目次
『スポーツを法的に考えるⅠ―日本のスポーツと法・ガバナンス(信山社新書)』
井上典之(神戸大学大学院法学研究科教授) 著
【目 次】
◆序 スポーツと法
1 は じ め に
スポーツと法
2 スポーツの持つ二つの法的側面
考える視点/スポーツ固有法/一般的な市民法/二つのルールの関係
3 スポーツのグローバル化
広がる国際的な仕組み/選手の海外移籍:例①プロ野球/選手の海外移籍:例②サッカー/世界へ羽ばたく選手
4 スポーツにおける経済性と公共性の融合
スポーツの商業化/運営・組織面でのグローバル化/スポーツの文化・公共性
5 本書および続編・姉妹編としての『スポーツを法的に考えるⅡ─ヨーロッパ・サッカーとEU法』の構成
本第Ⅰ巻と第Ⅱ巻の狙い/日本の法制度(第Ⅰ巻)/欧州の法制度(第Ⅱ巻)
◆第1章 近代国民国家の形成とスポーツ
1 明治維新による近代の主権・国民国家の形成?
幕藩体制下での日本とは?/版籍奉還と廃藩置県/大日本国帝国憲法の制定/近代の主権・国民国家としての大日本帝国/欧米的意味での近代立憲主義からの逸脱:家族国家観の流行
2 日本「国民」の体力・精神強化のためのスポーツ活動
大日本体育協会の設立/オリンピックへの参加/学校教育としての体育/本来的趣旨から外れ始めた日本のスポーツ/この歴史的名残から
◆第2章 国家を背景にするスポーツ
1 近代オリンピック確立の背景
私的活動であるはずのスポーツ?/一九三六年の第一一回オリンピック・ベルリン大会とナチス・ドイツ/なんのためのオリンピック?/オリンピックの商業化/ビジネスとしてのスポーツ競技大会
2 日本でのオリンピックなどの世界大会
三回目になる東京オリンピック/一回目になるはずだった第一二回大会/第一八回大会も政府主導/第一八回大会開催とその後/その後の日本での世界大会/二〇〇二年サッカー日韓ワールドカップ開催
◆第3章 スポーツ法制度の整備とその実体
1 大会招致の相次ぐ失敗
長野以降は空振り続き/公的機関のサポートだけでは不十分/スポーツ基本法の制定
2 スポーツ立国戦略
スポーツ基本法によるスポーツの位置づけ/スポーツの基本理念/スポーツ立国戦略の策定/人の重視/連携・協働の重視/五つの重点的戦略
3 スポーツ振興基本計画からスポーツ基本計画へ
スポーツ基本法に先立つスポーツ振興基本計画/国際競技大会開催のための施策/二〇一二年スポーツ基本計画の策定/二〇一三年の決定/東京オリンピック・パラリンピックの大会ビジョン
◆第4章 スポーツを冠にする法律
1 四つしかないスポーツを冠にする法律
スポーツは法律名称に使われにくい?/スポーツ競技自体の自主性・自律性
2 スポーツ振興投票(いわゆるサッカーくじ)の登場
サッカーくじを定める法律が一番古い/国を胴元にするサッカーくじ/最高ランクに格付けされた事業実績/メダリストの増加/結局は刑法の特例法
3 スポーツ関連事業実施のためのセンター
日本スポーツ振興センターの設置/広範囲にわたる業務内容/第二次スポーツ基本計画の実施/スポーツ振興投票業務は区別して/外郭団体としての天下り先
4 スポーツ活動の公正かつ公平性の担保のために
ドーピング防止のために/オリンピック委員会主導でのアンチ・ドーピング活動/素早く反応した日本/ユネスコによる国際規約/スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律/国の役割を規定するための法律
◆第5章 日本のスポーツ法制の基本的内容
1 スポーツ立国のためのスポーツ基本法
国策としてのスポーツ立国/スポーツ立国が国策とされる理由/「体育の日」から「スポーツの日」へ/競技にまで関与するスポーツ立国/国策とされるスポーツの国際競技大会の招致・開催
2 手段化された日本でのスポーツ
スポーツの価値の発揮/スポーツが変革・創造するもの/人を中心にする基本計画/ライフステージに応じたスポーツ環境/学校の教育活動としてのスポーツ/みんなのスポーツを目指して
3 スポーツを通じた成長戦略
スポーツ市場の拡大/非営利活動から営利活動も含めた内容へ/広範囲にわたるスポーツ関連事業者
4 スポーツ立国戦略の基本に据えるべき視点
自由な市民のイニシアティヴが必要/「援助すれども支配せず」が基本
◆第6章 スポーツ立国の中心になるプロ・スポーツ
1 スポーツ市場の減退とプロ・スポーツ
プロ野球の栄枯盛衰?/ライバルの出現が原因?/スポーツ市場の減退
2 プロ・スポーツの市場活性化?
