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水底を掬う ― 大川小学校津波被災事件に学ぶ

水底を掬う ― 大川小学校津波被災事件に学ぶ

「法」は,「社会」は,事件とどう向き合うのか。はたして法は、遺族の心を救えるのか。一石を投じ、そして、ともに考える。

著者 河上 正二
吉岡 和弘
齋藤 雅弘
ジャンル 法律  > 行政法
法律  > 民法
出版年月日 2021/11/25
ISBN 9784797285017
判型・ページ数 A5変・192ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

『水底を掬(すく)う ― 大川小学校津波被災事件に学ぶ』

 (河上正二・吉岡和弘・齋藤雅弘 著)


【目 次】

・はしがき 

◆第1章 「大川小学校津波被災事件」判決を読むために

1 はじめに
2 予備的知識
3 判決文の構造
4 最高裁判所
5 仙台高裁判決の判断枠組み
6 日本社会における法の役割と限界
7 個人の責任とシステムや組織の責任

◆第2章 大川小学校国賠訴訟─津波被災事故における学校の設置,管理・運営者の組織的過失と責任

◇Ⅰ その時,何が?

◇Ⅱ 大川小国賠訴訟とは

1 本件地震発生後の状況
2 なぜ訴訟に至ったのか
3 訴訟提起の決断─訴訟の意義と目的

◇Ⅲ 大川小国賠訴訟の内容

1 事案の概要
2 1審の争点
3 1審の審理経過と本件訴訟の特徴

◇Ⅳ 1審判決の判断内容

1 1審の認定した国賠責任
2 事後的不法行為
3 1審判決の損害の認定
4 石巻市と宮城県の控訴と原告遺族らの控訴
5 1審判決の意義

◇Ⅴ 控訴審の経緯と控訴審判決の内容

1 控訴審の経緯
2 控訴審の争点
3 平時における校長等の安全確保義務の懈怠の国賠法上の意義
4 本件安全確保義務について
5 本件安全確保義務の内容とその懈怠
6 本件安全確保義務の懈怠と児童の死亡等との因果関係について
7 控訴審における国賠責任の肯定

◇Ⅵ 上告審について

1 上告審の経緯と問題点
2 上告および上告受理申立て理由

◇Ⅶ 控訴審判決の意義

1 国賠訴訟における責任の判断枠組み
2 本件訴訟における裁判所の判断枠組みと法的意義
3 控訴審判決の学校防災上の意義
4 控訴審判決の射程と今後の展開

◇Ⅷ 伝えたかったこと,伝えたいもの

1 本件訴訟で特筆すべき点
2 今後の取り組み

◆第3章 鼎談「大川小学校津波被災事件判決を考える」

・参考文献  

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内容説明

「法」は、「社会」は、事件とどう向き合うか-ともに大川小学校津波被災事件判決を考えるために必読の書
  
民事の訴訟を託された2弁護士と、研究者の執筆による貴重な書。大川小学校を襲った大津波と国賠訴訟のリアルな体験から、ともに考えるために必読。水底に沈んで浮き上がることの出来なかった魂を、泥水をかき分け、この両手のひらに掬い上げたい。その一念で訴訟を闘い抜いた遺族の思いに、「法」は、「社会」は,事件とどう向き合うのか。社会がこの訴訟から新たに学ぶべきことは多い。はたして法は、遺族の心を救えるのか。一石を投じ、そして、ともに考える。

 

 

 

【執筆者紹介】
●河上正二(かわかみ・しょうじ):東京大学名誉教授,東北大学名誉教授,青山学院大学客員教授
●吉岡和弘(よしおか・かずひろ):弁護士(仙台弁護士会),吉岡法律事務所。
 2007 年 日弁連消費者問題対策委員会委員長,
 2017 年 適格消費者団体・消費者市民ネットとうほく代表,
 2018 年 欠陥住宅被害全国連絡協議会代表
●齋藤雅弘(さいとう・まさひろ):弁護士(東京弁護士会),四谷の森法律事務所。
 消費者庁参与(2011 ~ 2014年),日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員,
 一橋大学・早稲田大学の各法科大学院,同大学・亜細亜大学の各法学部非常勤講師,
 (独)国民生活センター客員講師など

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