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国際連合における拒否権の意義と限界─成立からスエズ危機までの拒否権行使に関する批判的検討

学術選書 106

国際連合における拒否権の意義と限界─成立からスエズ危機までの拒否権行使に関する批判的検討

拒否権制約の原理を探究する

著者 瀬岡 直
ジャンル 法律  > 国際法/国際関係/国際私法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2012/12/25
ISBN 9784797267068
判型・ページ数 A5変・216ページ
定価 本体5,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  瀬岡 直(同志社大学法学部助教) 著

推薦のことば〔安藤仁介〕


 問題の所在
 本書の構成

第1章 拒否権の成立過程
 第1節 ダンバートン・オークス会議
  1 ダンバートン・オークス会議直前までの動き:「4人の警察官」構想
  2 ダンバートン・オークス会議の開催
  (1) ダンバートン・オークス提案の概観
  (2) 紛争当事国の投票権をめぐる討議
  3 「4人の警察官」としての常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇の制約をめぐる考察
 第2節 ヤルタ会談
  1 第3全体会議
  2 ヤルタ会談の批判的検討
  (1) 拒否権制度の核心:強力的解決において常任理事国の重大利益が危機に瀕する場合の拒否権行使又は行使の威嚇
  (2) 「4人の警察官」としての常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇の制約をめぐる考察
 第3節 サンフランシスコ会議
  1 平和的解決における紛争当事国の投票棄権義務
  2 拒否権制度の核心:強力的解決において常任理事国の重大利益が危機に瀕する場合の拒否権行使又は行使の威嚇
  3 中小国間の紛争における常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇
  (1) ダンバートン・オークス提案に対する修正案
  (2) 招請国声明
   ① 事件連鎖理論/② 国際連盟理事会の表決制度からの進展
  (3) ヤルタ方式に対する投票行動
   ① 招請国の立場/② 中小国の立場 / i 反対票 / ii 棄権票/ iii 賛成票
  (4) 国連憲章の改正・脱退をめぐる議論
 第4節 常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇の制約事由

第2章 国連発足後初期の拒否権行使又は行使の威嚇の制約をめぐる動き
 第1節 加盟問題に関する常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇
  1 加盟問題をめぐる当初の議論
  2 「国際連合における加盟国の地位をめぐる承認の条件」に関する国際司法裁判所の勧告的意見(1948年)
  3 「国際連合への国家の加盟を承認する際の総会の権限」に関する国際司法裁判所の勧告的意見(1950年)
  4 加盟問題に関する常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇の批判的検討:1950年の勧告的意見以降の展開を手掛かりに
  (1) 拒否権の制約事由を踏まえた国連加盟国の主張の意味合い
  (2) 1955年の一括加盟を支持する国連加盟国の立場の意味合い
 第2節 初期の国連総会における常任理事国の拒否権行使又は行使の威嚇の制約をめぐる審議
  1 中小国の提案
  2 常任理事国の提案

第3章 「平和のための結集」決議の採択
 第1節 安全保障理事会と総会の権限関係に関する議論
 第2節 拒否権の制約事由をめぐる議論
  1 常任理事国の主張
  2 中小国の主張

第4章 スエズ危機における英仏の拒否権行使に対する国連加盟国の対応
 第1節 安全保障理事会の「主要な責任」の欠如
  1 英仏の拒否権行使
  2 英仏の拒否権行使を正当化する議論
  3 英仏の拒否権行使に対する批判的検討:常任理事国の特別な責任
 第2節 緊急特別総会における国連緊急軍の設置
  1 国連緊急軍に関する総会決議の採択
  2 国連緊急軍に対する加盟国の立場
  (1) 中小国の態度:常任理事国の特別な責任の追及
  (2) 常任理事国の認識
   ① イギリス及びフランス/② その他の常任理事国

終 章 今後の課題

主要参考文献
あとがき
索  引

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内容説明

拒否権制約の原理を、国際連合成立からスエズ危機までの国連実行を通して丁寧に分析する、拒否権に関する研究書。法と政治、法と道徳、実定法解釈と立法論が交錯する拒否件の問題に関して、国連憲章の形式的な解釈から抜けだし、国際連合の実行から、拒否権濫用の制約について考察する。

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