スポーツ基本法に取り入れられたプロ・スポーツ/プロ・スポーツ市場の現状認識/プロ・スポーツへの関心の喚起/人の養成も必要/プロである以上、経営能力も必要/ビジネス化のためのさらなる施策
3 国とのかかわりを深めるスポーツ団体とその自律化
国の支援の必要性/支配されずに自律性の確保/スポーツ団体の基本原則/スポーツを魅力あるものに
◆第7章 日本のプロ・スポーツの代表例としての野球
1 日本におけるプロ野球の展開
プロ野球誕生の歴史/アマチュアと競合するプロ/戦争による中断と復活/第1次プロ野球再編問題
2 プロ野球界の憲法とされる日本プロフェッショナル野球協約
協約に基づいて設置される日本プロフェッショナル野球組織/協約の目的/プロ野球を網羅する協約/野球協約の性質
3 野球におけるプロ・アマの関係
複雑怪奇な日本の野球組織/プロ・アマの衝突/プロ・アマの確執からの雪解け
4 ビジネスとしてのプロ野球の独自性
かつての球団経営の特徴/フランチャイズ制による興行権の保護/一二球団の共同事業?/プロ野球ビジネスの課題とその克服
◆第8章 日本のプロ野球選手をめぐる問題
1 選手生命の短さ
引退選手の平均年齢の低さ/解雇は球団の判断/本人の意思での引退
2 立場の弱いプロ野球選手
プロ野球選手の労働市場/選手契約の特殊性/プロ選手となるには契約締結だけではない/不安定な選手の地位(トレードの問題)/選手契約の性質/外国人選手の特例
3 選手の団結権の行使としての日本プロ野球選手会
球団経営者と対等な立場の要求/労働組合日本プロ野球選手会の誕生/日本プロ野球選手会とは?/選手のセカンド・キャリアは?
◆第9章 二番煎じにはならなかった日本のプロ・サッカー
1 日本のサッカーの歴史
英国人により持ち込まれた外来文化/意外にも近畿が先進地/意外と早い組織の設立/最初からグローバルなサッカー/アジアサッカー連盟(AFC)の創設
2 日本のサッカー界を一本化して統括するJFA
日本蹴球協会の低迷期/日本サッカーリーグ(JSL)の開催/財団法人日本サッカー協会への改組/日本におけるアマチュア・サッカーの形骸化
3 日本プロ・サッカーリーグ(Jリーグ)の出発
当初は失敗を懸念されたサッカーのプロ化/JSLではなく上部団体(JFA)で/ドイツ・ブンデス・リーガをモデルに/Jリーグの理念と特徴/Jリーグ一年目の出来事(ドーハの悲劇)
◆第10章 日本のプロ・サッカーの仕組みとプロ・サッカー選手
1 サッカー人気の高まり
Jクラブの増加/プロ野球のライバルとなったプロ・サッカー/日本代表チームに引きずられたサッカー人気
2 Jリーグクラブライセンス制度
