目次
横田耕一・高見勝利 編
≪目 次≫
Ⅰ 日本国憲法と憲法学のトータルイメージ(棟居快行)
Ⅱ 憲法の役割と国家の役割/憲法の役割についての考え方(渡辺康行)/基本的人権の種類と範囲(常本照樹)/国家の役割についての考え方(安念潤司)
Ⅲ 憲法解釈の方法と理論/なぜ「神々の争い」が起きるのか?(横田耕一)/誤った憲法解釈(市川正人)/憲法解釈と正確な事実の認識(大石眞)
Ⅳ 憲法判例の読み方と考え方/憲法裁判の社会的影響の大きさ(井上典之)/最高裁判所判例の拘束性(大沢秀介)/憲法裁判の手法(戸松秀典)
Ⅴ 主要な憲法論争の意味を考える/代表民主制と議院内閣制(岡田信弘)/違憲審査制(笹田栄司)/憲法と条約(長谷部恭男)/団体の自律権と労働組合(内野正幸)
Ⅵ 憲法学説と憲法学者/憲法学の過去・現在・未来(石川健治)/日本憲法学を築いた人々(高見勝利)
内容説明
本書は、「憲法とはなにか」「人権とはなにか」「国家とはなにか」といった基本的な問題から始めて憲法の学習において基礎的かつ大きな位置を占める「憲法の解釈とはなにか」「憲法判例とはなにか」を考えた上で主要な4つの憲法論争を例としてその背後にある理論上の争いだけでなく、現状認識や世界観の相違を検討して、憲法学習の基本イメージを示す憲法初学者の理論入門書。