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判例プラクティス刑法 Ⅰ 総論

判例プラクティス刑法 Ⅰ 総論

刑法判例集の決定版。全444件解説付。

著者 成瀬 幸典
安田 拓人
ジャンル 法律 > 刑事法
シリーズ 法律・政治 > 判例プラクティスシリーズ
出版年月日 2010/01/29
ISBN 9784797226317
判型・ページ数 B5・480ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はしがき………………成瀬幸典・安田拓人  2
Ⅰ 罪刑法定主義
■罪刑法定主義 概観解説  4
1 法律主義6
 1 命令への罰則の委任 火薬類無資格所持事件
 2 命令への罰則の委任 猿払事件
 3 条例への罰則の委任
 4 法律と条例の関係 徳島市公安条例事件
 5 法律と条例の関係 福岡県青少年保護育成条例
   事件
2 類推解釈の禁止11
 6 「汽車」の意義 ガソリンカー事件
 7 「へい死」の意義(食品衛生法)
 8 「捕獲」の意義(鳥獣保護法)
 9 「土石」の意義(自然公園法)
10 「人家稠密」の意義(鳥獣保護法)
3 事後法の禁止16
11 判例変更と遡及処罰の禁止 岩教組同盟罷業事
   件第2次上告審判決
12 刑の変更と公訴時効期間
4 明確性の原則18
13 刑罰法規の明確性 徳島市公安条例事件
14 刑罰法規の明確性 福岡県青少年保護育成条例
   事件
15 解釈の明確性 全農林警職法事件
16 「有害な物質」の明確性(食品衛生法)
5 刑罰法規の適正22
17 刑罰法規の広汎性 福岡県青少年保護育成条例
   事件
18 医業類似行為の禁止と適正処罰
19 法令の整合性と罪刑均衡
20 年齢識別装置付自販機の有害図書販売規制と適正処罰
21 合憲限定解釈の限界 広島市暴走族追放条例事件 