観客動員延べ人数は大きく増加する/プロ・サッカークラブとなるためには/Jクラブのクオリティー確保のために/中立的機関による五分野・三基準の審査
3 JFAが統括するサッカー選手の登録と移籍
プロ・アマの壁のない一括管理/プロ選手とアマチュア選手の区別/JFAが規律するプロ選手/選手獲得はクラブ間の自由競争
4 選手だけではなく「支える」人もJFAが統括
審判員もJFAが統括/指導者もJFAの管理下にある
◆第11章 日本のスポーツにおける紛争解決手段
1 選手の地位向上・発言権確保のために
非常に弱い選手の立場/サッカー界にもある労働組合/まだまだ不安定なプロ選手の法的地位
2 スポーツ界の紛争の特殊性(団体内部での紛争処理)
自律的団体内部の紛争?/一体いくらの年棒・報酬が妥当か?/選手の障害補償/各団体が紛争処理手続を定める
3 スポーツでの紛争処理において重要となる裁判外紛争解決手続
スポーツ仲裁裁判所(CAS)とは/日本国内のスポーツ仲裁機関/仲裁以外の紛争解決手段/弁護士会にもある紛争解決手段/表面化するスポーツ紛争の少なさ
◆第12章 日本のスポーツの現状認識─オリンピック、プロ野球、Jリーグやその他
1 混沌とする日本のスポーツ事情─第三二回オリンピック・東京大会はどうなる?
二〇二〇年のコロナ感染症/相次ぐ予期せぬ事態/スポーツ立国戦略の一環としての世界大会/もし開催になれば
2 スポーツのない日常になった二〇二〇年
「見るスポーツ」が無くなった二〇二〇年の春/コロナの中のラグビー競技/コロナ禍の中のプロ野球は?/高校野球・甲子園大会は春夏共に中止/コロナ禍のJリーグは?
3 スポーツ立国の参考になるヨーロッパ
スポーツの先進地域としてのヨーロッパ/地方再生を可能にするスポーツの仕組み/ダイバーシティ社会の礎となった「女性スポーツ改革」/教育ではなく任意活動としてのスポーツの実践/EUという地域的国家連合体の存在
井上典之(神戸大学大学院法学研究科教授) 著
【目 次】
◆序 スポーツと法
1 は じ め に
スポーツと法
2 スポーツの持つ二つの法的側面
考える視点/スポーツ固有法/一般的な市民法/二つのルールの関係
3 スポーツのグローバル化
広がる国際的な仕組み/選手の海外移籍:例①プロ野球/選手の海外移籍:例②サッカー/世界へ羽ばたく選手
4 スポーツにおける経済性と公共性の融合
スポーツの商業化/運営・組織面でのグローバル化/スポーツの文化・公共性
5 本書および続編・姉妹編としての『スポーツを法的に考えるⅡ─ヨーロッパ・サッカーとEU法』の構成
本第Ⅰ巻と第Ⅱ巻の狙い/日本の法制度(第Ⅰ巻)/欧州の法制度(第Ⅱ巻)
◆第1章 近代国民国家の形成とスポーツ
1 明治維新による近代の主権・国民国家の形成?
