民事訴訟・執行法の世界

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◆長く理論・実務両面から、民事手続法学をけん引してきた著者による基本文献が、待望の刊行! ◆

著者 中野 貞一郎
ジャンル 法律  > 民事訴訟法/民事執行法/民事保全法/倒産法
出版年月日 2016/07/10
ISBN 9784797227604
判型・ページ数 A5変・300ページ
定価 8,800円(税込)
在庫 在庫あり

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★中野民訴法学を一冊に凝縮した待望の書。研究から実務、学習まで、必読の書! ★

◆長く理論・実務両面から、民事手続法学をけん引してきた著者による基本文献が、待望の刊行! ◆

1953年大阪大学法学部研究室に入って以来、63年間の民事訴訟法・民事執行法の研究の原点となった8本の論考を収録。著者の比較法・法史学・理論にわたる広い視野からする研究姿勢にもとづく民事訴訟法学の理念と方法論が一冊にまとまって、待望の刊行!

【内容】民事裁判と憲法/司法審判権の限界/訴訟における真実義務/相殺の抗弁/一部請求権/訴訟承継と訴訟上の請求/請求異議訴訟/執行力の客観的範囲を収録

『民事訴訟・執行法の世界』

  中野貞一郎(大阪大学名誉教授) 著


【目  次】

◆1 民事裁判と憲法
 一 はじめに
 二 裁判を受ける権利
  1 意 義
  2 判例による具体化
 三 手続の規制原理としての憲法
  1 手続諸原理と憲法
  2 審尋請求権の保障
  3 手続上平等の保障
  4 適時審判の保障
  5 公開の原則
 四 改革原理としての憲法

◆2 司法審判権の限界の画定規準
 一 「法律上の争訟」の観念
 二 いわゆる部分社会論について
 三 宗教団体紛争における「信教の自由」
 四 結  び

◆3 訴訟における真実義務
 一 真実義務の観念
 二 真実義務の肯定
 三 真実義務の実効性
 四 む す び

◆4 相殺の抗弁最近の論点状況
 一 問題の所在
 二 訴訟上相殺の本質
 三 相殺の抗弁と既判力
 四 相殺の抗弁と二重起訴の禁止
 五 一部請求および不利益変更の禁止との関連
 六 反対相殺の再抗弁

◆5 一部請求論の展開
 一 はじめに
 二 一部訴求の許否
 三 一部訴求と二重起訴の禁止
 四 一部請求訴訟における過失相殺および相殺の取扱
 五 一部請求判決確定後の残部訴求
 六 結  び

◆6 訴訟承継と訴訟上の請求
 一 「訴訟承継」とは、何の承継なのか
 二 当然承継における当事者の地位の承継
 三 当然承継と訴訟上の請求
 四 参加承継・引受承継において承継されるもの
 五 参加承継における訴訟上の請求
 六 引受承継における訴訟上の請求

◆7 請求異議訴訟の法的性質
 一 はじめに
 二 近時における新理論の展開
 三 諸説の評価
 四 形成訴訟説の再構成

◆8 執行力の客観的範囲承継執行と転換執行
 一 既判力の範囲と執行力の範囲
 二 承継執行における起訴責任の転換
 三 承継執行補説制度の沿革
 四 不作為債務名義の執行力の範囲
 五 その他の転換執行

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