Ⅱ 構成要件該当性
1 客観的構成要件要素27
 主 体  27
22 法人の犯罪能力が否定された事例
23 法人の犯罪能力を否定した場合の法人に対する制裁の法的性質
24 両罰規定と無過失責任説
25 両罰規定と過失推定説 自然人事業主の場合
26 両罰規定と過失推定説 法人事業主への推及
27 事業主の免責が肯定された事例
28 事業主の免責が否定された事例
29 非事業主に対する両罰規定の適用とその「代 理人」
 行 為  35
 a 行為性  35
30 行為性が否定された事例
 b 刑法における行為の特定  36
31 ベランダ事件
32 クロロホルム事件
 不作為  38
■不作為 概観解説  38
 a 放 火  40
33 不作為による放火 火鉢事件
34 不作為による放火 泥棒事件
 b 殺 人  42
35 医療措置の懈怠 不作為による殺人
36 同棲相手による児童虐待の不阻止
37 医療不給付 不作為による殺人
 c ひき逃げ  45
38 救護行為の途中放棄 車内で死亡
39 救護行為の途中放棄 山中への遺棄
 d 詐 欺  47
40 誤振込み預金の払戻し
41 構造計算書偽装不告知事件
 e 不作為の因果関係  49
42 交通事故被害者の救護可能性
43 覚せい剤注射事件
44 保護責任者不保護と救命可能性
 因果関係  52
■因果関係 概観解説  52
 a 条件関係  54
45 事実的因果関係の証明 千葉大チフス菌事件
 b 被害者の特殊事情  55
46 被害者の宿痾と因果関係 心臓疾患
47 被害者の宿痾と因果関係 老女布団むし事件
48 被害者の宿痾・余病併発と因果関係
49 被害者の特異体質・余病併発と因果関係 デュラフォア潰瘍事件
 c 行為者の行為の介入  59
50 行為者の行為の介入と因果関係 藁科川事件
51 行為者の行為の介入と因果関係 熊撃ち誤射
事件
52 事故惹起者の運転の続行
53 事故惹起者の運転の続行
 d 被害者の行為の介入  63
54 被害者の逃走・転倒と因果関係
55 誤った治療法の実行 柔道整復師事件
56 被害者の行為の介入と因果関係 夜間潜水事件
57 被害者の行為の介入と因果関係 高速道路進入
   事件
58 被害者の治療拒絶の態度
 e 第三者の行為の介入  68
59 電車火災事故の因果関係 桜木町事件
60 医師の治療行為の介入と因果関係
61 第三者の行為の介入と因果関係 米兵轢き逃げ
   事件
62 第三者の行為の介入と因果関係 大阪南港事件
63 第三者の行為の介入と因果関係 夜間潜水事件
64 第三者の行為の介入と因果関係 高速道路停車
   事件
65 第三者の行為の介入と因果関係 トランク追突死事件
2 主観的構成要件要素75
■故意と錯誤 概観解説  75
 故 意  76
 a 確定的故意  76
66 入院客に対する結果発生を望んでいない病院
   放火
 b 未必の故意  77
67 盗品の認識
68 意識の深層における認識
 c 条件付故意  79
69 条件付故意と共謀共同正犯
70 一定の事態の発生にかからせていた殺人
71 教唆の故意と条件付故意
 d 故意の認識対象  82
72 メチル不含有の不確認
73 メタノールの認識
74 覚せい剤の認識
75 トルエンを含有するシンナーの認識
76 駐車禁止の制限時間超過の認識
 e 事実の錯誤と違法性の錯誤の区別・意味の認識  87
77 むささび・もま事件
78 たぬき・むじな事件
79 封印破棄事件(否定例)
80 封印破棄事件(肯定例)
81 メチルアルコールの認識
82 わいせつ文書の認識
83 物品税法上の無申告製造
84 サンダル履きの運転
85 寺院規則事件
86 無鑑札犬事件
87 無許可浴場営業事件
88 追越し禁止区域内での追越し
89 狩猟禁止区域内での銃猟
90 みなし公務員の意味の認識
 錯 誤  101
 a 具体的事実の錯誤  101
 ①錯誤論と故意の認定の関係  101
91 択一的認定
 ②客体の錯誤  102
92 客体の錯誤
 ③方法の錯誤  103
93 方法の錯誤と第三者の行為の介入
94 方法の錯誤
95 誤想防衛と方法の錯誤
 ④客体の錯誤と方法の錯誤の区別  106
96 1人轢いたつもりで2人轢いていた事件
 ⑤因果関係の錯誤  107
97 因果関係の錯誤
 b 抽象的事実の錯誤  108
98 公文書虚偽作成教唆と公文書偽造教唆
99 嘱託を誤信しての殺人
100 ジアセチルモルヒネ輸入と覚せい剤輸入,禁
   制品輸入と無許可輸入
101 覚せい剤所持とコカイン所持
 過 失  112
■過失犯 概観解説  112
 a 過失犯の因果関係・結果回避可能性  114
102 バックミラー事件
103 無灯火対面車事件
104 スキューバ事件
105 衝突の回避可能性
 b 結果的加重犯と過失の要否  118
106 結果的加重犯と過失
 c 明文なき過失犯処罰  119
107 明文なき過失犯処罰の可否
 d 予見可能性・予見義務  120
108 森永ドライミルク事件
109 北大電気メス事件と予見可能性
110 ハイドロプレーニング現象
111 熊本水俣病事件(第2審判決)
112 有楽サウナ事件
113 認識していない客体に対する過失
114 藤枝ガス漏れ事件
115 天六ガス事件
116 O-157事件
117 生駒トンネル火災事件
 e 結果回避義務  130
118 同乗者の行為と運転者の注意義務
119 松戸トンネル流水事件
120 薬害エイズ(帝京大学)事件
121 薬害エイズ(厚生省)事件
 f 信頼の原則  134
122 交通法規を無視する車両に対する注意義務
123 交通法規の違反
124 北大電気メス事件と信頼の原則
125 日本アエロジル事件
