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近代民事訴訟法史・ドイツ

学術選書 79

近代民事訴訟法史・ドイツ

日本民訴法の母法・ドイツ民訴法研究

著者 鈴木 正裕
ジャンル 法律  > 民事訴訟法/民事執行法/民事保全法/倒産法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2011/11/17
ISBN 9784797223392
判型・ページ数 A5変・448ページ
定価 本体8,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  鈴木正裕 (神戸大学名誉教授・弁護士) 著


◆ A・レオンハルトの生涯 ――ドイツ帝国民事訴訟法(CPO)の成立史――
略 称 表
一 ハノーファー王国の成立
 一 ハインリヒ獅子王の失墜
 二 選帝侯E・アウグストとその妻ゾフィー
  (1) 三〇年戦争後のハノーファー/(2) 選帝侯国へ/(3) イギリスの王位承継者
 三 同君連合の関係 16
  (1) ジョージ一世/(2) ジョージ二世/(3) ジョージ三世
 四 対仏大同盟とハノーファー
  (1) 第一次大同盟/(2) 第二次大同盟/(3) 帝国代表者主要決議 ――「世俗化」と「陪臣化」/(4) 第三次大同盟/
  (5) ライン同盟/(6) 第四次大同盟/(7) ヴェストファーレン王国/(8) 第五次大同盟/
  (9) 第六次大同盟 ――ライプツィヒ会戦/(10) 第七次大同盟 ――ヴィーン会議
二 ハノーファー王国の変遷
 一 「良き(?)旧き法」への回帰
 二 同君連合の解消
 三 六つの憲法
  (1) 一八一四年の憲法 ――全国議会の設置/(2) 一八一九年の憲法 ――二院制の採用/
  (3) 一八三三年の憲法 ――七月革命の影響/(4) 一八四〇年の憲法 ――E・アウグストの登場とゲッティンゲン大学七教授事件/
  (5) 一八四八年の憲法 ――三月革命のぼっ発/(6) 一八五五年の憲法 ――反動の季節
三 ハノーファーの一八五〇年法(H50)
 一 一九世紀前半のハノーファー法
  (1) 当時の審級制度/(2) 一八二七年の下級裁判所法(H27)/(3) 一八三五年の草案(プランク草案)/
  (4) 一八四七年の民訴法(H47)
 二 レオンハルトの登場
  (1) 三月革命のぼっ発 ――H47の失効/(2) レオンハルトの司法省入り/(3) 民訴法草案要綱/(4) 議会の審議、法案の成立
 三 H50の手続構造
  (1) 裁判所・検察官・執達吏/(2) 手続構造の特色/(3) 特色Ⅰ ――訴訟開始の手続/(4) 特色Ⅱ ――証拠裁判
四 ハノーファー草案(HE)
 一 ドイツ連邦議会の議決
  (1) ヴィーン最終規約六四条/(2) 手形法・商法・債務法・民訴法
 二 HEの審議
  (1) 委員会の構成とその活動/(2) モデル法(H50)をめぐる争い
 三 HEの内容とレオンハルトの反論
  (1) HEの内容/(2) レオンハルトの反論
 四 HEの結末
五 ドイツ法律家大会(DJT)とプロイセン草案(PE)
 一 ドイツ法律家大会(DJT)
 二 プロイセン草案(PE)
六 北ドイツ草案(NE)
 一 普墺戦争とハノーファー王国の消滅
  (1) 普墺戦争/(2) ハノーファー王国の消滅/(3) 国民協会と国民自由党/(4) レオンハルトの転身 ――プロイセンの司法大臣に就任
 二 北ドイツ連邦の成立とその憲法
  (1) 北ドイツ連邦の成立/(2) 北ドイツ(連邦)憲法
 三 民訴法草案(NE)の起草委員会
  (1) モデル草案はHEかPEか/(2) 委員たち
 四 審議の経過・内容・結末
  (1) 審議の経過/(2) 草案の内容/(3) 審議の結末
七 帝国民訴法(CPO)
 一 普仏戦争のぼっ発とドイツ帝国の成立
  (1) エムス電報事件と戦争の経過/(2) 南ドイツ諸国の加盟と帝国の成立
 二 CPOの第一草案(EⅠ)
  (1) EⅠの起草/(2) EⅠの内容
 三 第二草案(EⅡ)
  (1) 専門家委員会の審議/(2) 審議の経過/(3) EⅡの公刊
 四 第三草案(EⅢ)
  (1) 司法制度委員会の審議/(2) 連邦参議院の本会議/(3) EⅢの作成
 五 帝国司法委員会(RJK)
  (1) 帝国宰相府/(2) 帝国議会の運営/(3) 当時のドイツの諸政党/(4) 中央党と文化闘争/(5) 委員会のメンバー
 六 RJKの活動
  (1) 委員会の発足/(2) 三期にわたる委員会/(3) 頂上会談による妥協 ――司法法案の成立/(4) 司法諸法の公布・施行
 七 EⅢと成法(CPO)の相異点
八 レオンハルトの退場

