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ブリッジブック民事訴訟法入門

ブリッジブック民事訴訟法入門

本格的・主体的な学習の手掛かりに最適の書

著者 山本 和彦
ジャンル 法律  > 民事訴訟法/民事執行法/民事保全法/倒産法
シリーズ 法律・政治  > ブリッジブックシリーズ
出版年月日 2011/03/15
ISBN 9784797223316
判型・ページ数 4-6・280ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  『ブリッジブック民事訴訟法入門』

  山本和彦(一橋大学法科大学院法学研究科教授) 著

【目  次】

◆第1部◆ 民事訴訟法の社会的役割を学ぶ

第1講 私たちの法的利益を守る公的紛争解決サービス …3
 1 なぜ民事訴訟が必要なのか…3
  望ましくない社会 ――自力救済の問題(4)/民事訴訟制度の必要性(4)/手続法=民事訴訟法の必要性(6)
 2 民事訴訟には何が期待されるか …7
  当事者の法的利益の救済(8)/紛争解決説との差異(8)/法秩序の維持(10)/公的サービスとしての民事訴訟(11)
  /必要とされる公的サービスの質(11)/手続保障=目的論(12)
 3 民事訴訟の限界と色々な手続方式 …13
  話合いによる紛争解決(13)/判決後 ――民事執行(14)/判決前 ――民事保全(15)/非訟手続(16)
○コラム 「私的権利保護協会」の可能性 ――自力救済の哲学(17)

第2講 民事司法サービスと私たち…19
 1 一般市民の利益保護手段としての民事訴訟…19
  一般市民の遭遇する様々な紛争(19)/紛争解決の困難性(20)/一般市民と民事訴訟の遠さ(21)
  /近年の司法アクセスの改善(22)/法教育(23)
 2 経済活動・企業活動の視点から見た民事訴訟 …23
  経済活動上の紛争(23)/増大する民事訴訟の重要性(24)/企業にとって利用しやすい民事訴訟(25)
  /公共財としての判例(27)
 3 司法制度の改革 …28
  司法制度改革の流れ(28)/民事訴訟制度への影響(29)/専門訴訟の改善(30)
  /法曹人口増大と民事訴訟への影響(32)/一般市民の司法アクセスの拡大(32)
○コラム 行政改革・規制緩和と司法制度改革(34)

◆第2部◆ 民事裁判手続の理念と方法を学ぶ

第3講 様々な紛争と様々な民事司法サービス…39
 1 様々な紛争とそれに合った解決方法 …39
  通常民事訴訟と法律上の争訟(39)/民事訴訟以外の解決手続 ――人事訴訟・家事審判(40)/簡易迅速な解決(41)
 2 どこに何を訴え、どのように解決していくのか…44
  どこに訴えるのか(44)/何を訴えるのか(46)/裁判の方式(47)/口頭弁論の必要(47)
 3 手続の流れと現実の姿…48
  訴えの提起(48)/口頭弁論の手続(49)/争点整理手続(50)/証拠調べ(50)/判決と和解(51)/上 訴(52)
○コラム 民事訴訟の迅速化の状況(54)

第4講 民事訴訟における手続保障の意義と当事者の権利・義務 …55
 1 手続保障は何のために必要か…55
  手続保障の根拠(56)/公的サービスとしての手続保障(58)
 2 当事者の手続上の権利はどのようなものか… 59
  基本的な当事者の権利(59)
 3 当事者が民事司法サービスを受けうる要件は何か ――訴訟要件…64
  訴えの利益(64)/当事者適格(66)/訴訟要件の緩和の必要性(68)
○コラム 新たな「当事者適格」 ――住民訴訟、代表訴訟、団体訴訟等(69)

第5講 裁判所の担う公的サービスの役割とは…70
 1 当事者主義と職権主義のバランス…70
  当事者主義と職権主義(70)/当事者主義を徹底する考え方(71)/職権主義を徹底する考え方(71)
  /あるべき役割分担の方向性(72)
 2 民事訴訟手続における裁判所の役割は何か …75
  争点整理手続と裁判所 ――実体形成における裁判所の役割(75)
  /審理計画と裁判所 ――手続形成における裁判所の役割(77)/共同進行主義(79)
 3 あるべき裁判所のスタンスはどのようなものか …79
  訴訟の内容形成面 ――当事者主義の復権(80)/訴訟の手続形成面――審理契約論と要因規範論(81)
○コラム 裁判所の釈明義務の範囲――国家観の変遷との対応(84)

第6講 当事者の主張と争点の整理 …86
 1 当事者の主張立証活動の基本的原則 ――弁論主義…86
  事実審理の進め方(87)/「弁論主義」を基礎とする理由(88)/現実の姿(89)/弁論主義の根幹と釈明による補充(90)
 2 争点整理とは何か …91
  否認と抗弁(91)/争点整理の実質(92)/証拠整理(93)/争点整理と弁論主義(94)/審理効率化のための争点整理(94)
 3 争点整理の手続としてどのようなものがあるか…95
  争点整理制度の歴史 (95)/近年の改革 ――3種類の新たな争点整理手続(97)/改革の成果と課題(99)
○コラム 民事訴訟審理改革運動(101)

第7講 事実認定と証拠…102
 1 事実の認定はどのように行われるか…102
  証拠裁判主義と証拠収集(102)/証拠の収集方法(103)/証拠収集権の重要性と制度の課題(105)/自由心証主義(105)
 2 証拠調べの手続はどのようなものか…106
  5 つの証拠調べの方法(106)/陳述書(111)
 3 証明ができない場合はどうなるか…111
  証明度(111)/証明責任の意義(112)/証明責任の分配(113)/証明責任の転換(114)/現代社会と証明責任原理(115)
○コラム 証明責任の転換と証明度の軽減(116)

