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立法過程と議事運営─衆議院事務局の三十五年

立法過程と議事運営─衆議院事務局の三十五年

当事者に直接インタビューした貴重な記録

著者 近藤 誠治
赤坂 幸一 編著
奈良岡 聰智 編著
ジャンル 政治・経済  > 政治学  > 政治一般
出版年月日 2011/08/29
ISBN 9784797260465
判型・ページ数 4-6454ページ
定価 本体4,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  近藤誠治(元・衆議院事務局調査局長) 著
  赤坂幸一(九州大学法学研究院准教授)・奈良岡聰智(京都大学大学院法学研究科准教授) 編著

序 章
 百姓の家に生まれて/春風の記憶――小学校生活の思い出/伊勢湾台風の経験と法曹への志望/法学への志と大学進学/
 静岡大学での学生生活/司法試験の受験と大学生活――鈴木安蔵のことなど/日韓基本条約と学生運動/
 国家公務員試験の受験――父との議論/事務局職員のリクルート/事務局職員(とくに調査局)の専門性/採用試験の思い出

第1章 衆議院の風景――委員会運営の舞台裏
 Ⅰ
 安保闘争と沖縄返還協定/職員研修および勉強会のあり方/各委員会の慣例と『委員会先例集』/
 議会の行政監視機能および「議会留保」論/海外研修のあり方/海外派遣の際の職務/国内出向・人事交流のあり方/
 衆議院事務局採用当時の幹部/議事部と委員部――議事部における憲法解釈/裁判官訴追委員会事務局との関係/
 事務局から見た議会政治――実現可能性の高い政策創出プロセスへの「肩入れ」/事務局の衡量過程
 Ⅱ
 四つの委員会での経験/質問取りの苦労――委員会出席者の決定/政府答弁をめぐる問題/委員部勤務時代の仕事の流れ/
 キャップ中心の運営体制/政治サイドの要因による議事法の変化/委員会の格付け/安全保障委員会の独立と審議への影響/
 イギリス型全院委員会の影響/読会制度と常任委員会制度――議会外決定プロセスの介在/
 常任委員会システムの問題点――議会の創造的機能の不存在と統制機能/与党審査の実効性
 Ⅲ
 委員会執務の参考基準/先例検討会議の手順/委員会提出資料の取り扱い/委員部の組織構成/委員部人事のあり方/
 人事の季節/委員会理事会の開催/委員会理事会への事務局職員の関与/理事会と委員会の関係/
 少数会派のオブザーバー出席/国対と理事会・理事懇談会の関係/委員部の管理職(第九課長)の職務内容/
 特別委員会のキャップと管理職/連合審査会の事務担当/管理運営部門の比重の増大/人事運営のあり方

第2章 本会議の運営――議事部議事課
 Ⅰ
 議事部議事課の職務――議院運営委員会・同理事会への関与/本会議の議事法の形成・運用――議運族との関係/
 議運担当の職員――案件会議・議運理事懇談会/議運理事会の記録作成業務/議会先例・運用の問題点/
 徹夜国会の思い出、ロッキード事件、総理大臣指名点呼事件/議長の「次第書」の作成/
 大平首相不信任決議案の取り扱いをめぐって/口頭質問の運用/政府・与党の一元化の試み/
 衆議院議長に接して――党籍離脱問題/副議長と事務次長の対応関係/専門職としての議事部長
 Ⅱ
 議事課長の職務内容/議長の横顔/議事部各課の所掌範囲/特別国会の準備と議事課/
 事務総長・次長・議事部長との関係/昭和天皇の崩御と改元/「案件会議」への関与/議長官房の構想――秘書課長の位置づけ
 Ⅲ
 リクルート事件と消費税国会/議院証言法の改正/竹下内閣の補正予算――総予算の記名投票採決/
 議長調停に対する事務局のサポート、マスコミへの対応/海部内閣の誕生――両院協議会の開催/海部内閣以降の国会改革/
 宮澤内閣期のPKO法案――牛歩戦術の思い出
 Ⅳ
 元日付けの人事異動、議事部副部長の職務内容/PKO法案の審議――社会党の議員総辞職論/
 政権交代の影響――与党・野党論と第一党・第二党論/首班指名に備えた事前準備/首班指名投票の集計手続/
 議事の有効性――シンデレラ制の根拠/細川内閣の成立と事務局運営/二〇〇九年の政権交代と議会の情報公開機能/
 政権交代と議事法の変化――先例集の編纂のタイミング/越年国会の経験/
 「政治の黒子としての衆議院事務局」再論――政府与党・議運理事との距離感

第3章 衆議院事務局の幹部職員として――議事運営と法規・先例
 Ⅰ
 議事部長への就任/部長会議/案件会議/部長会議・案件会議の推移/案件会議の構成・対象/
 衆議院事務局の人事システム/キャリア制度と人事運用/人事システムと衆議院事務局改革
 Ⅱ
 政治改革関連法の成立――施行前の法律改正、解散権の実質的制約/連立政権下の議事運営/政権交代と議事運営/
 議会運営の個人主義化/多党化と政党の融解/本予算成立の大幅遅延/羽田内閣の総辞職をめぐって/
 村山内閣時代の思い出――村山談話と決議の効力/土井議長時代の思い出――次第書の表現など/
 土井議長の国会改革――事務局の関与/村山内閣の頃――常任委員長会議の特例開催/地方特別法に係る住民投票
 Ⅲ
 先例勉強会/先例勉強会の成果/バイブルとしての『国会運営の理論』/事務局の見解を表明する「場」とは/
 上田哲の国民投票法案裁判をめぐって――機関承認の問題/『先例集』の作成手法/
 いわゆる桂メモ(昭和五十三年版先例集の『改訂理由』)/記録・記憶の継承のあり方/平成六年版『先例集』のポイント/
 趣旨説明聴取要求議案の閉会中審査/その他の変更点――重要議案の扱い/『先例集』の性格――事務局の中立性/
 政治サイドの関与の有無――政治法としての議会法
 Ⅳ
 事務次長への就任/立法能力・調査能力の拡充/事務次長室の風景/議事手続の合理化方策――趣旨説明、質疑・討論の区別/
 事務次長の職務内容/事務総長と政治の接点/特命事項の検討/議長・副議長との関係/新井将敬議員の逝去をめぐって

第4章 衆議院調査局の新設――初代局長として
 調査局長就任の経緯/調査局の業務内容――調査能力の拡充問題まで/予備的調査制度の運用の方向性と問題点/
 調査能力の向上に向けて――他部課・他省庁との交流/専門員と調査室長の関係/調査局設置の経緯について/
 予備的調査の実際/総合的・所管横断的な調査に向けて/資料提出要求に対する各省の対応/
 予備的調査プロジェクト・関係室の統括/委員会の議決に基づく予備的調査/事務局サイドと調査局との調整/
 調査資料のウェブ上での提供/今後の調査局――国民意思の探求/今後の調査局――議院内閣制と調査局/瀬島調査会/
 退職を迎えて

オーラル・ヒストリーを終えて

◇個人年表(巻末)
◇資 料(巻末)
 1 衆議院事務局幹部一覧(昭22~)
 2 衆議院事務局幹部一覧(昭64~平23)
 3 衆議院内全体図(現在)

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内容説明

長年議事運営に携わり、そのすべてを知り尽くした者のみが語る。文書では触れられにくい生の政治過程を記録としてまとめた貴重なオーラルヒストリーシリーズ。議会政治のリアリティーを伝える、実務から研究まで有用の書。本書は、元衆議院事務局調査局長の近藤誠治へのインタビューをまとめたものである。

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