126 対向車両の対面信号と信頼の原則
127 患者取違え事件
 g 監督過失  140
128 監督過失 白石中央病院事件
129 監督過失 北ガス事件
130 監督過失 川治プリンスホテル事件
131 監督過失 千日デパートビル事件
132 監督過失 大洋デパート事件
133 監督過失 ホテル・ニュージャパン事件
134 監督過失 VAC療法の指導懈怠
Ⅲ 違法性
1 実質的違法性阻却147
 可罰的違法性  147
 a 違法一元論と違法多元論  147
135 国労檜山丸事件
136 全逓東京中郵事件
137 都教組事件
138 岩手県教組事件
139 名古屋中郵事件
 b 絶対的軽微類型  152
140 旅館たばこ買い置き事件
141 マジックホン事件
142 夫婦間暴力と可罰的違法性
143 さい銭泥棒事件
 c 相対的軽微類型  156
144 久留米駅事件
145 日本鉄工所事件
146 光文社事件
147 屋外広告物条例違反事件
148 年齢識別装置付自販機の有害図書販売規制と
   違法性
149 防衛庁立川宿舎立入り事件(第2審判決)
150 舞鶴事件
 法令行為  163
151 現行犯逮捕の際の実力行使と法令行為
152 現行犯逮捕の際の実力行使と法令行為
153 教師の懲戒行為と正当行為
154 警察官の発砲行為と正当行為
 正当(業務)行為  167
155 ブルーボーイ事件
156 外務省機密漏洩事件
 自救行為  169
157 自救行為と違法性阻却
158 自救行為と違法性阻却
159 自救行為と違法性阻却
160 自救行為と違法性阻却
 被害者の承諾  173
■被害者の承諾 概観解説  173
 a 保護法益と被害者の承諾  175
161 特別公務員暴行陵虐罪と被害者の承諾
162 児童ポルノ製造罪と被害者の承諾
 b 承諾能力  177
163 幼児の同意能力
164 精神障害者の同意能力
 c 承諾の対象  179
165 被害者の承諾と結果の認識
 d 承諾の真意性  180
166 嘱託の真意性
167 介護疲れ事件
 e 承諾の任意性  182
168 錯誤による同意 強盗目的での住居侵入
169 錯誤による同意 偽装心中
170 錯誤による同意 強盗殺人
 f 承諾の効果  185
171 同意に基づく素手での絞首
172 治療と称する殴打
173 同意に基づく紐での絞首
174 祈中の憑きもの払い事件
175 保険金詐欺目的での傷害の同意
176 指つめ事件
177 空手練習事件
178 豊胸手術事件
 安楽死・尊厳死  193
179 安楽死が認められる要件 名古屋尊属・嘱託殺人事件
180 安楽死が認められる要件 東海大学安楽死事件
181 治療行為の中止 川崎協同病院事件
 危険の引受け  196
182 坂東三津五郎ふぐ中毒死事件
183 ダートトライアル事件
2 正当防衛198
■正当防衛 概観解説  198
 急迫性  200 
 a 侵害の予期と急迫性  200
184 急迫性の意義
185 急迫不正の侵害の終了時期
186 侵害の予期と急迫性 日本刀用意事件
187 侵害の予期と急迫性 隠匿小刀殺害事件
188 積極加害意思と急迫性
189 侵害の予期の問題とされなかった場合
 b 判断方法  206
190 全般的情況からの判断
191 喧嘩闘争と正当防衛
192 代替方法と急迫性
193 団体交渉の拒否と急迫性
194 公的機関に保護を求める余裕と急迫性
195 侵害者の旺盛な攻撃意思と急迫性
196 急迫不正の侵害終了の判断要素
 c 自招防衛  213
197 自招侵害による急迫性の否定
198 自招侵害と反撃行為が正当とされる状況
 不正性  215
199 不正の意義
200 自招侵害による不正性の否定
 保全利益  217
201 国家的・公共的法益の防衛
202 夫権の防衛
 防衛の意思  219
203 憤激による殺害と防衛の意思
204 防衛の意思 隠匿小刀殺害事件
205 防衛の意思と攻撃の意思の併存
206 防衛の意思の認定
207 集団での喧嘩における緊急救助と防衛の意思
208 意図的過剰行為と防衛の意思
209 防衛の意思の判断に関する具体的事情
 必要性・相当性  226
210 防衛行為の相当性
211 防衛行為の適正妥当性
212 相当性の範囲を超えていない脅迫行為
213 西船橋駅ホーム転落死事件
214 河川敷転落死事件
215 ホテトル嬢客刺殺事件
216 酔っ払い転倒事件
217 挑発により誘発された攻撃に対する相当性
218 やむを得ずにした行為である疑いが残るとさ
   れた事例
 過剰防衛  235
219 量的過剰
220 誤想防衛と過剰防衛
221 侵害の終了を認識した過剰な攻撃
 誤想防衛・誤想過剰防衛  238
222 急迫不正の侵害の誤想
223 過剰事実の不認識
224 誤想過剰防衛 猟銃発射事件
225 誤想過剰防衛 英国騎士道事件
3 緊急避難242
■緊急避難 概観解説  242
 現在の危難  243
226 現在の危難 板堰破壊事件
227 現在の危難 吊橋爆破事件
228 現在の危難 密入国事件
 やむを得ずにした行為  246
229 業務上過失致傷罪と緊急避難
230 吊橋爆破と「やむを得ずにした行為」
231 無免許運転と「やむを得ずにした行為」
232 自招危難と緊急避難 無理な追越しによる人身事故
233 自招危難と緊急避難 自動車の無制動運行
234 強要による緊急避難
 法益の権衡  252
235 法益の権衡 板堰破壊事件
236 法益の権衡 番犬狙撃事件
 過剰避難  254
237 酒気帯び運転と過剰避難
238 補充性の要件と過剰避難の関係
 誤想過剰避難  256
239 散髪バサミの盗取と誤想過剰避難

