「侵害原理」と法益論における被害者の役割

法学翻訳叢書 7

「侵害原理」と法益論における被害者の役割

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ドイツ刑法と英米刑法の比較分析

著者 アルビン・エーザー
甲斐 克則 編訳
ジャンル 法律  > 外国法/比較法
法律  > 刑事法
シリーズ 法律・政治  > 法学翻訳叢書
出版年月日 2014/02/27
ISBN 9784797261578
判型・ページ数 A5変・192ページ
定価 7,480円(税込)
在庫 在庫あり

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医事法学、国際刑法および比較刑法の分野において、世界的に活躍する、アルビン・エーザー博士(マックス・プランク外国・国際刑法研究所名誉所長)の学問的基軸としての、「侵害原理」及び法益論。歴史的な視座を含む、ドイツ刑法と英米刑法の比較分析、またその本質となる、被害者の視点に立った具体的把握の必要性の分析を行う、待望の翻訳。

  アルビン・エーザー(マックス・プランク外国・国際刑法研究所名誉所長) 著
  甲斐克則(早稲田大学大学院法務研究科教授) 編訳

 日本語版へのはしがき

◆第1部◆犯罪概念における「侵害原理」――刑法上の保護法益の比較分析――

◆序

◆第1章 刑事不法の実質としての侵害
  (1) 侵害と形式的違法性
  (2) 歴史的考察
  ◆結論:実質的な犯罪定義

◆第2章 刑法上の侵害の性質
  (1) 侵害と倫理
  (2) アメリカの侵害理論の概観
  (3) 侵害概念の焦点としての「法益」

◆第3章 法益の構造
  (1) 法益一般の二元的構造――社会学的基体と価値の側面
  (2) 侵害――犯罪における類似の現象からのその区別
  (3) 侵害――その憲法上の評価:法益の価値的側面

◆第4章 侵害の最終的定義――結語
  (1) 「法益」および「侵害」の意義
  (2) 刑事立法のための帰結
  (3) 侵害要件の司法審査

◆結 論

◆第2部◆法益と被害者――他方を犠牲にして一方をより高めることについて――

◆序――個人的はしがき

◆第1章 人間共同体の解消としての犯罪

◆第2章 自由の領域および主観的権利の侵害としての犯罪

◆第3章 権利侵害から法益侵害へ

◆第4章 犯罪の客体を一般的なものへ高めることについて

◆第5章 「尊重要求」へのさらなる精神化

◆第6章 刑法の限定としての法益の要件について

◆第7章 被害者のための小括

◆第8章 刑事政策的パースペクティブ

 訳者あとがき
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