国家による一方的意思表明と国際法

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国家が外交において行う一方的な意思表明の国際法上の効果とは。領土問題や輸出管理法の域外適用の問題など、広く有用の書。

著者 中谷 和弘
ジャンル 法律  > 国際法/国際関係/国際私法
出版年月日 2021/06/22
ISBN 9784797233513
判型・ページ数 A5変・228ページ
定価 4,180円(税込)
在庫 在庫あり

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国家が外交において行う一方的な意思表明の国際法上の効果とは。領土問題や輸出管理法の域外適用の問題など、理論から実務まで、幅広く有用の書

国家が外交において行う一方的な意思表明(通告, 一方的約束, 一方的要求, 放棄, 抗議, 承認)の国際法上の効果とは。我が国の領土問題や輸出管理法の域外適用といった外交上の懸案を, 国際法の観点から考えるためにも有用の書。

 

『国家による一方的意思表明と国際法』
 中谷和弘(東京大学大学院法学政治学研究科教授)著

〈目 次〉

・はしがき

◆Ⅰ 言葉による一方的行為の国際法上の評価  

1 はじめに  
2 言葉による一方的行為の分類    
3 言葉による一方的行為の有効性の条件    
 A 主体の範囲画定 
 B 客体の範囲画定と受諾 
 C 表明手段 
 D 内容及びその他の要件 
4 各類型毎にみる言葉による一方的行為の法的効果   
 A 通告の特質とその法的効果
 B 一方的約束の特質とその法的効果
 C 一方的要求の特質とその法的効果
 D 放棄の特質とその法的効果
 E 抗議の特質とその法的効果
 F 承認の特質とその法的効果
5 言葉による一方的行為の国際関係における位置づけ 

◆Ⅱ 国連国際法委員会「一方的宣言に関する指導原則」についての一考察  

1 はじめに 
2 「一方的宣言に関する指導原則」とコメンタリーの内容 
3 国家実行をめぐって 
4 省 察  
5 おわりに  

◆Ⅲ 日本の領土関連問題と国際裁判対応 

1 はじめに 
2 日本の領土関連問題が国際裁判で争われたら
 A 北方領土
 B 竹 島 
 C 尖閣諸島
3 国際裁判対応に関するメモ   

◆Ⅳ 輸出管理法令の域外適用と国際法

1 はじめに 
2 輸出管理法令の域外適用とそれをめぐる対立
3 国際法における国家管轄権
4 輸出管理法令の域外適用の国際法上の評価
5 拡大されたボイコットの国際法上の評価
6 おわりに 

(巻末)
・本書刊行に際しての付記

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