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核軍縮入門

現代選書 6

核軍縮入門

核兵器廃絶へ、正確な情報を1冊に

著者 黒澤 満
ジャンル 法律 > 国際法/国際関係/国際私法
シリーズ 一般 > 現代選書
出版年月日 2011/07/27
ISBN 9784797232868
判型・ページ数 4-6・152ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  黒澤 満 (大阪女学院大学大学院教授、日本軍縮学会会長) 著


第1章 核兵器はどういう役割を果たしているのか ――核兵器の役割低減――
 Ⅰ 冷戦期における核兵器の役割
  (1) 冷戦前期における状況
  (2) 冷戦後期における状況
 Ⅱ 冷戦終結後の核兵器の役割
  (1) 冷戦終結直前の動き
  (2) 冷戦終結後の状況
 Ⅲ オバマ大統領による核兵器の役割低減
  (1) ブッシュ政権の核政策
  (2) オバマ大統領の核政策
  (3) 核兵器の数の変遷と現状

第2章 米ロは核兵器をどう削減するのか ――核兵器の削減――
 Ⅰ 戦略兵器削減条約(START 条約)
  (1) START 条約の形成過程
  (2) START 条約の内容とその実施
 Ⅱ 戦略攻撃力削減条約(SORT 条約)
  (1) SORT 条約の成立の背景
  (2) SORT 条約の内容
 Ⅲ 新戦略兵器削減条約(新START 条約)とその後の削減
  (1) 新START 条約の交渉過程
  (2) 新START 条約の内容
  (3) 今後の削減の課題

第3章 核兵器の拡散にどう対応するのか ――核兵器の不拡散――
 Ⅰ 核不拡散条約(NPT)
  (1) NPT の交渉過程とその内容
  (2) NPT の普遍性確保
 Ⅱ NPT をめぐる諸問題
  (1) IAEA 保障措置とその強化
  (2) 北朝鮮とイラン
 Ⅲ NPT 再検討会議と今後の課題
  (1) 1995 年・2000 年再検討会議
  (2) 2010 年再検討会議
  (3) 今後の核不拡散の課題

第4章 核軍拡競争をどう止めるのか ――核実験と核物質生産の禁止――
 Ⅰ 核実験の実態と部分的核実験禁止条約(PTBT)
  (1) 核実験の実施の実態
  (2) 部分的核実験禁止条約(PTBT)
 Ⅱ 包括的核実験禁止条約(CTBT)
  (1) CTBT の交渉過程
  (2) CTBT の義務の内容
  (3) CTBT の発効をめぐる諸問題
  (4) CTBT の早期発効に向けて
 Ⅲ 核分裂性物質の生産禁止
  (1) 兵器用核分裂性物質の現状
  (2) 兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)

第5章 地域的な非核をどう進めるのか ――非核兵器地帯の設置――
 Ⅰ 冷戦期における非核兵器地帯
  (1) 非核兵器地帯の概念 77
  (2) ラテンアメリカ非核兵器地帯(トラテロルコ条約)
  (3) 南太平洋非核地帯(ラロトンガ条約)
 Ⅱ 冷戦終結後の非核兵器地帯
  (1) 東南アジア非核兵器地帯(バンコク条約)
  (2) アフリカ非核兵器地帯(ペリンダバ条約)
  (3) 中央アジア非核兵器地帯(セミパラチンスク条約)
 Ⅲ 新たな非核兵器地帯の設置
  (1) 中東と南アジア
  (2) 北東アジアと欧州

第6章 核兵器の使用は許されるのか ――核兵器の使用禁止――
 Ⅰ 核兵器使用の合法性・違法性
  (1) 国際司法裁判所の勧告的意見
  (2) 2010 年NPT 再検討会議における議論
 Ⅱ 核兵器の先行不使用(no first use)
  (1) 核兵器国の軍事ドクトリン
  (2) 最近の新たな動向 99
 Ⅲ 非核兵器国に対する核兵器の使用禁止
  (1) 核不拡散条約との関連
  (2) 非核兵器地帯との関連

第7章 核テロをどのように防ぐのか ――核セキュリティ――
 Ⅰ 核テロの概念とその背景
  (1) 核テロの概念
  (2) 核テロの脅威増大の背景
 Ⅱ 核テロ防止のための国際社会の取組み
  (1) 旧ソ連のルース・ニュークへの対応
  (2) 核テロ防止のための国際的措置
 Ⅲ 核セキュリティ世界サミット
  (1) 核セキュリティの概念
  (2) オバマ大統領の核セキュリティ政策
  (3) 世界サミットの成果と今後の課題

第8章 核兵器の廃絶に向けて ――核兵器のない世界――
 Ⅰ 核兵器廃絶への動き
  (1) NPT 再検討プロセスにおける動き
  (2) 核兵器廃絶の諸提案
 Ⅱ 核兵器禁止条約に向けての動き
  (1) モデル核兵器禁止条約
  (2) 2010 年NPT 再検討会議での議論
 Ⅲ 核兵器廃絶と国際平和
  (1) 核兵器廃絶への反対論
  (2) 核廃絶への行動と国際社会構造の改善

索  引

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内容説明

核兵器の無い世界をいかに実現していくか、それを考える上で、主要な考えを網羅した最先端の解説。オバマ大統領は、歴史的なプラハ演説において、「米国は.核兵器国として、また核兵器を使用した唯一の国として行動する道義的責任がある」と述べたが、他方、北朝鮮等の核問題は収束の兆しさえ見せていない。そのような状況をいかに打破すべきか。軍縮論の第一人者による、正確な情報を集約し、図表も多数組み入れた一般の方々にも分かり易い入門書。

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