判所の行政・管理事務に携わる組織
 5 憲法裁判所の裁判権限
  1 違憲異議と違憲質疑
  (イ) 違憲異議/(ロ) 違憲質疑/(ハ) 違憲判決の効力
  2 憲法訴願
  (イ) 憲法訴願の構成/(ロ) 憲法訴願の審理手続/(ハ) 憲法訴願の判決
  3 権限争議
  (イ) 積極的権限争議/(ロ) 消極的権限争議
  4 国際条約の違憲審査
 6 TC組織法の2007年大改正――憲法訴願の客観化
  1 憲法訴願の改善に関する諸提案
  (イ) 憲法裁判所の改造/(ロ) 司法手続における権利・自由救済の強化/(ハ) 憲法訴願の対象となる権利・自由の限定/
  (ニ) 英米法におけるcertiorari制度の導入/(ホ) 憲法訴願の提起数を減少させる措置
  2 2007年のTC組織法の改正
  (イ) 憲法訴願の受理の実質的厳格化/(ロ) 憲法訴願の受理の形式的厳格化/(ハ) 基本権救済における司法の役割の強化
  3 2007年のTC組織法改正の評価
 7 おわりに
  1 憲法裁判所の過度な政治化
  2 憲法裁判所の過度な中央集権化
  3 民主主義と違憲審査制の衝突

◆第4章 ベルギー憲法裁判所〔奥村公輔〕

 1 はじめに
 2 仲裁裁判所から憲法裁判所へ
  1 仲裁裁判所創設前史
  (イ) 1970年憲法改正とそれに伴う制度改革/(ロ) 1980年憲法改正とそれに伴う制度改正
  2 仲裁裁判所の始動とその変遷,そして,憲法裁判所へ
  (イ) 創設当初の権限と提訴権者/(ロ) 市民への提訴権の拡大と一部の基本権侵害に関する訴えの容認/
  (ハ) 連邦制の導入と憲法典の再編/(ニ) 仲裁裁判所の判例による照会規範の拡大/(ホ) 2003年3月9日特別法改正/
  (ヘ) 仲裁裁判所から憲法裁判所への名称変更/(ト) 2014年憲法改正による権限拡大
 3 憲法裁判所の構成と組織
  1 裁判官
  (イ) 言語的同数性/(ロ) 裁判官の任命/(ハ) 裁判官の資格・要件/(ニ) 長官と憲法裁判所の運営/
  (ホ) 裁判官の兼職禁止及び懲戒
  2 調査官,書記官及び行政職員
  (イ) 調査官/(ロ) 書記官/(ハ) 行政職員
 4 憲法裁判所の権限
  1 被統制規範
  (イ) 法律,デクレ及びオルドナンス/(ロ) 特別法律及び特別デクレ/(ハ) 特別権力王令/(ニ) 「有効化された」命令/
  (ホ) アレテ・ロワ/(ヘ) 被統制規範とはならない事項
  2 照会規範
  (イ) 権限分配準則/(ロ) 基本権規定/(ハ) 非照会規範
  3 無効の訴えの審査
  (イ) 提訴権者/(ロ) 提訴可能期間/(ハ) 判 決
  4 先決問題の審査
  (イ) 提訴権者/(ロ) 提訴可能期間/(ハ) 先決問題への返答の意義/(ニ) 判 決
 5 おわりに

◆第Ⅱ部 各国の憲法裁判の諸相◆

◆第5章 憲法院による違憲審査の機能条件について〔曽我部真裕〕

 1 はじめに
 2 事前審査制の下における憲法院
  1 分析の枠組み
  2 憲法院による違憲審査の機能条件
  (イ) 規範的資源/(ロ) 政治的資源/(ハ) 実務的資源/(ニ) 裁判官等の価値観/(ホ) 小 括
 3 QPC手続の運用状況,評価――憲法院の憲法裁判所化とその限界
  1 下院の報告書から
  2 2013年の改革案
  3 機能条件の観点から
  (イ) QPC手続導入による改善点/(ロ) 課 題
 4 おわりに

◆第6章 フランス憲法院への事後審査制導入の影響――通常裁判所の法解釈に対する違憲審査〔井上武史〕

 1 はじめに
 2 2つの憲法院判決
  1 先例としての憲法院2010年10月6日判決
  (イ) 事実の概要/(ロ) 判決の内容/(ハ) 本判決の意義
  2 憲法院2010年10月14日判決
  (イ) 事実の概要/(ロ) 判決の内容/(ハ) 本判決の意義
  3 2つの判決の意義
 3 検 討
  1 事後審査の対象
  (イ) 「議会が制定した法律」なのか,「裁判官が解釈した法律」なのか/(ロ) 憲法院の役割の変化/
  (ハ) 審査対象拡大の根拠
  2 「生ける法」理論の導入
  3 「生ける法」をめぐる諸問題
  (イ) 「生ける法」の認定問題/(ロ) 「生ける法」理論の適用問題
 4 おわりに

