目次
法律家
法の解釈と法律家
法の解釈における制定法の意義―その一・法と法源 ほか)
B 民法・財産法全般(契約法を除く)(学界展望・民法
民法における財産法と身分法(一)~(三)(未完)
立木取引における「明認方法」について
債権の準占有と免責証券 ほか)
財産法判例評釈(1)総則・物権
内容説明
先生の学問的業績は、民法解釈学の全般に及ぶ。中でも1953年私法学会での法解釈方法論に関する報告は、法解釈(学)が客性の外形のもとに、実際には主観的になされている現実をあきらかにしつつ、解釈者が自らその責任を引き受けるべきことを訴えるとともに現実の社会の実体に即した解釈の重要性とその基礎となるべき、法社会学的調査・研究の重要性を強調したものであった。伝統的な法律学に潜む権威主義と欺瞞性を打破しようとする意欲に裏打ちされた著者の真髄が一冊にまとめられて、待望の刊行。