幕藩体制下での日本とは?/版籍奉還と廃藩置県/大日本国帝国憲法の制定/近代の主権・国民国家としての大日本帝国/欧米的意味での近代立憲主義からの逸脱:家族国家観の流行
2 日本「国民」の体力・精神強化のためのスポーツ活動
大日本体育協会の設立/オリンピックへの参加/学校教育としての体育/本来的趣旨から外れ始めた日本のスポーツ/この歴史的名残から
◆第2章 国家を背景にするスポーツ
1 近代オリンピック確立の背景
私的活動であるはずのスポーツ?/一九三六年の第一一回オリンピック・ベルリン大会とナチス・ドイツ/なんのためのオリンピック?/オリンピックの商業化/ビジネスとしてのスポーツ競技大会
2 日本でのオリンピックなどの世界大会
三回目になる東京オリンピック/一回目になるはずだった第一二回大会/第一八回大会も政府主導/第一八回大会開催とその後/その後の日本での世界大会/二〇〇二年サッカー日韓ワールドカップ開催
◆第3章 スポーツ法制度の整備とその実体
1 大会招致の相次ぐ失敗
長野以降は空振り続き/公的機関のサポートだけでは不十分/スポーツ基本法の制定
2 スポーツ立国戦略
スポーツ基本法によるスポーツの位置づけ/スポーツの基本理念/スポーツ立国戦略の策定/人の重視/連携・協働の重視/五つの重点的戦略
3 スポーツ振興基本計画からスポーツ基本計画へ
スポーツ基本法に先立つスポーツ振興基本計画/国際競技大会開催のための施策/二〇一二年スポーツ基本計画の策定/二〇一三年の決定/東京オリンピック・パラリンピックの大会ビジョン
◆第4章 スポーツを冠にする法律
1 四つしかないスポーツを冠にする法律
スポーツは法律名称に使われにくい?/スポーツ競技自体の自主性・自律性
2 スポーツ振興投票(いわゆるサッカーくじ)の登場
サッカーくじを定める法律が一番古い/国を胴元にするサッカーくじ/最高ランクに格付けされた事業実績/メダリストの増加/結局は刑法の特例法
3 スポーツ関連事業実施のためのセンター
日本スポーツ振興センターの設置/広範囲にわたる業務内容/第二次スポーツ基本計画の実施/スポーツ振興投票業務は区別して/外郭団体としての天下り先
4 スポーツ活動の公正かつ公平性の担保のために
ドーピング防止のために/オリンピック委員会主導でのアンチ・ドーピング活動/素早く反応した日本/ユネスコによる国際規約/スポーツにおけるドーピングの防止活動の推進に関する法律/国の役割を規定するための法律
◆第5章 日本のスポーツ法制の基本的内容
1 スポーツ立国のためのスポーツ基本法
国策としてのスポーツ立国/スポーツ立国が国策とされる理由/「体育の日」から「スポーツの日」へ/競技にまで関与するスポーツ立国/国策とされるスポーツの国際競技大会の招致・開催
2 手段化された日本でのスポーツ
スポーツの価値の発揮/スポーツが変革・創造するもの/人を中心にする基本計画/ライフステージに応じたスポーツ環境/学校の教育活動としてのスポーツ/みんなのスポーツを目指して
3 スポーツを通じた成長戦略
スポーツ市場の拡大/非営利活動から営利活動も含めた内容へ/広範囲にわたるスポーツ関連事業者
4 スポーツ立国戦略の基本に据えるべき視点
自由な市民のイニシアティヴが必要/「援助すれども支配せず」が基本
◆第6章 スポーツ立国の中心になるプロ・スポーツ
1 スポーツ市場の減退とプロ・スポーツ
プロ野球の栄枯盛衰?/ライバルの出現が原因?/スポーツ市場の減退
2 プロ・スポーツの市場活性化?
スポーツ基本法に取り入れられたプロ・スポーツ/プロ・スポーツ市場の現状認識/プロ・スポーツへの関心の喚起/人の養成も必要/プロである以上、経営能力も必要/ビジネス化のためのさらなる施策
3 国とのかかわりを深めるスポーツ団体とその自律化
国の支援の必要性/支配されずに自律性の確保/スポーツ団体の基本原則/スポーツを魅力あるものに
◆第7章 日本のプロ・スポーツの代表例としての野球
1 日本におけるプロ野球の展開
プロ野球誕生の歴史/アマチュアと競合するプロ/戦争による中断と復活/第1次プロ野球再編問題
2 プロ野球界の憲法とされる日本プロフェッショナル野球協約
協約に基づいて設置される日本プロフェッショナル野球組織/協約の目的/プロ野球を網羅する協約/野球協約の性質
3 野球におけるプロ・アマの関係
複雑怪奇な日本の野球組織/プロ・アマの衝突/プロ・アマの確執からの雪解け
4 ビジネスとしてのプロ野球の独自性
かつての球団経営の特徴/フランチャイズ制による興行権の保護/一二球団の共同事業?/プロ野球ビジネスの課題とその克服
◆第8章 日本のプロ野球選手をめぐる問題
1 選手生命の短さ
引退選手の平均年齢の低さ/解雇は球団の判断/本人の意思での引退
2 立場の弱いプロ野球選手
プロ野球選手の労働市場/選手契約の特殊性/プロ選手となるには契約締結だけではない/不安定な選手の地位(トレードの問題)/選手契約の性質/外国人選手の特例
3 選手の団結権の行使としての日本プロ野球選手会
球団経営者と対等な立場の要求/労働組合日本プロ野球選手会の誕生/日本プロ野球選手会とは?/選手のセカンド・キャリアは?
