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所得保障の法的構造

英豪両国の年金と生活保護の制度史と法理念 学術選書 124

所得保障の法的構造

英豪の年金と生活保護の制度史と法理念

著者 西村 淳
ジャンル 法律  > 労働法/社会保障法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2013/12/25
ISBN 9784797267242
判型・ページ数 A5変・312ページ
定価 本体8,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はしがき
はじめに 目的と分析の視点
1 目的と問題意識
2 イギリスとオーストラリアを取り扱う理由
3 分析の視点
4 定義と範囲
5 本書の構成
序 章 イギリスとオーストラリアの現在の所得保障制度
第1 節 イギリスの現在の所得保障制度
1 全体的特徴
2 国民保険
3 公的扶助
4 社会手当
第2 節 オーストラリアの現在の所得保障制度
1 全体的特徴
2 老齢年金
3 スーパーアニュエイション
4 失業給付
5 給付付き家族税額控除
6 親給付
7 その他の給付
第1 章 イギリス所得保障制度史
第1 節 イギリス所得保障制度前史
1 1601 年の旧救貧法と1834 年の新救貧法
2 1908 年無拠出制老齢年金と1925 年拠出制老齢年金
3 小括と考察
第2 節 ベヴァリッジ報告と所得保障制度体系の確立
1 1942 年ベヴァリッジ報告
2 1946 年国民保険法,1948 年国民扶助法及び1945 年家族手当法
3 小括と考察
第3 節 戦後経済成長と所得保障の拡充
1 老齢年金制度における所得比例年金の創設
2 公的扶助制度における権利性の強化
3 家族の貧困と児童給付
4 小括と考察
第4 節 ニューライトによる改革
1 1986 年社会保障改革法(ファウラー改革法)
2 メイジャー政権における改革
3 小括と考察
第5 節 ニューレイバーによる改革
1 第一次年金改革
2 給付付き税額控除
3 第二次年金改革
4 小括と考察
第2 章 オーストラリア所得保障制度史
第1 節 オーストラリア所得保障制度前史
1 連邦制成立前後における各州の社会立法
2 ハーベスター判決と生活賃金保障の成立
3 1908 年障害及び老齢年金法と1912 年出産手当法
4 社会保険制度創設の挑戦と失敗
5 小括と考察
第2 節 戦時中の所得保障制度体系の確立
1 国会合同委員会
2 1941 年児童手当法
3 各種社会立法
4 連邦権限の拡大と社会保障統一法の制定
5 小括と考察
第3 節 戦後経済成長と所得保障の拡充
1 メンジーズ政権期(1949~66 年)の資力要件の緩和と給付の
拡充
2 普遍主義への道とウイットラム政権
3 フレイザー政権期(1975~81 年)の漸進的改革と選別性強化
4 小括と考察
第4 節 ホーク/キーティング労働党政権による改革
1 選別主義へ
2 スーパーアニュエイションと家族手当補足制度
3 社会保障見直し報告とワーキングネイション
4 小括と考察
第5 節 ハワード保守政権による改革
1 相互義務論とマクルーア報告
2 相互義務論に基づく制度改正
3 児童関連給付
4 老齢関連給付
5 小括と考察
第3 章 所得保障の制度設計と制度に内在する原則
第1 節 両国における所得保障の制度設計の歴史的展開
1 戦前社会立法期
2 戦時中の制度体系確立期
3 戦後経済成長期
4 1980 年代~1990 年代
5 2000 年前後以降
第2 節 両国の所得保障制度に内在する基本原則の変遷
1 就労第一原則
2 最低保障原則
3 公私分担原則
第4 章 所得保障の権利の規範的基礎
第1 節 権利の基礎付けに関する問題意識
1 英豪両国とわが国における権利の基礎付け
2 社会保障法学における権利の基礎付け論
第2 節 救貧法における給付の権利
1 旧救貧法
2 新救貧法
第3 節 社会立法における給付の権利
1 イギリスにおける社会立法
2 社会立法と法の支配
3 オーストラリアにおける社会立法とその遅れ
第4 節 契約的権利の成立
1 イギリスにおける社会保険の成立とベヴァリッジ型社会保険
2 オーストラリアにおける社会保険創設努力の失敗と賃金稼得者
福祉国家
第5 節 普遍的権利の確立
1 福祉権論
2 マーシャルのシティズンシップ論
3 審判所制度の発展
4 裁量統制と福祉権に関する判例分析
第6 節 社会経済的権利論と契約的福祉権論
1 社会経済的権利論
2 契約的福祉権論
第5 章 総括:貢献に基づく権利の基礎付けと制度設計
第1 節 制度史に見る所得保障の権利の基礎
1 地位原理と貢献原理
2 歴史上の連続性
3 地位原理と貢献原理の関係
4 社会保険と公的扶助との関係
第2 節 貢献に基づく権利の基礎付けと制度設計の諸原則の関係
1 就労第一原則と貢献
2 最低保障原則と貢献
3 公私分担原則と貢献
第3 節 貢献に基づく権利の基礎付けの意義
1 貢献に基づく権利の基礎付けの意義
2 貢献に基づく権利の基礎付けの問題点
おわりに
索  引

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内容説明

社会保険の祖国イギリスと、社会保険がないオーストラリアの制度史から、所得保障の理念に範を見出し、果敢に考究。無条件の給付を乗り越え、拠出や就労による所得保障制度への転換を模索する。

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