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国際人権法・庇護法研究

学術選書207

国際人権法・庇護法研究

人権と主権の対峙局面を客観的に考察―国際規範と国内法の緊張関係とは。グローバル時代に国際人権法、国際法、憲法等広く有用の書。

著者 戸田 五郎
ジャンル 法律  > 国際法/国際関係/国際私法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2022/05/30
ISBN 9784797282375
判型・ページ数 A5変・364ページ
定価 本体9,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

『国際人権法・庇護法研究』(学術選書)

 戸田五郎(京都産業大学法学部教授) 著


【目 次】

・はしがき

◆第Ⅰ章◆ 人権条約の解釈手法

◆1 欧州人権裁判所による欧州人権条約の解釈――欧州共通標準の模索
Ⅰ はじめに
Ⅱ 解釈の一般的指針
Ⅲ 系統的解釈
Ⅳ 趣旨及び目的
Ⅴ 自律的解釈
Ⅵ 生きている文書としての条約――発展的解釈
Ⅶ 評価の余地――位置づけと評価
Ⅷ おわりに

◆2 欧州人権裁判所の欧州人権条約解釈再考――仮保全措置の拘束力に関する判断を素材として
Ⅰ はじめに
Ⅱ 欧州人権条約解釈の展開――キーワードとしての「コンセンサス」
Ⅲ 仮保全措置の拘束力承認と「コンセンサス」――ママトゥクーロフ,アスカロフ対トルコ事件大法廷判決の検討
Ⅳ おわりに

◆3 欧州人権条約とトルコの地位――欧州人権条約第25条に基づくトルコの宣言及びその有効性に関する欧州人権委員会の判断を素材として
Ⅰ はじめに
Ⅱ 考察の前提――西欧志向と人権状況のジレンマ
Ⅲ フランス他4カ国申立事件への対応
Ⅳ 条約第25条に基づく宣言――特殊の地位の要求
Ⅴ おわりに

◆第Ⅱ章◆ 緊急事態と公正な裁判を受ける権利

◆4 緊急事態と刑事手続の公正――人権条約のderogation条項を主な素材として
Ⅰ はじめに
Ⅱ デロゲーション条項起草過程の状況
Ⅲ 人権条約実施機関の先例から
Ⅳ 米州人権条約第27条の「司法的保障」の解釈――米州人権裁判所の2つの勧告的意見
Ⅴ 国際人道法の関連規範
Ⅵ 新たな国際文書作成の動き――de lege ferendaの問題として
Ⅶ 結びに代えて――最低基準の所在?

◆5 武力紛争と人権――武力紛争と公正な裁判を受ける権利の保障:国際人権法からのアプローチ
Ⅰ 序 論
Ⅱ 緊急事態における公正な裁判を受ける権利の保障可能性
Ⅲ 公正な裁判を受ける権利と軍事裁判所
Ⅳ 国際人権法の現状――まとめに代えて

◆6 欧州人権条約と軍法会議の独立性・公平性――英国軍法会議に関する欧州人権裁判所の判例を素材として
Ⅰ はじめに
Ⅱ 英国の軍法会議制度
Ⅲ 欧州人権裁判所の諸判例
Ⅳ 検 討

◆第Ⅲ章◆ 表現の自由

◆7 表現の自由とその制約――国際法の視点から
Ⅰ 表現の自由にかかわる人権条約規定の構造と制約条項
Ⅱ 実施機関による適用
Ⅲ まとめ――国際的実施の意義

◆8 国公法事件――国際人権法からの視点
Ⅰ 本稿の方針
Ⅱ 自由権規約委員会の「懸念」とその一般的意見への取入れ
Ⅲ 人権条約上の先例の検討
Ⅳ 日本への示唆
Ⅴ 結びに代えて

◆9 国際人権法と国家公務員の政治的自由――国家公務員法違反事件をもとに
Ⅰ 人権条約上の先例における公務員の政治的自由
Ⅱ 本件判決の評価

◆第Ⅳ章◆ 欧州庇護法の形成と展開

◆10 非国家機関による迫害と難民の保護――英国判例と欧州人権条約を素材として
Ⅰ はじめに――問題の所在
Ⅱ 英国の庇護政策と裁判所
Ⅲ 非国家機関による迫害に関する英国判例
Ⅳ 非国家機関による迫害と欧州人権条約
Ⅴ おわりに

◆11 欧州庇護政策に関する覚書――1990年代における欧州庇護政策の枠組み形成
Ⅰ はじめに
Ⅱ 歴史的経緯
Ⅲ いわゆる「Asylum Acquis」とその問題点
Ⅳ おわりに

◆12 欧州庇護政策の現状と課題――UNHCR「アジェンダ」とnon-admission政策
Ⅰ 本稿の対象
Ⅱ 欧州庇護政策の展開
Ⅲ 同心円的庇護再配分――「安全な第三国」と再入国協定の拡大
Ⅳ 若干の法的検討
Ⅴ 欧州庇護政策の課題

◆13 EUにおける国際的保護
Ⅰ はじめに
Ⅱ CEASの主な構成要素
Ⅲ CEAS関連国際判例の検討――ダブリン事例
Ⅳ 結びに代えて

◆14 「難民危機」へのEUの対応とダブリン・システム
Ⅰ はじめに
Ⅱ ダブリン・システムの成立と概要
Ⅲ 「難民危機」に対するEUの対応措置
Ⅳ 対応措置に関するCJEUの判断
Ⅴ おわりに――ダブリン・システム改革の動き

◆15 共通欧州庇護システム(CEAS)改革の動向
Ⅰ はじめに
Ⅱ CEAS改革への動きと改正案の提示
Ⅲ 改正案の概要
Ⅳ 改正案をめぐる論点
Ⅴ おわりに

◆16 欧州庇護移民政策の行方
Ⅰ はじめに
Ⅱ シェンゲン対外国境における流入と対応――欧州人権裁判所の判例を素材として
Ⅲ 共通欧州庇護システム(CEAS)の改革から庇護・移民政策の統合へ
Ⅳ 欧州庇護移民政策の行方――まとめに代えて

◆17 欧州司法裁判所と欧州人権裁判所の並存と相互関係――庇護事例の検討を中心として
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ CEASの展開と基本権憲章,欧州司法裁判所
Ⅲ 庇護関連事例と欧州司法裁判所,欧州人権裁判所
Ⅳ 結びに代えて


・事項索引(巻末)
・判例索引(巻末)

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内容説明

人権と主権の対峙局面を客観的に考察

「人権それ自体は普遍的価値であり,特に第二次世界大戦後,国際法がそれに関心をもち,それが諸国の行動を規律するまでに至っていることは事実であるが,国際法規則としての人権規範はあくまで主権国家の合意の下で成立するものであるという点で内在的制約を有するものであり,またときに人権あるいはその保護システムが主権と対峙することがある。」(「はしがき」より)

   

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