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事実婚の判例総合解説

事実婚の判例総合解説

内縁の今日的法的な問題解決への指針

著者 二宮 周平
ジャンル 法律  > 民法
シリーズ 法律・政治  > 判例総合解説シリーズ
出版年月日 2006/04/28
ISBN 9784797256536
判型・ページ数 B5変・224ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

  二宮周平(立命館大学法科大学院教授) 著

はしがき

第1章 内縁保護の法的構成
 第1節 内縁問題の発生
  1 民法の原則
  2 内縁問題発生の社会的背景
  3 内縁問題解決の方向
 第2節 婚姻予約有効法理
  1 婚姻予約有効判決に至る過程
  2 婚姻予約有効法理の形成 【1】
  3 婚姻予約有効法理の背景とその意義
 第3節 内縁準婚理論
  1 事実上の夫婦共同生活への対応
  2 内縁準婚理論の受容 【2】
  3 判例法理の限界

第2章 内縁の成立
  1 挙式の必要性
   (1)挙式不要説 【3】
   (2)挙式と婚姻意思認定の関係 【4】【5】 
  2 婚姻の意思
   (1)婚姻意思とは何か 【6】【7】
   (2)婚姻意思の認定方法 【8】【9】
  3 夫婦共同生活の実体
   (1)継続的な同居 【10】
   (2)継続的な同居を欠く場合 【11】~【14】
   (3)成立要件の緩和
  4 婚姻障害事由
   (1)婚姻適齢,父母の同意,再婚禁止期間 【15】~【17】
   (2)近 親 婚 【18】【19】
 第2節 重婚的内縁
  1 重婚的内縁の概念 【20】
  2 重婚的内縁の違法性の緩和と相対化
   (1)公序良俗違反 【21】~【24】
   (2)法律婚を破綻させた違法性 【25】~【27】
  3 重婚的内縁の保護基準
   (1)保護の基準 【28】~【31】
   (2)法律婚破綻の認定基準 【32】【33】

第3章 内縁存続中の法的効果
 第1節 婚姻法上の効果
  1 同居協力扶助義務
   (1)扶養義務
   (2)同居協力義務 【34】【35】
  2 貞操義務 【36】【37】
  3 夫婦間の契約取消権 【38】
  4 婚姻費用分担請求権
   (1)内縁の場合 【39】
   (2)重婚的内縁の妻の生活費の留保 【40】~【42】
   (3)重婚的内縁で生まれた子の養育費の留保
  5 日常家事債務の連帯責任 【43】
  6 夫婦財産の共有推定【44】
 第2節 内縁配偶者の氏の変更
  1 内縁の場合 【45】【46】
  2 重婚的内縁の場合 【47】~【51】
 第3節 内縁子の法的問題
  1 父子関係の成立 【52】【53】
  2 未認知の内縁子の地位 【54】~【56】
  3 重婚的内縁子の父の氏への変更 【57】~【62】
  4 親権の行使 【63】
  5 婚外子の法的差別
   (1)法定相続分 【64】
   (2)戸籍・住民票の続柄表記 【65】
 第4節 その他の問題
  1 社会保障法における取扱い
  2 税法における取扱い 【66】【67】
  3 精神障害者の保護者・扶養義務者 【68】【69】
  4 訴訟上・手続上の資格と刑法上の問題
   (1)訴訟上・手続上の資格
   (2)刑法上の問題 【70】
   (3)検  討
  5 保険約款・保険契約上の配偶者概念【71】~【72】

第4章 内縁解消時の法的効果
 第1節 当事者による解消
  1 不当破棄による損害賠償請求
   (1)法的構成 【73】【74】
   (2)解消の正当性・不当性の判断 【75】【76】
   (3)重婚的内縁の場合 【77】
   (4)内縁の解消と結納の返還 【78】
  2 財産分与の類推適用
   (1)類推適用の根拠 【79】【80】
   (2)類推適用の拡大 【81】
   (3)重婚的内縁の場合 【82】~【84】
   (4)手続上の問題 【85】
   (5)判例の解決方法と展開の方向
 第2節 死亡による解消と相続に代わる解決
  1 配偶者相続権の否定と派生する問題
   (1)配偶者相続権 【86】
   (2)生命保険金の受取人としての「相続人」 【87】
   (3)特別縁故者への財産分与 【88】
   (4)祭祀財産の承継 【89】
  2 遺贈・贈与 
   (1)贈与の履行の認定 【90】【91】
   (2)公序良俗違反の認定(重婚的内縁の場合) 【92】【93】
  3 財産分与の類推適用
   (1)適用肯定説・否定説 【94】【95】
   (2)共有物の分割請求 【96】【97】
   (3)財産分与類推適用の有用性と体系論
 第3節 居住利益の保障
  1 持ち家の場合
   (1)権利濫用論 【98】~【100】
   (2)内縁当事者間の合意の擬制 【101】【102】
  2 借家の場合
   (1)多様な解決方法
   (2)相続人の借家権の援用 【103】【104】
 第4節 事故死の損害賠償
  1 民法上の損害賠償
   (1)内縁の場合 【105】
   (2)相続人との競合 【106】【107】
   (3)重婚的内縁の場合 【108】【109】
  2 自動車損害賠償保障法における扱い 【110】
 第5節 遺族年金・死亡退職金・その他の受給権
  1 遺族年金
   (1)内縁の場合 【111】
   (2)重婚的内縁の場合 【112】~【115】
  2 死亡退職金
   (1)内線の場合 【116】
   (2)重婚的内縁の場合 【117】【118】
   (3)小規模企業共済法の共済金 【119】 
  3 その他の受給権 
   (1)戦傷病者戦没者遺族等援護法における受給資格 【120】
   (2)恩給法の遺族扶助料 【121】【122】
   (3)従業員を被保険者とする保険契約による死亡保険金 【123】

終 章 内縁・事実婚判例の今後の課題と展望

判例索引

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内容説明

今日、婚姻外の共同生活は多様化の一途をたどっているが、起因する法的な紛争解決には、判例による保護法理が有効に機能する。重婚、扶養、父子関係、婚外子、相続、財産分与、氏の変更、法的差別、等々。本書は、ほぼ100年におよぶ内縁判例の展開を個別具体的な判例領域毎に整理・分析しており、今日的な事実婚の法的問題解決には必読の一書。また単なる判例の紹介だけでなく、私見としての判例の批判的考察も、今後の貴重な指針となる。

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