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先住民族と国際法 ― 剝奪の歴史から権利の承認へ  新刊

先住民族と国際法 ― 剝奪の歴史から権利の承認へ

国際法学における先住民族の権利承認の到達点を明らかにし、その権利に関して、国際法の視座から堅実かつ精緻な検討を行う。

著者 小坂田 裕子
ジャンル 法律 > 国際法/国際関係/国際私法
出版年月日 2017/06/30
ISBN 9784797268287
判型・ページ数 A5変・288ページ
定価 本体6,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

 『先住民族と国際法―剥奪の歴史から権利の承認へ』

  小坂田裕子(中京大学法学部教授) 著

【目 次】

はしがき

◆序 章

 第1節 本書の目的
 第2節 本書が対象とする権利及び問題
 第3節 先行研究
 第4節 本書の構成

◆第1部◆ 「先住民族の権利に関する国連宣言」の意義と課題

◆第1章 国際法の原罪とその克服

 はじめに
 第1節 国際法創設過程における先住民族の法的位置づけの変遷
  第1款 Francisco de Vitoria
  第2款 Hugo de Grotius
  第3款 Emmerich de Vattel
  第4款 19世紀から20世紀初頭の国際法学者
  第5款 小 括
 第2節 先住民族権利運動とその到達点
  第1款 先住民族権利運動の高まり
  第2款 到達点としての国連宣言
 第3節 国際人権法による過去の克服
  第1款 国連宣言をめぐる先住民族と国家の攻防
  第2款 米州人権裁判所の挑戦
  第3款 小 括
 おわりに

◆第2章 アフリカによる国連宣言への抵抗

 はじめに
 第1節 アフリカのエスニック集団の先住民族権利運動への参加
 第2節 国連宣言におけるアジア及びアフリカの「先住民族」の受容をめぐる攻防
  第1款 国連宣言における「先住民族」の定義の回避
  第2款 アフリカ・グループによる国連宣言への反対と妥協の成立
 第3節 アフリカ・グループによる反対の背景
  第1款 先住民族の自決権と領土保全の緊張関係
  第2款 アフリカの国内裁判所における先住民族の土地権承認
 おわりに

◆第3章 国連宣言の実施に向けた国際的努力

 はじめに
 第1節 国連宣言実施の現状
  第1款 国連宣言の国内実施
  第2款 実施を妨げる要因
 第2節 国連宣言の実施に向けた国連諸機関の実行
  第1款 国連人権理事会のUPR
  第2款 国連特別報告者による通報審査
  第3款 国連宣言実施をめぐる被審査国と特別報告者の攻防
 おわりに

◆第2部◆ 人権条約に基づく先住民族の権利の位相

◆第4章 米州における土地に対する権利

 はじめに
 第1節 先住民族の権利をめぐるラテンアメリカ諸国の法と現実との乖離
 第2節 「先住民族の権利に関する米州宣言」の起草作業
  第1款 米州宣言の起草作業への先住民族代表の参加
  第2款 IACHR草案と2003年議長草案の比較
  第3款 小 括
 第3節 米州人権裁判所における先住民族の土地に対する権利
  第1款 判例分析
  第2款 判決に対する国家の態度
 おわりに

◆第5章 バンジュール憲章における「人民の権利」の適用

 はじめに
 第1節 バンジュール憲章における「人民」概念の展開
  第1款 「人民」の権利の主体-起草過程及び初期の学説
  第2款 ACHPRの実行における「人民の権利」の変化の兆し
 第2節 ACHPRによる先住民族への「人民の権利」の適用
  第1款 WGEIP/C報告書
  第2款 Endorois共同体事件(2010年)
 おわりに

◆第6章 国際人権条約に基づく土地に対する集団的権利

 はじめに
 第1節 自由権規約に基づく先住民族の集団的保護又は集団的権利
  第1款 自由権規約第27条の起草過程
  第2款 自由権規約委員会の実行の展開
  第3款 小 括
 第2節 社会権規約に基づく先住民族の集団的権利
  第1款 社会権規約第15条1項の起草過程
  第2款 社会権規約委員会の実行
  第3款 小 括
 第3節 人種差別撤廃条約に基づく先住民族の集団的権利
  第1款 人種差別撤廃条約の起草過程
  第2款 人種差別撤廃委員会の実行
  第3款 小 括
 第4節 考 察
  第1款 先住民族の土地に対する集団的権利の根拠及び内容
  第2款 協議義務及びFPICを得る義務の国際法上の位置づけ
 おわりに

◆第3部◆ 国際人権法上の先住民族の権利の国際法の他分野への影響

◆第7章 事前の自由なインフォームド・コンセントを得る義務

 はじめに
 第1節 国際人権法におけるFPICを得る義務
  第1款 国連宣言
  第2款 人権条約実施監視機関の実行
 第2節 環境・開発分野におけるFPICを得る義務をめぐる対立
  第1款 名古屋議定書をめぐる先住民族と国家の攻防
  第2款 気候変動枠組条約REDDプラスをめぐる先住民族と国家の攻防
  第3款 世界銀行グループの環境社会配慮基準の改定をめぐる攻防
  第4款 小 括
 おわりに

◆終 章

 第1節 考察結果
 第2節 国際法学において先住民族の視点や権利運動がもつ意義


判例索引/決議・文書索引(巻末)

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内容説明

国際法学における先住民族の権利承認の到達点を明らかにし、その権利に関して、国際法の視座から堅実かつ精緻な検討を行う。

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