内容説明
本書は、精密な理論的に一貫した概説書としてきわめて優れたものである。概説書は、ともすれば一通りの説明に終わりやすい。しかし本書では、いろいろな問題について、それぞれの問題についての論文といっていいほど、徹底した議論が展開されている。それは、わが国の学者にとってだけでなく、実務家にとっても-とくにわが国ではあまり議論されていない問題については-参考になるであろう。概説書は、他方、結論の妥当性に配慮して、妥協的な結論に陥りがちである。
本書は、精密な理論的に一貫した概説書としてきわめて優れたものである。概説書は、ともすれば一通りの説明に終わりやすい。しかし本書では、いろいろな問題について、それぞれの問題についての論文といっていいほど、徹底した議論が展開されている。それは、わが国の学者にとってだけでなく、実務家にとっても-とくにわが国ではあまり議論されていない問題については-参考になるであろう。概説書は、他方、結論の妥当性に配慮して、妥協的な結論に陥りがちである。