第8講 訴訟の終了とその効力…118
 1 訴訟の終了の仕方にはどのようなものがあるか…118
  判決と和解(118)/当事者の一方の行為による一方的終了(119)/判 決(120)
 2 判決の効力の範囲…122
  執行力(123)/仮執行宣言(123)/既判力(123)/形成訴訟と形成力(125)/対世効(126)
 3 訴訟上の和解の意義…127
  和 解(127)
○コラム 訴訟上の和解とADR ――裁判所の役割はどこにあるのか(132)

第9講 不服申立ての仕組み…133
 1 判決に不服がある当事者の救済方法 …133
  上訴制度(133)/控訴審(134)/上告審(136)
 2 三審制度の意義と限界 …137
  上告審のあり方(138)/裁判所の負担過重(138)/様々な対応策(139)
 3 抗告と再審の現代的意義…142
  抗 告(142)/許可抗告(143)/再 審(144)
○コラム 不服申立て制度のあり方 ――異議制度の意義と上訴の制限(147)

◆第3部◆ 民事執行・保全制度の理念と方法を学ぶ

第10講 民事執行制度の社会的役割…151
 1 経済社会における民事執行の意義 …151
  民事執行とは(151)/民事執行の社会的機能(152)/私的実行の可能性(155)
 2 民事執行の方法…156
  金銭執行(156)/非金銭執行(159)
 3 債権者と債務者の利害のバランス ――執行妨害と苛酷執行 …161
  執行妨害(161)/苛酷執行の防止(163)/求められるバランス(164)
○コラム 競売手続の「民営化」 ――非司法競売の当否(166)

第11講 民事保全制度の社会的役割…167
 1 民事保全制度の必要性と種類…167
  民事保全制度の存在意義(167)/仮差押え(168)/係争物に関する仮処分(169)/仮の地位を定める仮処分(170)
 2 民事保全手続の基本的な原則…172
  保全処分の基本原則(172)/仮の地位を定める仮処分での異なる取扱い(174)
 3 民事保全手続の大きな流れ…176
  保全命令の審理対象(176)/担 保(178)/保全異義(179)/保全取消し(179)/保全執行(180)
○コラム 仮の地位を定める仮処分の本案代替化(182)

◆第4部◆ 現代型民事訴訟の特徴と特別の民事裁判手続

第12講 大規模訴訟や専門訴訟の困難さと対処方法 …185
 1 大規模訴訟の問題とそれへの対応…185
  公害訴訟と立証の問題(185)/消費者訴訟(186)/環境訴訟(188)
 2 専門訴訟の問題とそれへの対応…190
  専門的知見の必要性(190)/鑑定とその問題点(191)/裁判所・弁護士の専門化(193)/専門委員制度(193)
  /専門ADR(194)
 3 「現代型訴訟」の意義 ――政策形成機能の評価 …195
  具体的訴訟と政策への影響例(195)/消極的見解 ――司法の役割の限界(197)
  /積極的見解 ――改革の契機としての司法の役割(198)
○コラム 知財戦略と民事訴訟(199)

第13講 簡易・迅速・廉価な紛争解決手続…200
 1 簡易訴訟・裁判手続の基本的構造 …200
  簡易・迅速な訴訟の類型 ――手形・小切手訴訟と少額訴訟(201)/共通の手続構造(202)/異なる手続構造(202)
 2 少額訴訟の意義…205
  基本理念(205)/「ミニ地裁化」とその改革(205)/現実の運用と評価(206)/少額訴訟制度の特徴(207)
  /今後の課題(209)
 3 「迅速裁判手続」の構想 …210
  決定手続前置主義(211)/支払督促(211)/近時の制度(212)/今後の可能性(213)
○コラム 労働審判の成功と将来(215)

第14講 家事事件手続の将来像…216
 1 家事事件手続の特徴 ――家事審判と人事訴訟の機能分担…216
  家事事件手続の特徴(216)/紛争解決の仕組み(217)/家庭裁判所(220)/紛争解決の流れ(221)
 2 家事事件手続の現状…221
  人事訴訟制度(222)/家事審判制度(224)/家事調停制度(225)
 3 家事事件手続の将来 ――法改正の動向…226
  改正の主要論点(227)
○コラム 子ども代理人(231)

◆第5部◆ 民事訴訟手続の将来

第15講 新たな司法制度の下での民事司法サービスの展望…235
 1 司法制度改革の民事裁判手続への影響 …235
  利用しやすい民事訴訟へ(235)/司法制度改革の間接的な影響(237)
 2 あるべき民事裁判手続の構想 ――多様性、ニーズ即応性、手続保障…240
  多様性(240)/ニーズ即応性(242)/手続保障(243)
 3 立法政策と民事訴訟法学の役割 …244
  「予防的立法」の必要性(244)/理論的一貫性の重要性(244)/新しい民事訴訟法学と研究者像(245)
○コラム 法科大学院と民事訴訟法(248)

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内容説明

主体的な学習の手掛かりに最適の書。①細かな手続や規定の内容というより、大きな制度として、それが何故存在するのかを中心に叙述し、②狭義の民事訴訟法だけではなく、その周辺にある手続、つまり、民事執行、民事保全、家事事件等についても概要を論述、また、③できるだけ興味をもって学習を進めてもらうために、初歩的知識から始めて、現在学界や立法の最先端で議論がされているような問題も取り上げる。市民にとって利用しやすく頼りがいのある民事司法はどのようなものであるべきか、広く、

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