【伝統と革新、学術世界の未来を一冊一冊に】
  • ホーム
  • お知らせ
  • 書籍検索
  • 書店様へ
  • 会社情報
 
ホーム > 武器輸出三原則

武器輸出三原則

学術選書 65

武器輸出三原則

武器輸出管理の国会での議論を網羅的に紹介

著者 森本 正崇
ジャンル 法律  > 国際法/国際関係/国際私法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2011/03/25
ISBN 9784797258653
判型・ページ数 A5変・432ページ
定価 本体9,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  森本正崇(慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所 客員研究員) 著

 はしがき

◇第1章◇ 武器輸出三原則の位置付け……………………………………………………………………………………………………1
  第1節 武器輸出三原則の内容(1)
  第2節 武器輸出三原則の運用(9)
   (1) 武器と汎用品(10)/(2) 武器技術と汎用技術(15)/(3) 武器輸出三原則上の武器(16)/
   (4) 武器輸出三原則上の「輸出」 ――「慎む」必要がないとき(25)/(5) 武器輸出三原則の例外(30)/
   (6) 武器輸出三原則の例外化と外為法(57)/(7) 武器輸出三原則の例外化の効果(59)/
   (8) 武器輸出三原則の例外化と国際約束(61)/(9) 武器輸出三原則の例外化と第三国移転(61)/
   (10) 武器輸出三原則の例外化と汎用技術(67)/(11) ま と め(69)
  第3節 武器輸出三原則の意義(70)
   (1) 武器輸出三原則の意義とは(70)/(2) 憲法上の意義(71)/(3) 国際政治上の意義(73)/
   (4) 武器輸出三原則に対する批判(73)

◇第2章◇ 武器輸出三原則と憲法…………………………………………………………………………………………………………77
  第1節 憲法9条との関係(77)
   (1) 政府の立場(78)/(2) 自衛権・自衛隊と武器輸出三原則(82)/(3) 憲法と武器の生産・保有・輸出(86)/
   (4) 憲法の「域外適用」 他国の非武装を目指すのか(95)
  第2節 憲法前文との関係(97)
  第3節 憲法論か政策論か(99)
  第4節 「憲法の精神」(101)
   (1) 武器輸出三原則と「憲法の精神」(101)/(2) 「憲法の精神」の際限ない広がり 「憲法精神主義」(110)
  第5節 輸出行為の憲法上の位置付け(114)
   (1) 判例の立場 営業の自由・輸出の自由と日工展判決(114)/(2) 政府の立場(118)/(3) 1987年外為法改正(118)/
   (4) 学説の評価(133)/(5) 輸出の自由と武器輸出三原則(140)
  (補論)村山総理大臣・社会党の自衛隊合憲論      「空気」が支配する政策(141)
  第6節 「憲法の精神」と基本的人権(145)
   (1) 武器輸出三原則と私人の権利制約(145)/(2) 学問の自由との関係 東京大学のロケット輸出(147)
  第7節 他の法律による規定(164)
   (1) 宇宙開発事業団法と宇宙基本法(165)/(2) 原子力基本法(166)/(3) 関 税 法(170)/(4) 武器等製造法(170)
  第8節 武器輸出に関する国会決議 立法府の立法軽視(178)
   (1) 武器輸出禁止決議か(179)/(2) 国会決議は国是か(181)/
   (3) 武器輸出三原則の例外化は国会決議の「無視」か(182)/(4) 国会決議の意図・解釈(185)/
   (5) 国会決議の扱い(190)/(6) 国会における法の軽視 行政万能と立法軽視(193)
  第9節 外為法と武器輸出三原則(197)
   (1) 外為法と武器輸出(197)/(2) 武器輸出の許可権限(198)/(3) 武器輸出三原則の例外化の法的な意義(200)
  第10節 憲法と整合性のある武器輸出三原則(202)
   (1) 基本的人権との調和(202)/(2) 許可制度における武器輸出三原則の位置付け(203)/
   (3) 外為法が欠落した武器輸出三原則 憲法軽視(205)/
   (4) 武器輸出三原則の解釈(208)/(5) 武器輸出禁止法の合憲性(210)

◇第3章◇ 武器輸出三原則の成立過程…………………………………………………………………………………………………213
  第1節 佐藤榮作総理大臣の武器輸出三原則表明(214)
  第2節 武器輸出三原則の要素(217)
   (1) 武器輸出三原則の対象(217)/(2) 国際紛争助長防止(219)/(3) 武器輸出三原則の位置付け(221)/
   (4) 武器輸出三原則上の武器(223)/(5) 武器輸出三原則の対象地域以外の場合 外為法の精神に基づき判断(233)
  第3節 武器輸出を「慎む」(239)
  第4節 武器製造設備(242)
  第5節 政府統一見解(243)
  (補論)韓国向け武器輸出の可否 ――武器輸出三原則対象地域以外への武器輸出(245)

