人権Ⅰ【講座 立憲主義と憲法学 第2巻】

人権Ⅰ【講座 立憲主義と憲法学 第2巻】

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「立憲主義」という思想の現代的実相と今後の展望を示す。第2巻:人権総論に関わる諸問題と人権各論のうち社会権を扱う。

著者 愛敬 浩二
ジャンル 法律  > 憲法
シリーズ 法律・政治  > 講座立憲主義と憲法学
出版年月日 2022/11/17
ISBN 9784797212266
判型・ページ数 A5変・294ページ
定価 5,280円(税込)
在庫 在庫あり

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第一線の執筆陣が一堂に集い、日本憲法学の全体像と展望を示す、待望の新講座、第2巻【全6巻】

私たちが営む生そのものに対して、極めて大きな影響を及ぼしている「立憲主義」という思想の、現代的実相と今後の展望を示す。第2巻は、人権総論に関わる諸問題と人権各論のうち社会権に分類されてきた諸権利を扱う。

 

 

〈講座 立憲主義と憲法学〉全6巻

第1巻 憲法の基礎理論/編者:山元 一
第2巻 人権Ⅰ/編者:愛敬浩二
第3巻 人権Ⅱ/編者:毛利 透
第4巻 統治機構Ⅰ/編者:只野雅人(続刊)
 第5巻 統治機構Ⅱ/編者:宍戸常寿(続刊)
 第6巻 グローバルな立憲主義と憲法学/編者:江島晶子(続刊)

『〈講座 立憲主義と憲法学 第2巻〉人権Ⅰ』

  愛敬浩二(早稲田大学法学学術院教授)編


【目 次】 
 
◇第2巻 解題/愛敬浩二

◆第1章 基本権の私人間効力論―憲法・民法問題の観点から憲法学の課題を探る/愛敬浩二

Ⅰ 私人間効力論の活況と本章の問題意識
Ⅱ 憲法審査の制度設計と私人間効力論
Ⅲ 「市民社会論のルネッサンス」と憲法・民法問題
Ⅳ 現代憲法への転換と私的自治の修正
Ⅴ 民法2条論における憲法学・民法学の交差と協働
Ⅵ 私人間効力論の課題に関する若干の問題提起―結びに代えて

◆第2章 個人の尊厳と自己決定権/玉蟲由樹

Ⅰ はじめに
Ⅱ 尊厳・人権・国家権力
Ⅲ 個人の尊厳
Ⅳ 個人の尊厳の規範的意味
Ⅴ 個人の尊厳と自己決定権
Ⅵ 自己決定権の諸相
Ⅶ 結びにかえて


◆第3章 平等と自由・再考―平等実現に向けた違憲審査の諸類型/平地秀哉

Ⅰ はじめに
Ⅱ 「平等」と「自由」を取り巻く新しい状況
Ⅲ 「多様性の不安」と平等審査基準
Ⅳ 集団指向的解釈と「一人の区分」
Ⅴ 自由による平等の実現
Ⅵ 平等と敵意
Ⅶ 敵意に基づく非難の意味
Ⅷ むすびにかえて

◆第4章 政治的平等―政治理論的考察/田村哲樹

Ⅰ はじめに
Ⅱ 政治的平等としての平等
Ⅲ 政治的平等の拡張
Ⅳ 社会的・経済的不平等を扱うことができるか?
Ⅴ 政治的平等のフロンティア
Ⅵ おわりに

◆第5章 性 差 別/中里見 博

Ⅰ はじめに
Ⅱ 通説の内容と問題点
Ⅲ 代替的議論の展開
Ⅳ 反「性的ジエンダー従属」説の提唱
Ⅴ おわりに

◆第6章 性的マイノリティの人権/齊藤笑美子

Ⅰ はじめに
Ⅱ 同性カップルの共同生活・婚姻・家族形成
Ⅲ 性別二元性のマイノリティ,特にトランスジェンダーの場合
Ⅳ おわりに

◆第7章 福祉国家と憲法学/尾 形  健

Ⅰ はじめに
Ⅱ 福祉国家をめぐって
Ⅲ 「社会権」論の今日的課題
Ⅳ むすびにかえて

◆第8章 教育を受ける権利をめぐる現代的諸問題/斎藤一久

Ⅰ はじめに
Ⅱ 教育を受ける権利の権利性―プログラム規定説との決別
Ⅲ 外国人の教育を受ける権利
Ⅳ 教育法秩序の変容
Ⅴ 旭川学力テスト大法廷判決と学習指導要領
Ⅵ 義務教育の無償性
Ⅶ 憲法改正
Ⅷ まとめにかえて

◆第9章 「家族」・「婚姻」の憲法学的意味を探る―夫婦同氏と同性婚問題を素材として/田代亜紀

Ⅰ はじめに
Ⅱ 制度との対峙―「家」制度の克服
Ⅲ 制度の不存在―「婚姻の自由」と平等権
Ⅳ 憲法24条解釈
Ⅴ 婚姻制度に関する問題性
Ⅵ おわりに

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