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危機をのりこえる女たち─DV法10年、支援の新地平へ

危機をのりこえる女たち─DV法10年、支援の新地平へ

法律学的見地からのテキスト、研究書。

著者 戒能 民江 編著
ジャンル 法律  > 民法
出版年月日 2013/07/22
ISBN 9784797293043
判型・ページ数 A5変・324ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

 戒能民江(お茶の水女子大学名誉教授) 編著
 齋藤百合子(明治学院大学国際学部准教授)、堀千鶴子(城西国際大学福祉総合学部准教授)、
 湯澤直美(立教大学コミュニティ福祉学部教授)、吉田容子(弁護士[市民共同法律事務所]・立命館大学法科大学院教授) 著


はしがき

序 論 DV法10年:女性支援はどこまで進んだか〔戒能民江〕
 1 DV法のインパクト
 2 女性支援事業の現在
 3 女性支援事業の再構築をめざして ――本書の目的と構成

◇第1部 女性たちの困難◇

第1章 日本社会に生きる:女性たちの現実〔戒能民江〕
 1 2つの数字の衝撃
 2 ジェンダー不平等な国・日本 ――世界からみると
 3 女性たちの「生活困難」
 4 ま と め
 【コラム1】 トータルな人身売買被害者支援を[アジア女性センター:AWC]

第2章 シェルターに辿り着いた女性たち ――一時保護所・民間シェルター利用者調査結果を中心に〔湯澤直美〕
 1 地域社会に必要とされるシェルター機能
 2 シェルターの利用状況
 3 シェルター利用に至る背景
 4 暴力被害の態様と心身の状況
 5 外国籍女性利用者・10代女性利用者の状況
 6 女性の危機状況への社会的対応 ――シェルター利用者の実状からの考察

第3章 外国人女性たちのいま〔齋藤百合子〕
 1 統計に見る日本に在住する外国人女性
 2 外国人女性の脆弱性
 【コラム2】 女性の家サーラーの20年[武藤かおり:女性の家サーラー代表]

第4章 制度からこぼれおちる女性たち〔湯澤直美・戒能民江・堀千鶴子〕
 1 女性支援をめぐる制度体系:制度の狭間と制度からの排除
 2 10代・20代の若い女性たち
 3 障がいのある女性
 4 性暴力被害を受けた女性たち

◇第2部 女性支援のジレンマ◇

第1章 婦人保護事業の現在〔堀千鶴子〕
 1 混迷する婦人保護事業
 2 婦人相談所の現状
 3 婦人相談所一時保護所の現状
 4 婦人保護施設の現在
 5 まとめにかえて
 【コラム3】 婦人保護施設の女性たち[横田千代子:婦人保護施設いずみ寮施設長]

第2章 自治体の支援モデルと可能性〔戒能民江〕
 1 地方自治体の男女共同参画行政と女性支援
 2 DV法制定後の自治体の女性支援
 3 ま と め

第3章 外国人女性支援:脆弱性と政策のはざまで〔齋藤百合子〕
 1 外国人女性の保護と支援に関する調査から見る課題
 2 外国人DV被害者をめぐる制度的変化

第4章 女性支援不在の司法〔吉田容子〕
 1 保護命令の運用上の問題点
 2 家事事件手続の変化
 3 子の監護をめぐる問題

◇第3部 新たな女性支援を展望する◇

第1章 婦人保護事業を超えて〔戒能民江〕
 1 ジェンダー政策と婦人保護事業
 2 婦人保護事業の生成と展開
 3 DV法の婦人保護事業根拠法化とその影響
 4 婦人保護事業の法構造
 5 婦人相談員の専門性と身分保障
 6 民間シェルター
 7 新たな女性支援事業の構築に向けて

第2章 外国人女性たちへの支援事業〔齋藤百合子・吉田容子〕
 1 外国人女性支援の好事例
 2 定住外国人女性に対する包括的な支援に向けた法的課題
 3 政策提言
 4 補論 ――韓国の国際結婚による家族(多文化家族)支援
 【コラム4】 外国籍女性の世代間にわたる困難[細金和子:婦人保護施設慈愛寮施設長]

まとめ ・・・ ともに危機をのりこえるために〔戒能民江〕

資  料
 [資料1]配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律〔DV法〕
 [資料2]ストーカー行為等の規制等に関する法律〔ストーカー規制法〕
 [資料3]売春防止法〔売防法〕
 [資料4]国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律案〔ハーグ条約国内実施法〕
 [資料5]婦人保護事業等の課題に関する検討会

あとがき

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内容説明

「もう我慢しなくていい」DV法制定から12年、このメッセージは女性に広く届いたが、調査研究を進めれば進めるほどに違和感は募ってゆく。支援内容の見えにくさや地域による支援格差、一時保護件数の停滞など、本当に女たちは「我慢しなくて」いいのだろうか。DV法の被害者支援システムの「行き詰まり」を打開するため、調査研究の成果にもとづいて、発想の転換を提言する一冊。

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