日本財政制度の比較法史的研究
著者は憲法学における財政制度研究の第1人者。議会制度成立の要因ともなった財政制度は、比較憲法史において重要な地位を占め、立法権の問題とともに議会・政府間の権限分配の問題であるばかりでなく、両議院の権限関係という点からみても、立憲民主制の大きな試金石となっている。そのために各国の憲法の中には財政と題する特別の章を設ける国が多いが、立憲主義に占める財政制度の重要性に比べ、憲法学のこの分野への感心は高くない。
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