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刑法草按注解 上 (旧刑法別冊 1)

日本立法資料全集 8

刑法草按注解 上 (旧刑法別冊 1)

明治10年「日本刑法草案」の詳細かつ体系的な条文注釈書。ボアソナードの近代刑法理論が体系的に展開された本邦未見の重要資料。

著者 吉井 蒼生夫 編著
藤田 正 編著
新倉 修 編著
ジャンル 法律  > 刑事法
シリーズ 法律・政治  > 日本立法資料全集【本巻】
出版年月日 1992/06/25
ISBN 9784882612117
判型・ページ数 菊判変・692ページ
定価 本体36,893円+税
在庫 在庫あり
 

目次

目次
【上巻】
はしがき
凡例

第一部 明治一三年刑法の編纂経過
 第一章 旧刑法の編纂経過 吉井蒼生夫・藤田正・新倉修
  はじめに
  一 旧刑法の編纂過程
   (一)司法省の編纂作業―「日本刑法草案」
    (1)「日本帝国刑法初案」の編纂
    (2)「日本刑法草案」の編纂
   (二)刑法草案審査局の審査修正―「刑法審査修正案」―
   (三)元老院の審議
   (四)旧刑法の公布・施行
  二 旧刑法の編纂とボアソナード
  三 日本刑法史におけるボアソナード刑法草案の意義
     ―デジャルダンの評価および旧刑法との対比を通して―
   (一)はじめに
   (二)デジャルダンのボアソナード草案評価
   (三)日本刑法史におけるボアソナード草案の意義
 第二章 『刑法草按注解』資料解題 藤田正
  一 『刑法草按注解』(上・下)について
  二 異本について
 《付録》日本刑法草案〔明治十年〕(全文)

