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家制度の廃止─占領期の憲法・民法・戸籍法改正過程

学術選書 35

家制度の廃止─占領期の憲法・民法・戸籍法改正過程

戦後占領期の家制度廃止過程の全容

著者 和田 幹彦
ジャンル 法律  > 民法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2010/10/29
ISBN 9784797254358
判型・ページ数 A5変・592ページ
定価 本体12,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

和田幹彦(法政大学法学部教授)著


 はしがき
 略語表

◆序 章………3
 第一節 本稿の対象…… 3
 第二節 課題の限定…… 4
 第三節 「家」制度と憲法・民法・戸籍法の相互関係 …5
 第四節 史料状況と先行研究 …… 6
 第五節 新史料 ……9
 第六節 本稿の位置付け……10

◆第一章 憲法二四条成立過程と民法・戸籍法の「家」制度… 19
 序 節……19
  第一款 本章の対象とその限定 (19)
  第二款 史料状況・先行研究と新史料 (21)
  第三款 憲法二四条の解釈と「家」制度の存廃(並びに存置・廃止の程度)の関係分析の準備 (25)
 第一節 GHQ/GSの初期起草作業……… 29
 第二節 日本政府の起草作業とGHQ/GSとの交渉 ……32
 第三節 補 論 憲法制定に関する三月六日以降のGHQ/GSの方針──「ハッシー文書」中の憲法の一草案を手がかりとして── ……36
 第四節 枢密院での審議……38
 第五節 帝国議会・衆議院での審議──本会議・帝国憲法改正案委員会・「芦田小委員会」── …… 39
  第一款 本会議・帝国憲法改正案委員会 (40)
   補 論 「家」制度の護持論・改廃論のパターン (43)
  第二款 「芦田小委員会」での審議 (46)
  第三款 衆議院本会議の最終日 (59)
 第六節 帝国議会・貴族院での審議 ………61
  第一款 本会議・貴族院帝国憲法改正案特別委員会 (61)
  第二款 貴族院帝国憲法改正案特別委員小委員会・その懇談会 (67)
  第三款 貴族院本会議の最終日 (71)
 第七節 小  括──日本側・GSの方針の射程及びその限界──…74

◆第二章 民法改正過程──戸籍法改正過程に先行した民法上の「家」廃止方針決定の予備的考察──… 133
 序 節 ……… 133
 第一節 憲法二四条下での民法上の「家」存廃の選択の余地 …… 135
 第二節 日本側の「家」廃止初期方針決定過程 …… 136
 第三節 GHQの「家」改廃方針・その日本側への影響……145
  第一款 日本側史料 (145)
  第二款 GHQ/GSの「家」改廃方針・日本側への影響──GHQ側史料による新たな知見の整理──(150)
 第四節 補 論 「氏」──オプラー/GSの「家」改廃に関する方針との関連で── …167
  第一款 制度としての「氏」 (168)
  第二款 「氏」を巡る民法改正過程 (168)
  第三款 オプラー/GSの「家」改廃に関する方針と「氏」 (171)
  第五節 小  括──日本側・GHQ/GSの方針の射程及びその限界── ……177

◆第三章 戸籍法改正過程の諸段階……213
 序 節 ……213
  一 戸籍法改正過程の全体像 (213)
  二 主要改正点の要約 (215)
  三 研究史上の問題点 (216)
 第一節 人口動態統計の精密化をめぐる戸籍法改正過程──改正過程(一)一九四六年三月─一〇月 … 218
 第二節 改正初案──改正過程(二)一九四六年七月……222
 第三節 改正要綱案とその成立──改正過程(三)一九四六年九月 ……233
  一 改正要綱案の要点 (237)
  二 改正要綱案を巡る議論の要点 (239)
 第四節 改正草案条文起草──改正過程(四)一九四六年九月─四七年七月……242
  第一款 条文起草の基礎方針 (242)
  第二款 改正草案史料について (244)
  第三款 各草案成立過程 (245)
 第五節 草案をめぐる司法省とGSとの会談──改正過程(五)一九四七年八月─一一月 …256
 第六節 国会審議と改正戸籍法・戸籍法施行規則の成立──改正過程(六)一九四七年一一月─一二月…262

◆第四章 民法上の「家」制度廃止による戸籍法改正──「第一の流れ」── … 285
 序 節 民法上の「家」制度廃止を巡る戸籍法改正過程の全体像 … 285
 第一節 戸籍編製原理上の諸問題……287
  第一款 戸籍編製原理(一)──静的側面── (292)
   一 個人別編製の是非・可否 ( 292 )
   二 「三世代戸籍徹底排除」編製原理の確立 (298)
   三 編製原理変更に伴う「戸籍」の名称の是非──「民籍」名称案── (317)
   四 「戸籍筆頭者」の問題 (323)
  第二款 戸籍編製原理(二)──動的側面── ( 333 )
   一 離婚復氏者の復籍・新戸籍編製の別 (333)
   二 成年分籍権 (343)
   三 日本人と外国人との結婚・外国人の戸籍の不存在 (349)
 第二節 戸籍編製原理以外の問題 ……353
  一 戸籍改製の時限上の問題──十年の猶予期間設定── (353)
  二 条文の大幅削減・施行規則への移項 (356)
 第三節 小  括……359

◆第五章 人口動態統計の精密化・プライバシー保護による戸籍法改正──「第二・第三の流れ」── ……377
 序 節 戸籍法・戸籍制度特有の「家」の機能 ……377
 第一節 人口動態統計の精密化による戸籍法改正上の問題──プライバシーの権利保護とGHQ内部の対立── ……382
 第二節 戸籍簿非公開化の試みとその挫折──プライバシーの権利保護とGHQ内部の協調── …… 391
 第三節 小  括 ……403

◆結 章 憲法・民法・戸籍法改正過程に於ける力学──憲法・民法・戸籍法改正過程の総括── …… 411
 序 節 戦後占領期の憲法・民法・戸籍法改正──「家」の廃止とその限界── ……411
 第一節 戸籍制度の二重の法的機能 ……… 412
 第二節 新憲法二四条と民法改正における「家」改廃 …413
 第三節 戸籍法改正における「家」改廃(一)──身分登録機能と「第一の流れ」── ……416
 第四節 戸籍法改正における「家」改廃(二)──個人データ収集・提供機能と「第二・第三の流れ」── …… 417
 第五節 民法・戸籍法改正における「家」の廃止方針の射程とその限界……418
 第六節 戸籍制度の個人データ収集・提供機能と「家」の特質……421
 第七節 残された課題──「国体の一支柱」としての「家」?── …… 422
 第八節 結  語──先行研究との比較において──…423

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・付属資料1 元GHQ民政局(GS)次長チャールズ・L・ケイディス氏へのインタビュー(一九九三年) … 431
 〈付属資料2・3〉 
・付属資料2・3への共通のはしがき …… 463
・付属資料2 川島武宜・東京大学名誉教授へのインタビュー(一九九一年) …465
・付属資料3 来栖三郎・東京大学名誉教授へのインタビュー(一九九〇年) …479
・付属資料4 民法改正に関わるGHQ文書一覧(時系列) …… 485

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 付表 文献リスト (518)
 あとがき (523)

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内容説明

第2次大戦後、占領期日本の「家制度の廃止」過程の全容を、克明・詳細に描出。憲法24条の成立、民法上「家」制度廃止の方針決定、特に戸籍法上の「家」制度の改廃に精致な検討を加える。新たな資料、インタビュー等も付加した待望の書。

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