Ⅳ 責任論
■責任論 概観解説  257
1 責任能力258
240 責任能力の意義
241 心神耗弱の鑑定の評価
242 統合失調症の評価
243 統合失調症の鑑定の判断
244 統合失調症の鑑定の評価
245 統合失調症と完全責任能力
246 覚せい剤中毒
247 神経性食思不振症
248 部分的責任能力
 原因において自由な行為  267
249 酒酔い運転
250 覚せい剤の使用・所持
251 過失致死
252 傷害致死
253 示兇器でのタクシー強盗
 実行行為途中からの責任能力低下  272
254 実行開始後の心神耗弱 情動性朦朧状態
255 実行開始後の心神耗弱 行為継続中の多量飲酒
2 違法性の意識の可能性274
 違法性の錯誤の意義  274
256 現行犯人逮捕と違法性の錯誤
257 法定刑の認識 関根橋事件
258 羽田空港ビル内デモ事件 第2次上告審判決
259 判例変更と違法性の意識 岩教組同盟罷業事件
第2次上告審判決
 相当の理由  278
260 百円札模造事件
261 映画「黒い雪」事件
262 石油やみカルテル(生産調整)事件
263 「πウェーブ」事件
3 期待可能性282
264 第五柏島丸事件
265 失業保険の保険料不納付と期待可能性
266 労働争議と期待可能性 三菱新入鉱業所事件第2
審判決
Ⅴ 未遂論
■実行の着手 概観解説  285
1 実行の着手286
 早過ぎた構成要件実現  286
267 早過ぎた結果の発生 クロロホルム事件
 窃盗罪の着手  287
268 財物の物色
269 家屋への侵入
270 店舗侵入後のタバコ売場への接近
271 土蔵への侵入
272 車上荒らし
 強姦罪の着手  292
273 強姦の実行の着手
274 ホテル内への連れ込み
275 共犯者の非協力
 放火罪の着手  295
276 実行に移す意思
277 揮発性が低い灯油と放火
 殺人罪の着手  297
278 衝突行為と殺人未遂
 抽象的危険犯の着手  298
279 禁制品輸入罪・抽象的危険犯
 離隔犯の着手  299
280 毒入り砂糖の郵送
281 毒入りジュース事件
282 宛名書換え事件
2 不能犯302
 方法の不能  302
283 硫黄による殺人事件
284 ピース缶爆弾事件
285 不真正な原料による覚せい剤の製造
286 線引小切手事件
287 空気注射事件
288 不十分な量の触媒を用いた覚せい剤製造
289 空ピストル事件
290 天然ガスの漏出による殺人
 客体の不能  310
291 空ポケット事件
292 死体に対する殺人
3 中止犯312
■中止犯 概観解説  312
 中止行為  313
293 日本刀による一撃後の中止
294 牛刀による一撃後の中止
295 絞首行為を中断した不作為による中止
296 他人に消火活動を委ねた場合の中止
297 放火後「よろしく頼む」と叫び走り去った場合の中止未遂の成否
298 通報行為と作為態様の中止
299 犯行の秘匿と真摯な努力
 任意性  320
300 流血を見ての殺人の中止
301 発覚をおそれての放火の中止
302 驚愕による強姦の中止
303 母親の痛苦を見ての殺人の中止
304 欲情の減退による強姦の中止
305 驚愕による殺人の中止
306 哀願されての強姦の中止
307 逡巡した末の強姦の中止