第二部 旧刑法立法資料―刑法草按注解 上・下―
 〔原典目次〕
 刑法起草之主意及各條之註解
  第一款〔新刑典條款目次〕
  第二款〔罰ス可キ所為ヲ定メ刑ノ軽重ヲ立ツルニ就キ編纂者ノ標準トセシ所ノ原則〕
  第三款〔法典ノ外人ニ施行スヘキ者トナルトキ外人ニ之ヲ知ラシムルノ方法〕
 刑法草案註解第一
  第一編 総則
   第一章 一般ニ刑法ヲ施行スルコト(法例)
     第一條(犯罪とその等級)
     第二條(罪刑法定主義)
     第三條(刑法の不遡及、軽い法の遡及)
     第四條(国外犯 国の安寧・貨幣証券国璽等偽造)
     第五條(国外犯 一般犯罪)
     第六條〔罪犯交附〕(犯罪人引渡)
     第七條(外国人犯罪)
     第八條(外国人の国外犯)
     第九條(軍人軍属への適用)
     第十條(特別法に対する刑法の適用)
   第二章 刑例
    〔第一節〕刑名
     第十一條(刑の種類)
     第十二條(重罪の刑)
     第十三條(軽罪の刑)
     第十四條(違警罪の刑)
     第十五條(付加刑の種類)
     第十六條(刑の執行方法に関する規定の規則への委任)
    第二節 主刑
     第十七條(死刑の方法)
     第十八條(死刑の命令)
     第十九條(死刑執行禁止日)
     第二十條(懐胎婦女の死刑)
     第二十一條(遺骸の下付)
     第二十二條(徒刑の方法 島地の徒場)
     第二十三條(有期徒刑の期限)
     第二十四條(六十歳以上の徒刑)
     第二十五條(流刑の方法 島地の監獄)
     第二十六條(有期流刑の期限)
     第二十七條(流刑囚の取扱い)
     第二十八條(懲役の方法と刑期)
     第二十九條(禁獄の方法と刑期)
     第三十條(禁獄囚の取扱い)
     第三十一條(禁錮の方法と刑期)
     第三十二條(囚人の作業利益金と賃銭)
     第三十三條(罰金の方法)
     第三十四條(罰金の滞納留置)
     第三十五條(併科した罰金の滞納留置)
     第三十六條(拘留の方法と刑期)
     第三十七條(科料の方法)
     第三十八條(科料の滞納留置)
    第三節 附加刑之事
     第三十九條(公権剝奪)
     第四十條(重罪の刑に付加する公権剝奪)
     第四十一條(軽罪実決者の官職罷免)
     第四十二條(軽罪実決者の停止公権)
     第四十三條(軽罪実決者の停止公権の延長)
 刑法草案註解第二
     第四十四條(重罪処刑者の停止私権)
     第四十五條(受刑者の禁治産)
     第四十六條(流刑処刑者の停止私権)
     第四十七條(無期刑者の監視)及第四十八條(重罪有期刑者の監視)
     第四十九條(軽罪処刑者の監視)
     第五十條(監視の期間)
     第五十一條(外国人の監視)
     第五十二條(監視の赦宥)
     第五十三條(監視に関する規則)
     第五十四條(国事犯の重罪に付加する罰金)
     第五十五條(没収)
     第五十六條(重罪処刑宣告書の榜示公告)
    第四節 裁判費用及民事ノ賠償
     第五十七條(裁判費用の徴収)
     第五十八條(民事の賠償および贓物の還給)
     第五十九條(費用賠償の連帯)
     第六十條(費用賠償の先取特権)
    第五節 刑期ノ計算
     第六十一條(刑期の計算)
     第六十二條(刑の執行は裁判確定後)
     第六十三條(刑期計算の起算日 未決収監期間の算入)
     第六十四條(逃走期間の除外)
    第六節 假ノ出獄
     第六十五條(有期刑者の仮出獄)
     第六十六條(無期刑者の仮出獄)
     第六十七條(仮出獄中の再犯)
    第七節 刑ノ消滅
     第六十八條(刑の消滅原因)
     第六十九條(時効による刑の免除)
     第七十條(主刑の時効期限)
     第七十一條(付加刑の時効期限)
     第七十二條(時効の起算)
     第七十三條(時効の停止)
     第七十四條(費用賠償の時効)
     第七十五條(復権の時期)
     第七十六條(大赦および特赦)
     第七十七條(勅裁による復権)
   第三章 加減例
     第七十八條(加減例)第七十九條(重罪の加減)及第八十條(国事犯の加減)
     第八十一條(重罪の刑の減等)
     第八十二條(軽懲役の減等)
     第八十三條(禁鋼罰金の減等)
     第八十四條(禁鋼罰金の減等)
     第八十五條(拘留科料の加減)
     第八十六條(禁鋼拘留日数の加減例)
     第八十七條(付加刑の加減例)
   第四章 刑ヲ科セザル理由及ヒ之ヲ減輕スルノ理由
    第一節 刑ヲ科セザルコト及ヒ法律上ノ宥恕
     第八十八條(強制・緊急避難・法律または本属長官の命令に基づく不論罪)
           及第八十九條(故意)
     第九十條(心神喪失)
     第九十一條(一二歳以下幼者の不論罪)
     第九十二條(一二歳以上一六歳未満少年犯)
     第九十三條(一六歳以上二〇歳未満少年犯)
     第九十四條(聾唖者の不論罪)
     第九十五條(違警罪における少年犯)
     第九十六條(自首者の宥恕)
     第九十七條(贓物返還・損害賠償)
     第九十八條(特別の不論罪・宥恕減軽)
    第二節 酌量減輕
     第九十九條(情状酌量による減軽)
     第百條(酌量減軽の方法)
 刑法草案注解第三
   第五章 刑ヲ加重スル理由
    第一節 再犯
     第百一條(重罪処刑者の重罪再犯)
     第百二條(軽罪処刑者の軽罪再犯)
     第百三條(違警罪処刑者の違警罪再犯)