◆第9章 二番煎じにはならなかった日本のプロ・サッカー
1 日本のサッカーの歴史
英国人により持ち込まれた外来文化/意外にも近畿が先進地/意外と早い組織の設立/最初からグローバルなサッカー/アジアサッカー連盟(AFC)の創設
2 日本のサッカー界を一本化して統括するJFA
日本蹴球協会の低迷期/日本サッカーリーグ(JSL)の開催/財団法人日本サッカー協会への改組/日本におけるアマチュア・サッカーの形骸化
3 日本プロ・サッカーリーグ(Jリーグ)の出発
当初は失敗を懸念されたサッカーのプロ化/JSLではなく上部団体(JFA)で/ドイツ・ブンデス・リーガをモデルに/Jリーグの理念と特徴/Jリーグ一年目の出来事(ドーハの悲劇)
◆第10章 日本のプロ・サッカーの仕組みとプロ・サッカー選手
1 サッカー人気の高まり
Jクラブの増加/プロ野球のライバルとなったプロ・サッカー/日本代表チームに引きずられたサッカー人気
2 Jリーグクラブライセンス制度
観客動員延べ人数は大きく増加する/プロ・サッカークラブとなるためには/Jクラブのクオリティー確保のために/中立的機関による五分野・三基準の審査
3 JFAが統括するサッカー選手の登録と移籍
プロ・アマの壁のない一括管理/プロ選手とアマチュア選手の区別/JFAが規律するプロ選手/選手獲得はクラブ間の自由競争
4 選手だけではなく「支える」人もJFAが統括
審判員もJFAが統括/指導者もJFAの管理下にある
◆第11章 日本のスポーツにおける紛争解決手段
1 選手の地位向上・発言権確保のために
非常に弱い選手の立場/サッカー界にもある労働組合/まだまだ不安定なプロ選手の法的地位
2 スポーツ界の紛争の特殊性(団体内部での紛争処理)
自律的団体内部の紛争?/一体いくらの年棒・報酬が妥当か?/選手の障害補償/各団体が紛争処理手続を定める
3 スポーツでの紛争処理において重要となる裁判外紛争解決手続
スポーツ仲裁裁判所(CAS)とは/日本国内のスポーツ仲裁機関/仲裁以外の紛争解決手段/弁護士会にもある紛争解決手段/表面化するスポーツ紛争の少なさ
◆第12章 日本のスポーツの現状認識─オリンピック、プロ野球、Jリーグやその他
1 混沌とする日本のスポーツ事情─第三二回オリンピック・東京大会はどうなる?
二〇二〇年のコロナ感染症/相次ぐ予期せぬ事態/スポーツ立国戦略の一環としての世界大会/もし開催になれば
2 スポーツのない日常になった二〇二〇年
「見るスポーツ」が無くなった二〇二〇年の春/コロナの中のラグビー競技/コロナ禍の中のプロ野球は?/高校野球・甲子園大会は春夏共に中止/コロナ禍のJリーグは?
3 スポーツ立国の参考になるヨーロッパ
スポーツの先進地域としてのヨーロッパ/地方再生を可能にするスポーツの仕組み/ダイバーシティ社会の礎となった「女性スポーツ改革」/教育ではなく任意活動としてのスポーツの実践/EUという地域的国家連合体の存在