Ⅵ 共犯論
1 必要的共犯328
308 弁護士法違反事件
309 自己の刑事事件の証憑偽造の依頼
2 共犯(狭義)の基本的成立要件330
 共犯の因果性  330
310 教唆の因果関係 ゴットン師事件
311 鳥打帽子事件
312 差入れ約束事件 精神的激励と幇助
313 塩まき事件
314 幇助行為の意義
315 宝石商殺し事件
316 再間接教唆
317 間接幇助
 予備の共犯  338
318 通貨偽造準備罪の幇助
319 密出国企図(予備)罪の幇助
 共犯の錯誤  340
320 共犯の錯誤 ゴットン師事件
321 傷害致死の教唆
322 教唆犯と間接正犯の錯誤
 教唆犯  343
323 過失犯に対する教唆
324 中立的行為 ウィニー事件
325 教唆の方法
326 教唆と幇助の区別
327 教唆の限界
3 間接正犯348
328 12歳の少女を強制利用した窃盗罪の間接正犯
329 12歳の少年を利用した強盗罪の共同正犯
330 情を知らない第三者を利用した窃盗罪の間接
正犯
331 医師の緊急避難行為を利用した堕胎罪の間接
正犯
332 故意ある使用人を利用した輸送罪の間接正犯
333 コントロールド・デリバリーと禁制品輸入罪
の間接正犯
334 被害者の行為を利用した殺人罪の間接正犯
■共同正犯論 概観解説  355
4 共同正犯の基本的成立要件356
335 殺人予備罪の共同正犯
336 共犯過剰
337 傷害致死と殺人の共同正犯
338 シャクティ事件
5 共謀共同正犯:共同正犯と共犯の区別360
339 窃盗罪・強盗罪の謀議関与者の共謀共同正犯
340 共謀共同正犯の成立要件 練馬事件
341 黙示の意思連絡による共謀共同正犯 スワ
ット事件
342 黙示の意思連絡による共謀共同正犯 親衛
隊事件
343 共謀共同正犯と幇助犯の区別 大麻密輸入罪
344 共謀共同正犯と幇助犯の区別 強盗致傷罪
345 共謀共同正犯と幇助犯の区別 けん銃密輸入罪
346 共謀共同正犯と幇助犯の区別 建造物侵入・窃
盗罪
347 実行行為を行う従犯
6 過失の共(同正)犯:片面的共(同正)犯369
348 片面的共同正犯
349 片面的幇助
350 不作為による片面的幇助 選挙投票代行事件
351 けん銃密輸入の片面的幇助
352 過失共同正犯 メタノール事件
353 過失往来妨害罪の共同正犯 観光船無断運航事件
354 業務上過失致死罪の共同正犯 四条踏切事件
355 業務上失火罪の共同正犯 溶接作業に起因する火災
356 業務上失火罪の共同正犯 世田谷ケーブル事件
357 監督者と従業員の間における過失共同正犯
358 複数の医師が関与する場合の過失共同責任
359 業務上過失致死罪の共同正犯 アドバルーン事件
360 複数の看護師が関与する場合の過失共同責任
7 承継的共(同正)犯:離脱と中止382
361 強盗殺人罪の承継的幇助
362 強盗傷人罪の承継的共同正犯 後行行為者の便乗
363 強盗傷人罪の承継的共同正犯 消極的な加担
364 強姦致傷の(承継的)共同正犯
365 恐喝罪の承継的共同正犯
366 傷害罪の承継的共同正犯 関与前後の暴行の競合
367 傷害罪の承継的共同正犯 関与以前に生じた傷害
結果
368 途中参加者と同時傷害罪
369 恐喝罪・傷害罪の承継的共犯
370 共犯と中止犯の成否(否定・脅迫)
371 共犯と中止犯の成否(否定・強盗)
372 共犯と中止犯の成否(肯定・殺人未遂)
373 共犯の中止の効果
374 離脱の意思表示とその了承
375 黙示の意思表示による離脱
376 中心的人物の離脱の要件
377 実行の着手後の離脱の要件
378 共犯関係の一方的解消
379 逮捕後の離脱の要件
■共犯の諸問題 概観解説  401
8 共犯と身分403
380 横領罪の占有者
381 麻薬密輸入の営利の目的
382 大麻密輸入の営利の目的
383 強姦罪における男性
384 賭博罪の常習性
385 堕胎罪の医師
386 消極的身分
387 65条1項にいう共犯の意義
388 業務上横領罪と65条
389 常習賭博罪と65条
9 不作為の共犯413
390 不作為による片面的従犯
391 不作為による殺人幇助
392 不作為による傷害致死幇助(肯定)
393 不作為による傷害致死幇助(否定)
394 不作為による売春幇助
395 不作為による強盗致傷幇助
396 不作為の共同正犯
10 共同正犯と違法性判断420
397 共同正犯と過剰防衛
398 共同正犯と量的過剰
399 共同正犯と過剰防衛・誤想防衛