◆第7章 イタリアにおける憲法裁判所と国会〔田近 肇〕

 1 はじめに
 2 憲法裁判所の審査と国会の裁量権
  1 国会の政策判断の審査の禁止
  2 憲法裁判所の審査の拡大
 3 操作的判決と立法権
  1 操作的判決
  2 国会の立法権との関係
  3 操作的判決の限界
  (イ) 一般的限界/(ロ) 憲法25条2項/(ハ) 憲法81条3項
 4 おわりに

◆第8章 イタリア憲法裁判所と地域国家――憲法裁判所の役割と影響〔芦田 淳〕

 1 はじめに
 2 憲法裁判決と補完性原理
  1 憲法上の補完性原理
  2 2003年判決第303号
  (イ) 提訴の対象/(ロ) 提訴の理由/(ハ) 国事弁護院の主張/(ニ) 憲法裁判所の判断
  3 小 括
 3 憲法裁判決と主権論
  1 2002年判決第106号による解釈
  2 2007年判決第365号による解釈
  (イ) 「主権」と「自治」/(ロ) 従来の判決の継承と見直し/(ハ) 結 論
  3 小 括
 4 おわりに

◆第9章 ベルギーにおけるコンセイユ・デタ立法部による事前統制と憲法裁判所による事後統制〔奥村公輔〕

 1 はじめに
 2 コンセイユ・デタ立法部の概要
  1 コンセイユ・デタの歴史
  2 コンセイユ・デタ立法部の構成と組織
  (イ) コンセイユ・デタの構成と組織/(ロ) コンセイユ・デタ立法部の構成/(ハ) コンセイユ・デタ立法部の組織
  3 コンセイユ・デタ立法部の権限
  (イ) 立法規範案への理由付意見の付与/(ロ) 命令規範案への理由付意見の付与/(ハ) 立法部意見の性質/
  (ニ) 審査の観点及び期限/(ホ) 義務的諮問に関する手続的瑕疵
 3 憲法適合性統制におけるコンセイユ・デタ立法部と憲法裁判所の役割
  1 立法部による事前統制と憲法裁判所による事後統制の相違点
  (イ) 付託(権)者の相違/(ロ) 統制される対象の相違/(ハ) 照会規範の相違
  2 立法部意見と憲法裁判所判決の相互間の影響
  (イ) 憲法裁判所判決の立法部意見への影響/(ロ) 立法部意見の憲法裁判所判決への影響/
  (ハ) 立法部意見による違憲の警告と憲法裁判所による違憲判決
  3 立法部による事前統制の性質と憲法裁判所による事後統制の性質
  (イ) 立法部意見と憲法裁判所判決のそれぞれの効果の観点から/
  (ロ) 立法部意見と憲法裁判所判決における理由の違いの観点から/
  (ハ) 立法部意見の予防的性質と憲法裁判所判決の治療的性質
 4 おわりに

◇第Ⅲ部 〔資料〕憲法裁判関係法令◇

◆1 フランス〔井上武史 訳〕

 1 フランス共和国憲法(1958年10月4日)(抄)
 2 憲法院に関する組織法律についての1958年11月7日オルドナンス第1067号
 3 憲法院裁判官の義務についての1959年11月13日デクレ第1292号
 4 憲法院事務総局の組織に関する1959年11月13日デクレ第1293号
 5 合憲性の優先問題のために憲法院で取られる手続に関する内部規則(憲法院2010年2月4日決定)

◆2 イタリア〔田近 肇 訳〕

 1 イタリア共和国憲法(1947年12月27日)(抄)
 2 憲法裁判所の合憲性の裁判及び独立性の保障に関する諸規範(1948年2月9日憲法的法律第1号)
 3 憲法裁判所に関する憲法の補充規範(1953年3月11日憲法的法律第1号)(抄)
 4 憲法第135条の改正及び憲法裁判所に関する諸規定(1967年11月22日憲法的法律第2号)(抄)
 5 憲法裁判所の構成及び運営に関する諸規範(1953年3月11日法律第87号)(抄)
 6 憲法裁判所一般規則(1966年1月20日憲法裁判所決定)
 7 憲法裁判所における裁判に関する補充規範(2008年10月7日憲法裁判所決定)

◆3 スペイン〔ペドリサ・ルイス 訳〕

 1 スペイン憲法(1978年12月6日)(抄)
 2 憲法裁判所組織法(1979年10月3日組織法第2号)

◆4 ベルギー〔奥村公輔 訳〕

 1 ベルギー憲法(1831年2月7日)(抄)
 2 憲法裁判所に関する1989年1月6日特別法

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内容説明

フランス・イタリア・スペイン・ベルギーの4カ国に焦点をあわせ、統治機構において憲法裁判が果たす役割・機能を明らかにし、最新状況をふまえながら理論的に究明する。各国の憲法裁判所制度概要のほか、巻末掲載資料である憲法裁判所関係法令は本邦初訳出を含み、制度の基盤研究に有益なデータとなる。近年、憲法改正が議論されつつあるが、より多くの先進国の制度の比較をしながらの論議にも寄与する、信頼の編集、執筆陣による第一級の書である。

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