目次
特集:ジェンダー法教育と司法
◆1◆ 「法の世界」におけるジェンダー主流化の課題〔浅倉むつ子〕
はじめに
Ⅰ ジェンダー視点の欠落が問われた司法改革
Ⅱ 「政策的」ジェンダー主流化の動向
Ⅲ 2つの裁判にみるジェンダー・バイアス
Ⅳ 「組織的」ジェンダー主流化の動向 ―とくに学術分野について
おわりに
◆2◆ ジェンダーとロースクール教育〔二宮周平(立命館大学法学部教授)〕
はじめに
Ⅰ 開講状況
Ⅱ アンケートに見るジェンダー法教育の現状
Ⅲ ジェンダー法教育の内容
Ⅳ LSにおけるジェンダー法学展開の課題とその可能性
おわりに
◆3◆ 法曹継続教育とジェンダー〔南野佳代(京都女子大学法学部教授)〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 法曹継続教育の各国法制度における位置づけ
Ⅲ 法曹継続教育におけるジェンダー研修
Ⅳ 法曹継続教育の目的と公平性―結びに代えて
◆4◆ 大学教育におけるジェンダー法学教育の現状と課題
〔三成美保(奈良女子大学研究院生活環境科学系教授)〕
Ⅰ 日本における高等教育と決定権への女性参画の現状
Ⅱ 「ジェンダー」を学ぶ意義 ―高校教育と大学教育の架橋をどうはかるか?
Ⅲ 大学におけるジェンダー系科目とジェンダー法学の開講状況
Ⅳ 「市民教養」としてのジェンダー法学
◆5◆ 弁護士へのジェンダー教育〔吉田容子(立命館大学法科大学院教授)〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 女性/男性弁護士の関係
Ⅲ 弁護士とジェンダー・バイアス
Ⅳ 弁護士の給源としての法曹養成課程
Ⅴ 日弁連の取り組み
Ⅵ 各地の弁護士会の取り組み
Ⅶ 弁護士へのジェンダー教育
◆6◆ 「ジェンダーと法」を教えて ―明治大学法科大学院での経験から〔角田由紀子(弁護士)〕
Ⅰ 明治大学法科大学院での2004年から2013年まで
Ⅱ 成果は?
◆7◆ 婚外子差別と裁判・立法・行政〔吉田克己(早稲田大学大学院法務研究科教授)〕
Ⅰ 婚外子差別の諸制度
Ⅱ 婚外子差別撤廃への裁判・立法・行政の動向
Ⅲ 法律婚と婚外子差別
内容説明
実務と研究を架橋し、新たな共生社会への展開をはかる、待望のジェンダー法学の研究雑誌。既存の法律学との対立軸から、オルタナティブな法理を構築。創刊号は特集「ジェンダー法教育と司法」と題し、司法分野におけるジェンダー法教育の現状と課題にせまる6本の論稿を収録したほか、「立法と司法の新動向」として、婚外子差別に関する裁判・立法・行政の動向を紹介する論稿も収録。
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