     第百四條(再犯加重の要件 判決の確定)
     第百五條(刑期内再犯)
     第百六條(陸海軍律と常律の競合)
     第百七條(大赦者の再犯)
     第百八條(旧法による犯罪と再犯)
    第二節 官吏再犯加重
     第百九條(特別公務員の犯罪加重)
     第百十條(特別の加重)
   第六章 刑ヲ加重スル理由ト之ヲ減輕スル理由ト相合スル事
     第百十一條(加重減軽の順序)
     改正百十一條(加重減軽の順序)
   第七章 數罪倶發
     第百十二條(刑不併科の原則)
     第百十三條(違警罪の刑の併科)
     第百十四條(後に発した余罪)
     第百十五條(犯罪の観念的競合)
     第百十六條(特別没収の併科)
    前章ノ批評並ニ修正ノ大意
   第八章 數人共犯
    第一節 正犯
     第百十七條(共同正犯)
     第百十八條(教唆犯)
     第百十九條(一の正犯者の加重と他の正犯者・教唆犯、共犯と身分)
     第百二十條(多衆罪における教唆犯の取扱い)
     第百二十一條(教唆の錯誤)
    第二節 附從
     第百二十二條〔附從〕(幇助犯の定義)
     第百二十三條(幇助犯と身分、正犯者の情状による刑の加重と幇助犯)
   第九章 未遂犯罪
     第百二十四條(未遂、決心・予備の不処罰)
     第百二十五條(重罪の着手未遂)
     第百二十六條(重罪の実行未遂あるいは欠効犯)
     第百二十七條(重罪の中止未遂)
     第百二十八條(重罪の不能犯)
     第百二十九條(軽罪の未遂)
     第百三十條(違警罪の未遂の不処罰)
 刑法草案注解第四
  第二篇 公益ニ關スル重罪輕罪
   第二章 天皇、皇后、皇太子ノ身體ニ對スル重罪輕罪
     第百三十一條(天皇皇后皇太子の身体に対する重罪・軽罪)
     第百三十二條(天皇皇后皇太子に対する公然不敬)
     第百三十三條(監視)
     第百三十一條ノ附録
     其第一條(天皇皇后皇太子に対する陰謀による重軽罪の未遂)
     其第二條(天皇皇后皇太子に対する陰謀による重軽罪の中止未遂)
     其第三條(天皇皇后皇太子に対する陰謀による重軽罪の予備)
     其第四條(天皇皇后皇太子に対する重軽罪の陰謀および単独予備)
     其第五條(天皇皇后皇太子に対する重軽罪の陰謀発議)
     其第六條(天皇皇后皇太子に対する重軽罪の陰謀加担者の自首及び共犯者告発)
     其第七條(天皇皇后皇太子に対する重軽罪の逮捕後における捜査協力)
     其第八條(自首者等に対する監視)
   第二章 内國ノ安寧ニ對スル重輕罪
     第百三十四條(内乱罪)
     第百三十五條(地方官署に対する内乱)
     第百三十六條(立法・司法・行政各権に対する内乱)
     第百三十七條(内乱罪の着手)
     第百三十八條(内乱未遂の科刑)
     第百三十九條(内乱の予備 兵器の準備)
     第百四十條(内乱の陰謀)
     第百四十一條(内乱罪の自首)
     第百四十二條(内乱の教唆者・首魁の自首)
     第百四十三條(内乱後の降伏)
     第百四十四條(内乱中の常事罪)
     第百四十五條(多衆罪)
     第百四十六條(隠れ場所の提供)
     第百四十七條(監視)
 刑法草案注解第五
   第三章 外患ニ關スル重罪輕罪
     第百四十八條(交戦中の通敵罪)
     第百四十九條(交戦中の敵国への便宜供与)
     第百五十條(外交軍事機密漏泄罪)
     第百五十一條(軍事情報漏泄罪)
     第百五十二條(未遂)
     第百五十三條(軍需業者の通敵)
     第百五十四條(交戦前の通敵)
     第百五十四條ノ二(私戦)
     第百五十五條(外国人の通敵罪)
     第百五十六條(局外中立違反)
     第百五十七條(監視)
   第四章 萬國公法ニ對スル重罪輕罪
    第一節 海賊罪
     第一條(海賊罪)
     第二條(海賊の殺人罪)
     第三條(海賊罪の未遂)
     第四條(海賊罪の予備行為)
     第五條(海賊罪の附従)
     第六條(国外犯ならびに外国人犯罪)
    第二節 奴隷賣買及ヒ自由人ヲ賣ル事
     第一條(奴隷売買罪)
     第二條(奴隷殺害傷害)
     第三條(奴隷売買の予備行為)
     第四條(奴隷売買の附従)
     第五條(奴隷国における奴隷売買)
     第六條(外国人犯罪)
     第七條(奴隷売買の国外犯)
     第八條(特別没収)
   第四章 公ケノ靜謐ヲ害スル重罪輕罪
    第一節 往來通信ノ路ヲ毀壊損傷スル罪
     第百五十八條(道路橋梁河溝往来妨害罪)
     第百五十九條(郵便事務妨害罪)
     第百六十條(電信妨害罪)
     第百六十一條(汽車往来妨害罪)
     第百六十二條(船舶往来妨害罪)
     第百六十三條(職務者による場合の加重)
     第百六十四條(付随した殺傷罪)
     第百六十五條(内乱に伴う往来通信妨害罪)
     第百六十六條(未遂罪)

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内容説明

明治13年に成立したわが国初の西欧型法典たる旧刑法は、御雇外国人たるボアソナードが来日後最初に手がけた立法作業であった。本書(上)(下)は、旧刑法の原案たる明治10年「日本刑法草案」の詳細かつ体系的な条文注釈書である。ボアソナードの近代刑法理論が体系的に展開された本邦未見の重要資料である。ボアソナードの主張が随所に表明された貴重な体系書。

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