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EU海洋環境法

学術選書226

EU海洋環境法

先進的な海洋環境政策を精察し、国際社会において、いかに実効性ある共通ルールを策定するか、広くわが国に重要な示唆を与える一冊。

著者 佐藤 智恵
ジャンル 法律  > 国際法/国際関係/国際私法
法律  > 外国法/比較法
法律  > 環境法
シリーズ 法律・政治  > 学術選書
出版年月日 2021/11/30
ISBN 9784797282528
判型・ページ数 A5変・307ページ
定価 本体5,273円+税
在庫 在庫あり
 

目次

  『EU海洋環境法(学術選書226)』

  佐藤智恵(明治大学法学部教授) 著

【目  次】

はしがき

◆ 第Ⅰ部 EUの海洋環境保護政策 ◆
◇ 第Ⅰ部の概要

◆ 第1章 海洋環境保護のための法的枠組
1.EU基本条約における環境保護規定の明文化
2.海洋環境に関するEUの権限
 (1) 海洋生物の保護
 (2) その他の海洋環境の保護
 (3) 国際条約の締結
3.EU海洋環境法の法源と原則
 (1) 基本条約と派生法
 (2) 関連する国際条約
 (3) EU海洋環境法の原則

◆ 第2章 EUの海洋環境保護政策の特徴
1.総合的な海洋環境保護制度の発展
 (1) 萌 芽 期
 (2) 海洋戦略枠組指令(Directive 2008/56/EC)による海洋環境保護
2.環境責任指令(Directive 2004/35/EC)に基づく汚染者負担原則の徹底
 (1) は じ め に
 (2) 制 定 過 程
 (3) 環境責任指令の概要
 (4) 環境責任指令より厳格な加盟国の措置
 (5) 汚染者負担原則の適用について
 (6) 環境損害の未然防止及び修復に係る金銭的保証措置について
 (7) 指令の適用対象となる環境損害の拡大
 (8) 環境責任指令の役割
3.EU海洋環境保護法の国際的な側面――船舶源による海洋汚染を例として
 (1) 船舶からの海洋環境汚染の取締
 (2) 指令2005/35/ECと国際ルールの整合性について――Case C-308/06
 (3) 指令2005/35の改正

◆ 第Ⅱ部 海洋生物の保護 ◆
◇ 第Ⅱ部の概要

◆ 第1章 漁業資源の保護
1.共通漁業政策の対内的側面:共通の漁業資源管理
 (1) 法的根拠及び導入の経緯
 (2) 共通漁業政策の発展
 (3) 共通漁業政策の仕組
2.共通漁業政策の対外的側面:域外国との協力
 (1) EUの地域的・国際的な漁業管理機関への参加
 (2) 二国間協定を通じた漁業資源保護の取組
 (3) EUのIUU漁業政策が第三国に与える影響
3.課題――漁業資源保護と漁業機会の確保

◆ 第2章 海洋生態系の保護
1.海洋生態系の保護政策
 (1) 海洋生態系の保護に関する法的枠組
 (2) 海洋の生態系を保護するための政策実施制度
 (3) 展望――EU生物多様性戦略2030への期待
2.域外国との協力
 (1) EUの地域海条約への参加と海洋生態系の保護
 (2) 国家管轄権外区域における生物多様性保護とEU
3.EUの海洋生態系保護政策・法の特徴
 (1) EUの環境保護政策と予防原則
 (2) 海洋環境保護と予防原則
 (3) 司法裁判所の判例に見られる予防原則
 (4) ま と め
4.EUの海洋生態系保護政策・法の長所

◆ 第Ⅲ部 海洋環境の保護とエネルギー開発活動 ◆
◇ 第Ⅲ部の概要

◆ 第1章 海洋環境の保護とエネルギー政策
1.環境保護とエネルギー政策の交錯
2.海洋環境保護とエネルギー開発
 (1) は じ め に
 (2) 国連海洋法条約と海洋におけるエネルギー開発
 (3) 海洋におけるエネルギー開発と海洋の利用を規律するEU法

◆ 第2章 海洋における石油・ガス開発
1.海洋における石油・ガス開発の歴史及び現状
2.EU法による規律範囲
 (1) 化石燃料資源開発に係る許認可手続に関する指令94/22/EC
 (2) 加盟国の国内法による手続
 (3) EU共通ルールの作成:廃棄物枠組指令
 (4) EU共通ルールの作成:オフショア指令
3.今後の課題
 (1) 損害補償の手段
 (2) 生産終了後のプラットフォーム解体問題

◆ 第3章 洋上風力発電
1.は じ め に
2.EUのエネルギー政策における洋上風力発電の位置づけ
 (1) EUの再生可能エネルギー政策
 (2) 欧州グリーンディールと洋上風力発電の推進
3.EU法による規律
 (1) は じ め に
 (2) 洋上風力発電に係る手続
 (3) Maritime Spatial Planning指令の役割
 (4) 環境影響評価の重要性
4.洋上風力発電に係る海洋環境保護の必要性
 (1) 海洋の生態系保護の観点から
 (2) 洋上風力発電設備の解体と海洋環境保護
5.海洋環境保護から見た洋上風力発電の課題

◆ ま と め

・初出・原題一覧(巻末)

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内容説明

世界をリードするEUの海洋環境法制度を考察 ― グローバル化する国際社会で、いかに実効性ある共通ルールを策定していくか

世界の海洋環境保護をリードするEUの法制度とその実効性を考察。第Ⅰ部でEUの海洋環境保護政策を概観し、第Ⅱ部で海洋生物の保護のための法制度を、また、第Ⅲ部では海洋環境の保護とエネルギー開発活動に係る法制度を取り上げる。EU法の観点から、世界のリーダーシップを執るEUの先進的な海洋環境政策を精察し、グローバル化する国際社会で、いかに実効性ある共通ルールを策定していくか、広くわが国にも重要な示唆を与える。

 

 

〈著者紹介〉

佐藤智恵(さとう・ちえ)

1998年3月 一橋大学法学部卒業
1999年8月 マールブルク大学(ドイツ)法学部公法・国際法専攻(LL. M)修了
2000年3月 一橋大学大学院法学研究科公法・国際関係専攻修士課程修了
2003年8月 マールブルク大学法学部公法・国際法専攻博士課程修了(Dr. jur)
外務省勤務,明治大学法学部専任講師・准教授等を経て,
2021年10月 明治大学法学部教授(現在に至る)

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