内容説明
小山貞知と満州国との関わりを満州評論における文筆活動からまとめる(全3巻)。小山貞知は明治21年11月長野県更級郡上山田村の中農の次男として生まれ、上田中学を卒業。1910年に大連の満鉄埠頭に勤務。その後、「評論」の代表名義人、満鉄と関東軍の嘱託を兼ね、さらに「満州青年同盟」の理事などを務め満州で広く活動。戦後は1946年7月に国民党政府に捕われ、1952年にA級戦犯として巣鴨拘置所に移送され、翌1953年に仮出獄、文筆活動に余生を送り、1968年1月病死した。北海学園大学名誉教授小山昇の実父。