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福祉サービス契約の法的研究

福祉サービス契約の法的研究

契約による福祉サービスの法理論

著者 岩村 正彦
ジャンル 法律  > 労働法/社会保障法
出版年月日 2007/02/23
ISBN 9784797224832
判型・ページ数 A5変・294ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

 第1章 社会福祉サービス利用契約をめぐる法制度と課題……岩村正彦…1
1 はじめに――「措置」から「契約」へ……1  
(1) 序 説(1)  (2) 課 題(3)
2 契約方式の導入……4
(1) 契約方式移行の背景(4)  (2) 問題点(6)
3 契約方式の浸透……8
 (1) 導入当時の状況(8)
 (2) 社会福祉サービス利用契約の実情と問題点(11)

 第2章 社会福祉サービス利用契約の締結過程をめぐる法的論点――社会保障法と消費者法との交錯――……岩村正彦…16
1 はじめに……16
2 事業者選択のための情報提供……22
 (1) 広 告(23)
 (2) 紹 介(27)
3 契約の締結過程……30
 (1) サービス利用契約締結過程の特質(30)
 (2) 締結過程における利用者保護(32)
4 おわりに……40

 第3章 ホーム契約規制論と福祉契約論……丸山絵美子…42
1 問題意識……42
2 ホーム契約規制論……42
 (1) ホーム契約規制論の生成(42)
 (2) 主たる論点と提示された解釈論・立法論(43)
 (3) ホーム契約をめぐる規制の現状――介護保険法の施行と2005年改正老人福祉法(50)
 (4) ホーム契約規制論の特徴と課題(52)
3 福祉契約論……53
 (1) 福祉契約論の生成(53)
 (2) 福祉契約論の内容(55)
 (3) 福祉契約論の特徴と課題(61)
4 ホーム契約規制論と福祉契約論……65

 第4章 ドイツの介護保険法における介護契約規制……倉田 聡…68
1 比較研究の難しさ……68
2 ドイツの介護保険法の概観……70
 (1) 保険事故としての「要介護」と保険給付の内容(70)
 (2) 介護サービスの供給主体(74)
 (3) 保険給付の手続(79)
 (4) 保険財政の特色とわが国との顕著な違い(80)
3 現物給付の実施体制と介護契約の規制態様……84  
 (1) 供給契約の法的性格と内容規制(84)
 (2) 介護報酬に対する規制とホーム法との関係(89)
4 その後の制度展開――2001年改正を中心に……94
 (1) 介護の質を確保する法律の制定(94)
 (2) 介護保険法とホーム法の調整(99)
5 若干の考察と今後の検討課題……101

 第5章 ドイツホーム法2001年・2002年改正の紹介――私法的規制のあり方を中心に――……丸山絵美子…104
1 はじめに……104
2 ドイツホーム法の変遷と同法の制度・改正理由……106
 (1) ホーム法の成立(106)
 (2) 1990年4月23日ホーム法第一次改正法(107)
 (3) 1997年2月3日ホーム法第二次改正法(108)
 (4) 2001年11月5日ホーム法第三次改正法(109)
 (5) 2002年7月23日上級地方裁判所代理改正法(109)
3 現行ドイツホーム法における規制の状況――2001年,2002年改正を中心に……110
 (1) ホーム法の適用領域(110)
 (2) 情報提供義務,指示義務,書面記載事項(118)
 (3) 給付と対価の相応性(均衡)確保(123)
 (4) 事情の変化への対応――適合義務,値上規制(127)
 (5) 解約規制(132)
 (6) 自然的行為無能力(意思無能力)とホーム契約(136)
4 ドイツにおけるホーム契約規制の特徴と日本におけるホーム規制への示唆……137
 (1) ドイツにおけるホーム契約規制の特徴(137)
 (2) 日本における老人ホーム規制の現状と特徴(139)
 (3) ドイツ法からの示唆(143)
 
 第6章 フランスにおける社会福祉サービスと契約への規制……嵩さやか…145
は じ め に……145
1 フランスの高齢者福祉サービスの概要……147
 (1) 高齢者福祉サービスの種類(147)
 (2) フランスの高齢者福祉サービスに関する金銭的手当・費用負担(151)
2 フランス高齢者福祉サービスにおける契約と当事者間の責任……158
 (1) 高齢者福祉サービスにおける契約の当事者(158)
 (2) 契約締結・契約内容に関する高齢者への保護(160)
 (3) 高齢者福祉サービス提供中の事故と契約当事者の責任(177)
3 フランスの高齢者福祉サービスの特徴……179
資  料……笠木映里 訳…182

 第7章 スウェーデンにおける福祉サービス利用関係の法的検討……中野妙子…206
1 コミューンの社会サービス提供義務……207  
 (1) 枠組み法としての社会サービス法(207)
 (2) コミューンの最終的責任(208)
 (3) 社会サービス提供のための行政組織(209)
2 他の主体に対するコミューンの責務の委託……210
 (1) 他の主体に対する委託が認められる範囲(210)
 (2) 民間セクターによる社会サービスの提供(211)
3 社会サービスの受給権……213  
 (1) 現行規定(213)
 (2) 補足性の要件(214)  
 (3) 正当な生活水準の保障(218)
4 高齢者福祉に関する規定……222
 (1) 高齢者福祉の目的(222)
 (2) 在宅福祉サービス(223)
 (3) 施設サービス(224)
5 サービス決定過程の法律関係……227
 (1) サービスの申請(227)
 (2) サービス決定過程における利用者保護(228)
 (3) サービス決定の性質と効果(229)
6 サービス利用過程の法律関係……231
 (1) サービス提供業者の選択の可否(231)
 (2) コミューンと利用者の法律関係(232)
 (3) サービス提供業者と利用者の法律関係(233)
7 社会サービスの利用料……233
 (1) 徴収権限の法的根拠(233)
 (2) 利用料徴収権限の制限(234)
 (3) 応能負担について(236)
8 社会サービスをめぐる争訟……238
 (1) スウェーデンの行政不服争訟の概要(238)
 (2) 抗告訴訟の手続き(239)
 (3) 社会サービス決定に対する不服申立て(241)
 (4) サービス提供過程で生じる争訟(244)
9 小 括……248

 第8章 総  括……岩村正彦…273
1 ドイツ……273
2 フランス……275
3 スウェーデン……276
4 まとめ……277  
(1) 比較法的考察(277)  
(2) わが国への若干の示唆(279)

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内容説明

近年、高齢者福祉サービスや障害者福祉サービスが契約方式化し、その利用についての法的枠組みが用意されたが、理論的支柱となるような基礎的な法理論は十分に議論されてこなかった。本書では、とくにドイツ、フランス、スウェーデンなどへの比較法的考察によって、法政策的・法解釈論視点から検討を加え、今後の法解釈、制度運営および法制度設計への示唆を与えるものである。

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