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裁量統制の法理と展開─イギリス裁量統制論

学術選書 115

裁量統制の法理と展開─イギリス裁量統制論

多様な手法による行政裁量の統制の必要性

著者 深澤 龍一郎
ジャンル 法律  > 行政法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2013/10/15
ISBN 9784797267150
判型・ページ数 A5変・464ページ
定価 本体8,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  深澤龍一郎(京都大学大学院法学研究科准教授) 著

◆第一部 裁 量 学 説

第一章 Denis James Galliganの行政裁量論 ――イギリスにおける裁量学説の検討 ――
 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ Denis James Galliganの行政裁量論
  1  前  提
  2  裁量の概念
  3  ルールと裁量の正しいバランス
  4  裁量決定の司法審査
 Ⅲ 検  討
  1  イギリスの行政法理論上の位置づけ
  2  わが国の行政法理論との比較

◆第二部 裁 量 基 準

第二章 裁量基準の法的性質と行政裁量の存在意義
 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ イギリスにおける行政の政策の法的性質と行政裁量の存在意義
  1  裁量拘束禁止原則
  (1)序/(2)裁量拘束禁止原則の生成の背景と適用範囲の拡大/(3)政策の機能と行政当局の手続的義務
  2  「正当な期待」の法理
  (1)序/(2)「正当な期待」の法理の起源と初期の展開/(3)政策からの離脱/(4)政策の変更
  3  小  括
 Ⅲ わが国における裁量基準の法的性質と行政裁量の存在意義
  1  裁量基準の一律適用の可否
  (1)立法者意思=個別事情考慮義務の賦課/(2)立法者意思=包括的授権
  2  裁量基準の拘束性
  (1)立法者意思と裁量基準の拘束性/(2)法の一般原則と裁量基準の拘束性
 Ⅳ お わ り に

第三章 補論 ――行政基準
 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 伝統的な行政立法論
  1  法規命令と行政規則の二分論
  2  法規命令の法的規制
  3  行政規則の法的規制
 Ⅲ 新たな種類の行政基準
  1  裁量基準
  2  審査基準・処分基準
  3  そ の 他
 Ⅳ 行政基準論の今後の方向性
  1  行政基準の効力に着目した区分
  2  法治主義の理念
 Ⅴ お わ り に

◆第三部 裁 量 審 査

第四章 イギリスにおける司法審査の憲法的基礎 ――議会主権の原則と法の支配 ――
 Ⅰ はじめに ――アルトラ・ヴァイリーズ原則の展開と問題の所在
 Ⅱ アルトラ・ヴァイリーズ原則批判の諸相
  1  「司法至上主義」の司法審査理論 ――Sir John Laws
  2  議会主権の否認とアルトラ・ヴァイリーズ原則批判 ――Sir John LawsとLord Woolf
 Ⅲ 司法審査の憲法的基礎
  1  Christopher Forsythの修正アルトラ・ヴァイリーズ原則
  (1)「弱い」批判と「強い」批判/(2)その他の主張
  2  Paul Craigの反論
  3  Mark Elliottの修正アルトラ・ヴァイリーズ原則
  (1)議会主権に関する諸説とその含意/(2)立法者意思と司法審査との切断の可否 ――「不周延の中名辞」/
  (3)修正アルトラ・ヴァイリーズ原則と法の支配/(4)修正アルトラ・ヴァイリーズ原則の優位性
 Ⅳ おわりに ――わが国の行政法理論への示唆

第五章 イギリスの司法審査と一九九八年人権法
 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 一九九八年人権法施行前の人権の法的意義
  1  序(
  2  ヨーロッパ人権条約の法的意義
  3  コモン・ロー上の権利の法的意義
 Ⅲ 一九九八年人権法の規定
 Ⅳ 一九九八年人権法に基づく司法審査
  1  序
  2  比例原則と敬譲の法理
  (1)初期の判決/(2)International Transport Roth判決/(3)Shayler判決/(4)ProLife Alliance判決/(5)A判決
  3  適合的解釈の義務と不適合宣言の発給
 Ⅴ お わ り に

第六章 裁量統制の法理の展開
 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ 社会観念審査・再訪
  1  社会観念審査の意義
  2  社会観念審査の前提
 Ⅲ 判断過程の合理性審査
  1  二つの判断過程の合理性審査
  2  考慮事項の概念の変容
  3  最近の判例
 Ⅳ 義務付け訴訟(申請型義務付け訴訟)

◆第四部 行 政 領 域

第七章 イギリスの公的扶助領域における行政審判所の展開
 Ⅰ はじめに ――ルールか裁量か
 Ⅱ 行政審判所の設置と初期の展開
  1  社会保険領域における行政審判所の設置
  2  公的扶助領域における行政審判所の設置と初期の展開 ――Franks Reportまで
 Ⅲ 福祉権運動と行政審判所
  1  議論の前提
  2  行政機関の第一次的決定と行政審判所の相互関係
  3  行政審判所と行政訴訟の相互関係
 Ⅳ 公的扶助制度の法律化・非法律化と行政審判所
  1  公的扶助制度の法律化と行政審判所の司法化
  2  公的扶助制度の非法律化と行政審判所の管轄権の縮小
 Ⅴ お わ り に

第八章 都市計画決定の裁量と訴訟 ――イギリス法を素材として ――
 Ⅰ は じ め に
 Ⅱ イギリスの計画裁量論?
 Ⅲ イギリスの都市計画訴訟
  1  立法の概要
  2  裁判例にみる都市計画訴訟の特質
  (1)出訴期間/(2)本案審理/(3)救済方法
 Ⅳ お わ り に

判例索引(巻末)
人名索引(巻末)
事項索引(巻末)

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内容説明

イギリス行政裁量論を手がかりとして、日本の裁量基準の法的性質と行政裁量の司法審査のあり方を考察。多様な手法による行政裁量の統制の必要性と、裁判所が果たすべき役割とは何か、行政裁量論を多角的に分析した、信頼の著者による、待望の書。

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