◆ プロイセン一般裁判所法
略 称 表
一 前  史
 一 弁護士哀史
 二 シュレージエン新司法官僚の台頭
  (1) 弁護士放逐論/(2) 御前討論/(3) 意外な結末
 三 C J F
  (1) 成立の経過/(2) 訴訟手続の概要/(3) 裁判官の多様さと相互監視/(4) 弁護士の運命 ――Justizkommissar
 四 CJFの崩潰 ――訴訟代理人の復活
  (1) CJFの三日天下/(2) AGOの出現
二 A G O
 一 偉大な訴訟法教科書(!?)
 二 代理人と補助者
  (1) 本人出頭主義/(2) 代理人の選任/(3) 代理人の地位/(4) 補助者(Assistent)
 三 訴訟手続の概要
  (1) 訴えの申出/(2) 訴えの取調べ/(3) 訴状の審査、期日の指定/(4) 答弁に関する取調べ/(5) Instruktion/
  (6) Beschluß der Sache/(7) 判決の起案ならびに告知
 四 上級裁判所(Obergericht)と下級裁判所(Untergericht)
 五 新事実・新証拠の提出 ――訴訟の「一年内」終了
三 「職権主義訴訟法」の諸相
 一 申立ての拘束力
  (1) 「一定の申立て」/(2) 附帯請求の職権認定/(3) 相殺の抗弁と反訴の融合
 二 自白と擬制自白
  (1) 自 白/(2) 擬制自白 ――け(懈)怠の効果
 三 職権証拠調べ
  (1) 私知の利用の禁止/(2) 検証・鑑定/(3) 文書提出命令/(4) 証 人
 四 真実義務
 五 弁論主義と職権探知主義
  (1) ゲンナーの提案/(2) 「手続全体の精神」で判定
四 その後のAGO
 一 法典改正へのうねり
  (1) 弁護士の復帰 ――Instruktionの形骸化/(2) 公開主義・口頭主義へのあこがれ
 二 一八三三年法・一八四六年法
  (1) 裁判手続の概要/(2) 職権主義思想の凋落
 三 その他の法令
  (1) 一八三三年の上告に関する法令/(2) 一八四四年の婚姻事件の手続に関する法令
 四 AGOの失効

人名索引
法令・草案索引

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内容説明

「わが国の近代民訴法は明治23(1890)年公布の明治民訴法をもってはじまる。その明治民訴法は、当時の独逸帝国民訴法(1877年公布)をモデル法(母法)として選んだ。しかし、その帝国民訴法にも、先例と目すべきいくつかの法典・草案があった。これらの法典・草案の成立に関与したのが、アードルフ・レオンハルトである。彼の生涯を追っていくと、帝国民訴法の成立過程が浮かび上がる。」(はしがき)

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