Ⅶ 罪 数
1 包括一罪423
400 常習賭博罪
401 出資取締法違反
402 殺害目的で日時場所を異にした攻撃
403 盗品有償譲受けと運搬
404 傷害罪と器物損壊罪
405 窃取した預金通帳で預金を引き出す行為
406 同一の場所で同一の機会に行われた窃盗行為
407 同一の場所で近接して行われた同一内容の公
然わいせつ行為
408 近接した2箇所における速度違反行為
409 包括一罪と併合罪
410 牽連犯と併合罪
411 混合的包括一罪 窃盗罪・詐欺罪と強盗殺人未遂罪
412 混合的包括一罪 財物詐取と強盗致傷罪
2 科刑上一罪436
413 観念的競合
414 酒酔い運転開始直後の事故
415 覚せい剤取締法の輸入罪と関税法の無許可輸入
罪の関係
416 救護義務違反罪と報告義務違反罪との関係
417 牽連犯の意義
418 住居侵入罪と窃盗罪の関係
419 恐喝とその手段としての監禁の関係
420 共同正犯の罪数(観念的競合)
421 共同正犯の罪数(併合罪)
422 共犯の罪数
423 牽連犯の罪数
424 観念的競合の罪数

Ⅷ 適用範囲
1 時間的適用範囲448
425 官報による法令公布の時期
426 犯罪の途中における刑の変更
427 包括一罪と刑の変更
428 牽連犯と刑の変更
429 幇助犯と刑の変更
430 執行猶予の要件の変更
431 外国とみなされていた奄美大島からの密輸入
432 交通取締規則の改正と刑の廃止