◇第4章◇ 国内政治と武器輸出 …………………………………………………………………………………………………………251
  第1節 武器輸出の歴史(251)
  第2節 武器輸出に対する政府の姿勢(256)
   (1) 昭和20年代(1945~1954)の議論(258)/(2) 昭和30年代(1955~1964)の議論(268)/
   (3) 昭和40年代(1965~1974)の議論(276)/(4) 昭和50年代(1975~1984)の議論(288)
  第3節 武器輸出三原則の光と影(295)
   (1) 防衛産業の肥大化防止(295)/(2) 軍事大国化防止・紛争巻き込まれ防止(297)/
   (3) 「盾」になる側面 武器輸出三原則の隠れた「意義」(299)/(4) 「委縮効果」 自粛を求める「空気」(302)/
   (5) 超法規的行政指導 憲法精神主義の本質(304)

◇第5章◇ 国際政治と武器輸出 …………………………………………………………………………………………………………309
  第1節 国際社会における武器の保有や輸出の位置付け(310)
   (1) 大量破壊兵器と通常兵器(310)/(2) 自衛権と武器の保有・輸出の合法性(310)/(3) 国連軍備登録制度(314)/
   (4) 武器貿易条約(ATT)(318)/(5) 軍縮義務(319)/(6) 武器の位置付け(319)/(7) 武器が必要な場面(322)
  (補論)ODA大綱(325)
  第2節 日本の独自性(329)
   (1) 日本の「道義性」(329)/(2) 日本の交渉力強化(332)/(3) 日本の「模範性」(335)/
   (4) 日本の「負の道義性」(337)/(5) 日本の「高い評価」とは(344)/(6) 他国の非武装を目指す「道義性」(346)
  第3節 武器の範囲(348)
   (1) 武器の範囲は狭いか(348)/(2) 武器の範囲は広いか(350)/(3) 攻撃的な武器と防御的な武器(351)/
   (4) 対人地雷除去機材をめぐる議論(352)/(5) 武器とは何か(356)/(6) 武器輸出管理の要諦(360)
  第4節 国際法・国際政治と武器輸出三原則(361)

◇第6章◇ 武器輸出三原則見直し論 ……………………………………………………………………………………………………362
  第1節 自民党、経団連の見直し論(362)
  第2節 「見直し論」の検討(364)
  第3節 共同研究・共同開発(367)
  第4節 防衛費・防衛産業(369)
  第5節 経済性と安全保障上の利益(372)
  第6節 武器輸出をしない安全保障上の利益(373)
  第7節 武器輸出による安全保障上の利害得失(375)
  第8節 日本の安全保障と武器輸出(379)

◇終章◇ 武器輸出三原則とは何か ………………………………………………………………………………………………………382
  あとがき(385)

資 料 編(389)
  〔資料〕1 対米武器技術供与についての内閣官房長官談話(389)
  〔資料〕2 「日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府と
       アメリカ合衆国政府との間の協定」の署名について(390)
  〔資料〕3 「人道的な対人地雷除去活動に係る支援と武器輸出三原則等に関する基本的考え方」について(391)
  〔資料〕4 「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の
       目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に
       関する特別措置法案」と武器輸出三原則等との関係についての内閣官房長官談話(392)
  〔資料〕5 「イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法案」と武器輸出三原則等との
       関係について(394)
  〔資料〕6 「弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルに関する日米共同開発」に関する内閣官房長官談話(396)
  〔資料〕7 政府開発援助によるテロ・海賊行為等の取締り・防止のためのインドネシア共和国に対する支援と武器輸出三原則等との
       関係についての内閣官房長官談話(398)
  〔資料〕8 ソマリア沖・アデン湾における自衛隊法第82条に基づく海上における警備行動等及び「海賊行為の処罰及び海賊行為への
        対処に関する法律案」に基づく海賊対処行動等と武器輸出三原則等との関係についての内閣官房長官談話(400)

このページのトップへ

内容説明

国会での議論の整理、位置づけを行った、今後の議論の土台となる重要文献。閣僚や政府当局者、国会議員をはじめとする、個々の見解を総合的に捉え直し、法的・政治的にどのような意義をもつか改めて検証。今後の武器輸出管理に関する、実務、研究に必読の書。

このページのトップへ