北朝鮮外交と東北アジア:1970-1973
高 一 (こ・いる) 著
【目 次】
◆序 章
第1節 問題の提起
第2節 先行研究と分析の視角
◆第1章 北朝鮮の統一政策と内外情勢
第1節 統一論
第2節 1960年代後半における北朝鮮の対外関係
1 日韓条約の締結と日朝関係の断絶
2 対中・ソ自主路線と文革の脅威
3 モスクワの協力と不安
第3節 国内の緊張
◆第2章 危機的状況からの脱却
第1節 対中関係回復と日本軍国主義批判
1 周恩来訪朝
2 日本軍国主義批判
第2節 対日基盤の構築
1 社会党との関係強化
2 「国民」と「公民」のせめぎあい―法的地位協定と朝鮮国籍回復運動
3 帰国事業の合意
◆第3章 米中関係の変化と南北対話の開始
第1節 米中接近と朝中関係の緊密化
1 キッシンジャー訪中と金日成の対中支援演説
2 「代理交渉者」としての中国とニクソン訪中
第2節 南北対話の始まり
1 対南接触の試みと8項目平和統一方案
2 南北赤十字会談
第3節 7.4南北共同声明への道
1 政治対話への発展
2 南北共同声明と北の成果
第4節 第27回国連総会
◆第4章 対日攻勢の展開と朝鮮総聯
第1節 金日成の対日国交正常化アピール
第2節 対日関係の拡大
1 日朝友好促進議員連盟と自民党
2 中国との協調―朝鮮総聯在外外交機関化とスポーツ・文化交流
第3節 日朝貿易と金炳植による財界接触
1 幻に終わった財界訪朝団
2 伸び悩む日朝貿易
第4節 在日朝鮮人の「祖国往来」への道
◆第5章 対話の限界と代理交渉の限界
第1節 難航する南北対話と対米直接接触の模索
第2節 南の攻勢と対話の中断
1 統一方案をめぐる差異
2 1973年8月―対話の中断と東京、北京、モスクワでの出来事
第3節 第28回国連総会
1 外交関係の拡大と国際機構加盟
2 在韓米軍撤退をめぐる米中関係
◆終 章 北朝鮮と東北アジア国際関係
第1節 1970年代前半における北朝鮮の統一外交政策
第2節 継続する停戦協定
【付録】 南北共同声明