2 場所的適用範囲456
433 国内で行われた過失行為と国外での結果発生
434 国内での贈賄の約束と国外での実行
435 犯罪の謀議が日本船舶内で行われた場合の国
内犯の成否
436 国内の正犯行為に対する国外での幇助
437 条例の場所的適用範囲
Ⅸ刑罰論・量刑論
438 併合罪加重の方法
439 死刑選択基準 永山事件
440 量刑における前科の考慮
441 量刑における余罪の考慮
442 「捜査機関に発覚する前」の意義
443 一部に虚偽を含む申告の自首の成否
444 犯人隠避罪を構成する申告の自首の成否


■ 執筆者紹介・担当一覧 ■(五十音順・敬称略,数字は本書事件番号,*は編者)
石川友佳子(いしかわ・ゆかこ) 福岡大学法学部専任講師 283~292
内海朋子(うつみ・ともこ) 亜細亜大学法学部准教授 348~360
岡本昌子(おかもと・あきこ) 京都産業大学大学院法務研究科准教授 203~218
金澤真理(かなざわ・まり) 山形大学人文学部准教授 293~309
亀井源太郎(かめい・げんたろう) 慶應義塾大学法学部准教授 184~202
齊藤彰子(さいとう・あきこ) 名古屋大学大学院法学研究科准教授 380~399,概観解説(共犯の諸問題)
佐藤拓磨(さとう・たくま) 慶應義塾大学法学部専任講師 267~282,概観解説(実行の着手)
塩谷 毅(しおたに・たけし) 岡山大学法学部教授 161~178,182~183
重井輝忠(しげい・てるただ) 大阪大学大学院法学研究科准教授 256~266
杉本一敏(すぎもと・かずとし) 愛知学院大学法学部准教授 45~65,概観解説(因果関係)
辰井聡子(たつい・さとこ) 明治学院大学法学部准教授 425~437
照沼亮介(てるぬま・りょうすけ) 筑波大学大学院ビジネス科学研究科法曹専攻准教授 361~379
豊田兼彦(とよた・かねひこ) 近畿大学大学院法務研究科教授 310~327,335~338
永井善之(ながい・よしゆき) 金沢大学人間社会研究域法学系准教授 1~21
永田憲史(ながた・けんじ) 関西大学法学部准教授 438~444
*成瀬幸典(なるせ・ゆきのり) 東北大学大学院法学研究科教授 30~32,135~156,概観解説(罪刑法定主義,不作為,過失犯,被害者の承諾,正当防衛)
東 雪見(ひがし・ゆきみ) 成蹊大学法学部准教授 128~134,157~160,179~181
平山幹子(ひらやま・もとこ) 甲南大学大学院法学研究科法務専攻准教授 102~127
増井 敦(ますい・あつし) 京都産業大学法学部准教授 328~334,339~347
松尾誠紀(まつお・もとのり) 関西学院大学法学部准教授 22~29,33~44
水留正流(みずとめ・まさる) 南山大学法学部専任講師 240~255
宮川 基(みやがわ・もとい) 東北学院大学法学部准教授 66~90
森永真綱(もりなが・まさつな) 甲南大学法学部准教授 219~239,概観解説(緊急避難)
*安田拓人(やすだ・たくと) 京都大学大学院法学研究科教授 91~101,概観解説(故意と錯誤,責任論,中止犯,共同正犯論)
山本雅昭(やまもと・まさあき) 静岡大学大学院法務研究科准教授 400~424

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内容説明

「本書は、どの大学の学生にも非常に使いやすいものとなり、『これを読めば判例(学習)は大丈夫!』と自信を持って推薦できる書物に仕上がったのではないかと信じている」(本書「はしがき」より)。①事実関係の的確な要約、②争点の明確な提示、③判例の客観的な解説、さらに④類似・関連判例相互の関係の的確な位置づけ、を特長とする。刑法〔総論〕判例教材の決定版。収録判例444件。

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