ハンガリー人─光と影の千年史

どこを見てもハンガリー人がいる
著者 |
パウル・レンドヴァイ
著 稲川 照芳 訳 |
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ジャンル |
人文・社会
> 歴史 |
出版年月日 | 2008/12/25 |
ISBN | 9784797225532 |
判型・ページ数 | A5変・604ページ |
定価 | 本体6,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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目次
序 1
第1章 「異教の野蛮人」のヨーロッパ襲撃:
ザンクト・ガレンの証人7
第2章 定住か征服か?:
ハンガリー人のアイデンティティー 13
第3章 マジャールの嵐からキリスト教徒のアールパード王朝へ 28
第4章 継続性と自由を巡る戦い 39
第5章 1241年の蒙古来襲とその結果 50
第6章 中欧の大国へ:
異国人の国王の下で 64
第7章 フニャディの英雄時代(マーチャーシュ国王の時代) :
トルコの危険性を背景に 77
第8章 モハーチの破滅へ 89
第9章 トルコ支配の壊滅的な結果 98
第 10 章 トランシルバニアの重要性 110
第 11 章 ガーボル・ベトレン ―― 臣下,愛国者,ヨーロッパ人 118
第 12 章 ズリニ或いはズリンスキ? 2つの民族の英雄 131
第 13 章 クルツの反乱の指導者テケリ:
冒険主義者か,裏切り者か? 143
第 14 章 ハプスブルク家に反抗するフェレンツ・ラーコーツィⅡ世の
独立闘争 151
第 15 章 神話と歴史:
時代の変遷の中の偶像 162
第 16 章 ハプスブルク王朝の支配下で ―― マリア・テレジア時代 167
第 17 章 「帽子を冠った国王」に対する戦い 184
第 18 章 修道士マルチノビッチとジャコバン党の陰謀:
革命的殉教者としての秘密スパイ 190
第 19 章 イシュトヴァーン・セーチェニ伯爵と「改革の時代」:
「偉大なハンガリー人」の成功と挫折 198
第 20 章 ラヨシュ・コシュートとシャーンドル・ペテフィ:
1848年革命の象徴 215
第 21 章 勝利,敗北そして崩壊:
1849年革命の失敗 231
第 22 章 英雄コシュート対「ユダ」ゲルゲイ:
犠牲神話の中の「善玉」と「悪玉」 252
第 23 章 王妃エリザベート, 首相 アンドラーシと宰相ビスマルク:
オーストリアとハンガリー間の和解への道 270
第 24 章 敗北の中の勝利:
妥協と二重帝国のその後 287
第 25 章 限りなき幻惑:
ハンガリー人の使命意識と民族問題 305
第 26 章 千年祭を巡る「黄金時代」:
近代化とその陰 317
第 27 章 「ハンガリー系ユダヤ人かユダヤ系ハンガリー人か?」:
貴族とユダヤ人の珍しい共生 337
第28 章 「ハンガリー人はドイツ人になるのかマジャール人か?」:
ドイツ人の特別な役割 356
第 29 章 第一次世界大戦から「絶望的独裁」へ:
赤い伯爵とレーニンのスパイ 366
第 30 章 白馬上の提督:
トリアノン ―― イシュトヴァーン王国の死亡証明書 382
第 31 章 冒険者,贋金つくり,国王候補者:
ドナウ盆地の平和のかく乱者 398
第 32 章 ヒットラーとともに:勝利と没落
ユダヤ人抹殺からピューベルの支配まで 416
第 33 章 敗北の中の勝利:
1945年-1990年 437
共産党の権力掌握(437 ) ラーコシの独裁(439 )
スターリンの死とハンガリー(454 ) 56年ハンガリー革命(458 )
カーダールの時代(466 )
第 34章 「どこをみてもハンガリー人がいる…」:
天才と芸術家達 475
感謝の言葉
ハンガリー史の主なデータ
原 注
人 名索 引
訳者の言葉
内容説明
投機家・慈善事業家:ジョージ・ションロシュ、インテル社:アンディ・グローヴ、ジャーナリスト:ピュリッツアー、哲学者:ジョージ・ルヤーチ、指揮者:ユージン・オーマンディ、ジョルジュ・ショルティ、作曲家:バルトーク、コダーイなど、「どこを見てもハンガリー人がいる」現代のハンガリー国家千年のなりたちを辿る。