ハンドブック 海の森・マングローブ
「日本の魚附林 森林と漁業の関係」(明治44年3月 農商務省水産局編)によりますと、3府39県の海岸線の川には広大な面積の落葉樹、広葉樹などが繁茂して、水質の保全や微生物の発生を促し、安定した環境を作っていた魚附林のことが記されています。このようにしてみますと、マングローブも魚附林も人間が共に生きてきた姿を示しています。現在、マングローブ、魚附林にしてもその環境は破壊され、減少の一途を辿っています。私たちはこれからの海の森と共に生きる道を模索しなければなりません。
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定価 1,980円(税込)